オープンザネクスト(2歳未勝利・牡)
 父リンドシェーバー
 母ターフメビュース
 栗東・目野哲也厩舎
 2002年3月19日生
 成績:0−0−0−1(成績詳細)

総額1,500万円 1口15万円
(うち金券10,000円使用。100分の1口所有)


【2005年1月20日現在】
 一度使った後も、脚元の状態は変わりなく、動きが軽快になって、機敏さが見られるようになった。その分、追い切りの動きも良くなったことが災いして、残念ながら、追い切り後、右前脚の状態が芳しくなく、再度エコー検査を行った結果、復帰は無理との診断が下され、12月25日付けで、乗馬として抹消した。血統的な背景からも、期待が大きかっただけに、本当に残念でならない。これまでのご声援ありがとうございました。なお、精算は2月末を予定しています。


【2004年12月20日現在】
 性格的に素直で、いくらかカリカリしたところがあるため、追い切りをそれほど行わず、12月5日阪神、ダート1200mでデビューした。なかなかのスピードを見せて先行したものの、びっしりやっていない分、終いの粘りが足りず10着だったが、感触は悪くなく、実戦で良さそうなタイプのようだ。レース後は、古傷である、右前裏に腫れと熱を持っているが、これまでの経過からしてもそれほど質の悪いものではなさそう。次走は12月25日阪神、ダート1400mに出走の予定で、変わり身が楽しみ。


【2004年11月19日現在】
 10月21日に入厩した。検疫厩舎で、注射をされるときにかなりびびっていたように、まだ幼くて子供っぽいイメージだ。案の定、馬場ではしばらく物見が激しく、フラフラしていたようだが、相棒たちと日々乗り込まれるにつれて、だんだんしっかりしてきた。基本的には難しいところのない、素直な馬で、11月10日にゲート試験を受け、見事一回で合格した。少し神経質でカリカリしているらしく、身体も細くなってしまったようなので、あまり追い切りで攻めず、早目にデビューすることになりそうだ。


【2004年10月20日現在】
 荻伏共同育成場で調整されている。前月は少しペースを落としていたが、中間は脚元の状態も良く順調に乗り込まれ、10月上旬は通常メニューでキャンター3000m、週1日は15-15を乗られている。「いい走りをするよ。太くないからすぐに仕上がると思う」と育成スタッフ。もう少しトモ幅が出ると良いし、夏を越しての成長度という点ではやや物足りないが、張りは上々で、もうすっかりデキを取り戻した様子。しかし、能力は感じられ、スピード感十分。なお、当初は一旦内地の育成場へ移動する予定だったが、21日に直接トレセンへ入厩することになった。9月25日現在の馬体重は500kg。


【2004年9月17日現在】
 荻伏共同育成場で調整されている。中間は数日Wマシンで様子を見たところ脚元に熱はなく問題なさそうだったので、すぐに調教を再開。順調に進めており、9月上旬はトラックでキャンター2000m、まだペースを落として乗られているが、引き続き脚元の状態はよく、動きも休養前と変わらず元気よく走っている。今後は徐々に元のメニューへと戻していく予定。馬体は太りにくい体質なのか休んだわりにスッキリしすぎの観があり、もっと幅がでてほしい気はするが、毛ヅヤもよく調子自体は良さそうなので、軌道に乗るまでそれほど時間はかからないだろう。8月25日現在の馬体重は485kg。


【2004年8月20日現在】
 荻伏共同育成場で調整されている。中間も週1日ペースで15-15を乗られ、順調に乗り込んでいたが、8月になって右前脚の裏に熱感があった為、パドック放牧のみで様子を見ている。痛みや腫れはないので一時的な疲れとみられるが、13日に獣医に診てもらったところ、熱もとれて「大丈夫」とのこと。近いうちにWマシンで運動を始める予定で、心配ないようだ。馬体はバランスが良く垢抜けているし、動きも申し分ないが、それでも少しトモがゆるい感じなので、まだ成長の余地がありそう。一息入って入厩は遅れそうだが、もう少し待った方が良いのかもしれない。7月25日現在の馬体重は485kg。


【2004年7月20日現在】
 荻伏共同育成場で調整されている。予定どおり6月23日に産地馬体検査を受け、馬名は「オープンザネクスト」に決定した。7月上旬は夏場で少しペースを落としてキャンター3000mくらいの長めを乗り込まれ、週1日は距離を短くして終い15-15で乗られている。「具合はいいし、いつ入れてもよいような感じだけど、入厩はおそらく秋だろうね」と育成スタッフ。まだ入厩については具体的になっていないが、中間も調子は変わりなく、気合いが乗って積極的な走りが目立っている。少し暑くなってきたが、丈夫で元気がいいし、仕上がり良くまったく問題なさそう。6月25日現在の馬体重は485kg。


【2004年6月19日現在】
 荻伏共同育成場で調整されている。中間は調教師の指示で4肢とも装蹄しており、6月上旬はトラックでキャンター2800m、週1日は終い15-15を乗ってドンドン調教を進めている。「身体も出来ているし、やっぱりいい走りをするね。もう入れてもいいくらいのデキだよ」と育成スタッフ。すこぶる順調のようで、スッキリした身体つきで力強いフットワークを見せて走る気満々といった気配である。6月23日に第2回産地馬体検査を受ける予定で、まだ入厩については具体的になっていないが、仕上がり状態はかなり良さそうに見え、心身ともに全く問題なさそうだ。5月25日現在の馬体重は485kg。


【2004年5月20日現在】
 荻伏共同育成場で調整されている。5月上旬はトラックでキャンター2400〜2800mを乗られ、週1日は終いをハロン16〜17秒に伸ばしている。中間も順調に乗り込まれ、育成スタッフも「具合はいいよ。走り方もいいし、仕上がりは早いと思う。あとは入厩予定に合わせてだね」という。また、調教師から「前脚だけ鉄を履かせるよう」指示があり、今後は徐々にピッチを上げていく事になった。まだそんなに強くやっていないが、馬体はキ甲が抜けてスッキリしており、気合い乗りもよくだいぶ仕上がってきた印象。なお、6月下旬に第2回産地馬体検査を受ける予定。4月25日現在の馬体重は490kg。


【2004年4月20日現在】
 荻伏共同育成場で調整されている。3月17日から屋外ダートトラックで乗られるようになり、4月上旬は少しピッチを上げてダク2000m、ハロン18〜20秒のキャンターで2500mを乗られている。「馬っぷりも走りも申し分ないね。いつでも15-15はやれるけど、調教師から『まだしばらくは長い所をジックリ』と指示されているからね」と育成スタッフ。中間も至って順調。調教では自らハミを取って騎乗者が押さえる程で、気合い乗りの良さが群を抜いている。最近は馬体も絞れて難なく仕上がりそうだが、今後も慌てず他馬と一緒にジックリ乗り込んでいく予定。3月25日現在の馬体重は485kg。


【2004年3月19日現在】
 荻伏共同育成場で調整されている。中間も順調に進めており、3月上旬も普段は屋内トラックで軽めキャンター2500mを乗られているが、週2日は450mの坂路を3本、ハロン20秒くらいにペースを上げている。村下氏も久々に調教を見て「こんなに良くなるとは思わなかったよ」といい、馬体は前月からそんなに変わった感じはしないが、乗り込まれてスッキリした身体つきになり毛ヅヤも良好。馬っぷりが目立つし、調教でも気合い乗りがよく、しっかりした動きを見せている。心配な面もなく順調そのもので、今月末頃から屋外馬場で徐々にピッチを上げていく予定。2月25日現在の馬体重は495kg。


【2004年2月20日現在】
 荻伏共同育成場で調整されている。中間は徐々にピッチを上げており、2月上旬は屋内トラックでダク2000m、軽めキャンター2500mを乗られ、週2日は450mの坂路で少しペースを上げて3本乗られている。「上も走りそうだったけど、これもけっこう身体があるし走りそうだね」と育成スタッフ。好馬体。胴伸びがあって馬格に恵まれ、張りのあるしっかりした身体つきで、馬は良くなっている。調教でも重心の低い力強い動きで、思ったより硬いような面もなく、気性も全く心配ないようだ。最近はかなり大人っぽく見え、出来の良さが目立ってきたように感じる。1月25日現在の馬体重は495kg。


【2004年1月20日現在】
 荻伏共同育成場で調整されている。中間は12月中旬より軽めのキャンターを乗り始めた。しばらく屋内トラックと450mの坂路を併用して2000m程乗られ、年末から冬休みに入り、年明けは12日より調教を再開している。馬体はそんなに変わらないが、身体つきは良くなったし、胴伸びがあって馬っぷりの良さが目をひく。今はやや胴長な体型に見えるが、母系特有の素晴しいトモの造りをしており、おそらく短距離向きではないだろうか。調教の動きは多少硬さはあるものの、トモの蹴りが力強く、キビキビしていて、気性面も以前よりしっかりしてきたようだ。12月25日現在の馬体重は490kg。


【2003年12月19日現在】
 本馬は通いでなく滞在して調教していくことになり、11月11日に荻伏共同育成場に移動した。中間はブレーキングも順調に進み、下旬には屋内トラックで乗り始め、12月上旬は先に乗っている馬たちと一緒に常歩、ダクを乗られている。当歳時から本馬を見ている場長も「良くなってきたね」と。半兄も初仔ながら雄大だったが、本馬も胴伸びの良い好馬体をしており、母の産駒は馬っぷりがいい。まだ慣れていないこともあるが、調教ではわりとヤンチャっぽく見え、キビキビした軽快な動きで父の産駒らしい雰囲気。身体もしっかりしていてスピードがありそうだ。11月25日現在の馬体重は490kg。


【2003年11月20日現在】
村下農場で放牧されている。11月上旬も放牧と1時間の引き運動を行っている。「なぜか写真だとけっこう細く見えるけど、実物は幅もでてコロンとした感じでだいぶ成長したな。牝馬と違って男馬は骨があるし、体重もそこそこあるんじゃないかな。運動の成果で、今の時期にしては毛ヅヤは最高で食いも良く、今のところ取り立てて心配なところはないね。好状態をキープして育成に入れそうだよ」と村下氏。最近はトモの踏み込みに力強さを増して、キビキビとした動きも目立ち、スピード非凡な血統的な良さが感じられる。本当にしっかりしてきた。


【2003年10月24日現在】
10月上旬も村下農場で放牧されている。「今は順調に引き運動をこなしているし、馬も良くなってきたな。食いもいいから身体もムキムキしてきて、やっと軌道に乗ってきた。体力もだいぶついてきたから、フェルティの馴致が終わり次第、育成場に移動させるよ」と村下氏。前月より馬体は毛ヅヤの良さが目立ち、前後躯が張りのある逞しい身体つきになり、ようやくこの馬本来の姿になってきた。特に大きな馬ではないが、やはり男馬だけあってパワフルさがみなぎっている。動きは元々、軽快でしなやかな身のこなしをしており、それに加え力強さがでてきて、キレの良いフォームを見せている。


【2003年9月25日現在】
 9月上旬も村下農場で放牧されている。「先月、ざ跖したところが固まるのに思ったよりも長引いてしまって、今もまだ放牧だけなんだ。それで馬体に少し張りがないんだ。でも近々、引き運動を再開できるし、すぐに良くなってくると思うよ。成長は順調で馬格は普通より少し大きいくらい。それに均整がとれていて、素材はいいね。今後も焦らず進めていくよ」と村下氏。放牧地では闘争心むき出しで他馬と相撲をとる姿は頼もしく、もう心配ない様子。走る姿は動きが大きく、しなやかな身のこなしをしており、好感が持てる。


【2003年8月25日現在】
 8月上旬も村下農場で放牧されている。「7月末から引き運動を再開して、順調だったんだけど、1週間程やってざ跖してしまったんだ。念の為にまだ放牧だけで休んでいるんだ。女馬より男馬の方が一般的に踏み込みが強いので、蹄の削れる量の違いもあるのかな。性格は悪くないんだけど、展示会に連れて行った時でも前ガキしたり、少し落ち着きのない素振りだった。メジャープラネットも頭にくると立ち上がったり、この血統は少し難しいところがあるな。成長力のある血統だから、心身共にまだ相当変わってくると思うよ」と村下氏。


【2003年7月25日現在】
 7月上旬も村下農場で放牧されている。「成長を促す為、今は引き運動は休み。3ヵ月続けたし、馬は鍛えるだけがいいわけじゃないからな。ちょっとフックラしたけど、食いがいいからまだまだ大きくなると思うよ。兄メジャープラネットはトモがしっかりしているし、パーツはいいんだけど少しアンバランスのところがあった。それに比べれば均等に成長していて、順調だよ」と村下氏。馬体は最近もそれほど太ってこないが、バランスが良く、胴伸びがでてきたし順調に成長している。筋肉質で無駄肉のつきにくいタイプのようで、すっきり映るが、骨格はしっかりしており、丈夫そう。


【2003年6月25日現在】
 6月上旬も村下農場で放牧されている。「最近、青草がついてきてだいぶ肉もついたけど、運動をしているからボッテリ感はないし、引き締まっているな。特にトモがしっかりしてきたけど、今のところは全体的にバランス良く成長しているね。ただ、メジャープラネットも後から成長して思ったより大型馬になったし、これはけっこう飼葉を食うから、まだ変わってくるんじゃないかな。堅実なタイプで丈夫に長く活躍してくれると思うよ」と村下氏。馬体はここにきてグッと実が入ってきた感じがして、だいぶ男馬らしく迫力がでてきた。それにつれて歩様にも力強さが目立ち、着々とパワーアップしてきた。


【2003年5月23日現在】
 5月上旬も村下農場で放牧されている。「男馬なので、おとなしいことはないから少し時間はかかったけど、馴致はほぼ完了したね。最近はそんなに大きくはなっていないけれど、ギュッと締まって競走馬らしい身体つきになってきたな。でも今の時期ならもっとデブさが欲しいし、少し食い込ませるつもりだよ。タイプとしては上のバクシンオーほど逞しくないし、結構動きが大きいから中距離くらいが向きそう。先日、調教師が見ていって喜んで帰っていったけど、運動をあと1ヵ月も続ければガラッと変わってきて、さらに良くなりそうだよ」と村下氏。


【2003年4月25日現在】
 4月上旬も村下農場で放牧されている。「3月下旬から毎日20分間の引き運動を始めたんだ。今ぐらいの時期になると男馬は力をつけてきて、どうしても気の悪さがでてくるんだ。でも慣れてくればビシッと歩くから心配していないよ」と村下氏。引き運動での歩様を見ると柔軟性は十分だし、とてもしっかりしていて、踏み込みにも力強さが感じられる。前月に比べるとゆっくりと伸びている分、大きく変わった感じはないが、以前よりもボリューム感を増したようで、あともう少し上に伸びてくればさらに格好が良くなりそう。


【2003年3月25日現在】
 3月上旬も村下農場で放牧されている。「今月下旬頃から、引き運動を始める予定でいるけど、肉がついてだいぶ太くなってきたし、Blood-25よりこっちの方がやり甲斐がありそうだね。鍛えてムキムキの身体にしてやるよ」と村下氏。中肉中背の馬体だったが、最近は胴伸びもでてきて徐々に雰囲気が変わりつつある。それに相変わらず首さしの力強さが目につき、成長期のこの時期にしては見栄えがする。引き締まった筋肉は弾力性に富んでおり、いかにも良質といった感じ。暖かくなって運動量が増え、気が強い面も感じられるようになり、牡馬らしく逞しく成長してきた。


【2003年2月25日現在】
 2月上旬も村下農場で放牧されている。「大きさはまだ普通くらいだけど、初仔のBlood-19も後からグングン成長して今では520kg近くあるので、この馬も平均以上にはなりそうだね。血統的にもしっかりした母系の裏付けがあって、まだこれから変わってくると思うから、期待しているんだ」と村下氏。相変わらず他馬が大きい為、馬体はあまり大きくは見えないが、深みのある胸前は逞しいし、骨格が良い。身体つきも大人っぽく見え、この時期としては良くまとまっており、成長は順調だろう。走る姿を見てもトモがしっかりしていて、動きの良さが目立っている。


【2003年1月26日現在】
 1月上旬も村下農場で放牧されている。「顔はリンドにそっくりだし、全体に種馬を絵に描いたような感じだね。丈夫だったらオープン級の力があると思っているエーピーライジンにも良く似ているし、けっこう期待しているんだ」と村下氏。馬体は放牧地の中にいる大きな2頭を除けば、その次に大きく、やはり発育ぶりは順調のようだ。しっかりした身体つきは骨格の良さを感じさせ、バランスの良さも申し分ない。動きも柔らかく力があって、馬格の良さと合わせて実に素材に恵まれている。成長とともに身体が出来てくれば、やはり目立ってくるだろう。


【2002年12月20日現在】
 12月上旬も村下農場で放牧されている。「馬はくずれていないし、順調に成長しているよ。大きすぎる2頭を別にすれば背丈はある方だし、今の時期にこれだけあれば十分だよ」と村下氏。馬体は前月と大きさはあまり変わらないが、身体つきはボリュームがあってドッシリとしている。力のありそうな動きをしており、キビキビとしたトモの動きにも母系の良さが見え、スピード色豊かな印象を受ける。この時期にしてバランスの良さが目立ち、素材はしっかりしており、力強く成長していきそう。


【2002年11月25日現在】
 11月上旬は村下農場で放牧されている。「放牧地の5頭の中では2頭がかなり大きいので一見小さく見えるけど、普通の大きさだよ。けっこう飼葉食いもいいのでまだまだ大きくなると思うけど、競馬に行って460〜470kgぐらいかな。メビュースの仔はまだ2頭だけしかとっていないけど、現役時代420〜430kgで競馬をしたわりには大きい仔を出すね。それに種馬の特徴を良く伝えるようで、首さしから全体的に体型はリンドシェーバーにそっくりだよ。Blood-19に比べて伸びがあって、バランスもいいね。1800m前後の中距離ぐらいで持ち味を発揮しそうだよ」と村下氏。


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