グローバルテイオー(4歳500万下・牡)
 父トウカイテイオー
 母サンライトコール
 栗東・星川薫厩舎→藤原英昭厩舎
 1998年4月17日生・鹿毛
 成績:1−1−0−7(成績詳細)

総額1575万円・1口157,500円
(100分の1口所有)

愛馬レポート


【2002年10月】
 9/1〜10 ボクトリーホースランチにて。常歩20分。ダク1800m。キャンター1800〜2400m。坂路2本。

 9/11〜30 右前脚屈腱炎が判明、運動中止。馬体重524kg(前月比+2kg)。

 やっと順調さを取り戻してきたので、ペースを上げてみた。BTCで15−15を行なっていたのだが、9月10日のトレーニング終了後に右前脚に熱感と腫れが見られるようになってしまった。すぐに冷やすなど熱をとる治療を行ない、BTCでエコー検査を行なった結果、屈腱炎という診断だった。その後は熱感や腫れは大分良化はしているが、15−15程度の調教で屈腱炎を発症してしまったという事では、競馬を使う前の追い切りでは到底持たないだろうという見解だった。以上の事も踏まえて藤原調教師と相談した結果、現役復帰を諦め、引退する方向で話を進めている。


【2002年9月】
 8/1〜31 ビクトリーホースランチにて。常歩20分。ダク1800m。キャンター1800〜2400m。坂路2本。馬体重522kg(前月比0kg)。

 本馬に関しては正直、本当に手を焼いた。先月のレポートでも報告したようにアクシデントが多すぎて、なかなかトレーニングが進まないのである。しかし、それもやっと解消し、8月はメニュー通りにカリキュラムを消化できた。月、水、木、土曜日はビクトリーホースランチで調整程度で乗っており、火、金曜日はBTCで坂路2本を15−15で駆け上がっている。順調にトレーニングを消化するようになってからは、本馬自身もトレーニングに前向きになってスムーズに進んでいる。この状態が続けば、帰厩もそう遠くないのではないだろうか。


【2002年8月】
 7/1〜12 ボクトリーホースランチにて。常歩20分。ダク1800m。キャンター1800〜2400m。

 7/13〜21 放牧休養。

 7/22〜31 ウォーキングマシーン30分。軽い乗り運動。馬体重522kg(前月比+14kg)。

 順調に進む期間が短く、なかなか思うようにトレーニングが出来ない。ようやくトレーニングも軌道に乗り始めたと思っていたのだが、7月中旬に右前肢の繋ぎの裏部分にケイクンと言われる皮膚病になってしまった。普通ならこの時期には発症しないものだが、コースなどにそういう菌が潜んでいてかかってしまったのだろう。乗り運動終了後も皮膚病予防のシャンプーなどでしっかり手入れをしていただけに、どうして発症してしまったのかは不明である。元来、育成のため牧場から移動してきた若い馬よりは、競馬場から休養で来ている馬の方が掛かる率は高いとの話だが、それも定かではない。7月22日からは乗り運動を再開したが、今度は順調に進んで欲しいものである。馬体は張りがあって大きく見せるようになってきているが、うるさくもなってきた。


【2002年7月】
 6/1〜30 ビクトリーホースランチにて。常歩20分。ダク1800m。キャンター1800〜2400m。馬体重508kg(前月比−4kg)。

 5月中旬以降は筋肉痛で順調さを欠いてしまったが、今月から乗り運動を再開している。24〜25秒の軽めキャンターで乗っており、やや硬めながらもリラックスした動きを見せている。中旬からは週に2回BTCへ通い、屋内坂路コースなどで調教を行なっている。暑い日も増え、肌荒れや皮膚病も心配な季節になってきたので、手入れの時には消毒液や皮膚病予防のシャンプーを使用して充分に注意を払っている。


【2002年6月】
 5/1〜16 ビクトリーホースランチにて。常歩20分。ダク1800m。キャンター1200〜1800m。

 5/17 患部の治療、放牧休養。

 〜5/31 ウォーキングマシーン30分。馬体重512kg(前月比−2kg)。

 やっと順調さを取り戻してきた本馬だったが、5月中旬から肩と脇腹などに筋肉痛を発症、また、右前の深管を気にするような仕種を見せたため、乗り運動を中止して治療と休養に充てた。痛い箇所を庇いながらトレーニングを行なったため、負担が掛かったのかもしれない。筋肉痛の箇所にはマイクロレーザー、深管の部分にはレーザー治療を施し、下旬からは再びウォーキングマシーンによる運動を開始したが、しっかりとした馬体に戻るのは、もう少し時間が掛かるかもしれない。


【2002年5月】
 4/1〜30 ビクトリーホースランチにて。常歩20分。ダク1800m。キャンター1200〜1800m。馬体重514kg(前月比−22kg)。

 先月まではダクのみで進めていたが、今月からは軽めながらキャンターを追加している。随分と長い休みになってしまったが、まだ息遣いなどはできていないが、それでもキャンターを乗るようになってからは、全ての面でスムーズに進むようになってきた。キャンターの距離は、上旬までは1200mで乗っていたが、中旬からは1800mに延長している。飼い葉もきっちり食べており、それが実になってきたので馬体にも徐々に張りが感じられるようになってきた。


【2002年4月】
 3/1〜17 ビクトリーホースランチにて。ウォーキングマシーン15分。パドック放牧2時間。

 3/18〜20 常歩20分。

 3/21〜31 ダク1200〜1400m。馬体重536kg(前月比−12kg)。

 随分長い休養となってしまった本馬も、やっと乗り運動を再開した。まずは常歩で様子を見ていたが、問題なしという事で3月21日からダクを追加している。馬体は相変わらず雄大だが、トモなどの筋肉は落ちているので、これから乗り運動を続けながらバリバリ飼い葉を食わせ込んでいきたい。元気が有り余っている様子で、走りたがっているという感じは随所に見られる。今はもっと張りのある体づくりを目標にしたい。


【2002年3月】
 2/1〜28 ビクトリーホースランチにて。ウォーキングマシーン15分。パドック放牧2時間。馬体重548kg(前月比−2kg)。

 これといった問題もなく、のんびりと過ごしている。本馬自身は元気なので、体を持て余しているようだ。しかし、急に乗り出すと脚元に負担が掛かって骨膜が出たりするので、焦らずに背中に負荷を掛けないようにウォーキングマシーンによる運動を行なっている。やはり運動を行なうようになってからは、徐々に馬体にも張りが出てきた。


【2002年2月】
1/1〜17 ビクトリーホースランチにて。舎飼い・パドック放牧2時間。

1/18〜31 ウォーキングマシーン15分。パドック放牧2時間。馬体重550kg(前月比+8kg)。

 経過も順調で、本馬自身も元気一杯である。今月もパドック放牧2時間を行ない、18日からはウォーキングマシーンによる運動を追加した。手術した箇所は腫れも熱もなくなってきたので、もう大丈夫ということだろう。本馬にしてみれば走りたくて仕方がないという感じだが、これはある程度時間も必要なので、本馬の状態を見ながら乗り運動の時期を決めることにしている。


【2002年1月】
 先月は両後脚飛節の内側の骨片摘出手術を行なったりして大変な月だったが、術後の経過は良好で順調に快復している。先月から舎飼いされていたが、12月17日よりサンシャインパドックで2時間程の放牧を行なっている。舎飼い中は、順調に回復してくると、うるさいところが見られるようになってきた。乗るまでにはもう少し時間が掛かると思うが、原因も分かり解決したので、これからはぐんぐん良化するだろう。


【2001年12月】
11/1 ビクトリーホースランチにて。

11/5 両後脚飛節の内側の骨片摘出手術。

〜11/30 舎飼い

 先月下旬に両後脚飛節の内側に骨片が飛んでいることが判明した本馬。このため5日にその骨片を摘出する手術を行ない(結果、両脚の骨片除去手術を施した)、舎飼いとなっている。今考えて見ると調教を積んで競馬を使っていたが、どうしてもトモが今ひとつしっかりしてこなかったという事を聞いていたので、もしかしたらそれが影響していたのかもしれない。


【2001年11月】
10/1〜29 ビクトリーホースランチにて。常歩30分。ダク1000〜1800m。キャンター1800〜2400m。馬体重538kg(前月比+18kg)。

10/30 レントゲン検査。

10/31 舎飼い。

 今月もハロン20秒位のキャンターで乗り込んだ。キャンターへ映る前にはコズんだりしないように常歩、ダクによる運動を行なった。馬体の張りも大分戻ってきたように感じていたが、当育成場の担当者は本馬自身の良化度合いについて疑問を持っていた。歩様に乱れが生じたり、跛行を見せた訳ではないが、後驅の筋肉の付きが悪いなどの理由から30日に念のための意味でレントゲンを撮った。その結果、両後脚飛節に骨折が判明した。診断では特に左脚は大きな骨片がとんでおり、除去手術を行うことになった。右脚の方は骨の密度が薄いため(左脚も同様)の疲労骨折ということになった。いずれも前走時に発症したものと思えるが、断定はできない。骨折の程度は重いものではないが、手術をする事を考慮すると、しばらく時間を要することになる。


【2001年10月】
9/1〜30 ビクトリーホースランチにて。常歩30分。ダク1000〜1800m。キャンター1400〜2000m。

馬体重520kg。

 先月は競馬を使った後、腰に疲れが見られたためビクトリーホースランチへ移動してきた本馬。今月前半は常歩のみのトレーニングで疲れを取ることに終始した。その後はハロン20秒位のキャンターで1800m程乗っており、大分良化してきた。馬体の張りも戻ってきたので、全体に良化しているように感じる。帰厩はもう少し先になりそうなので、もう少し当牧場でしっかりした体を作っていく方針である。


【2001年9月】
8/3 札幌競馬場在厩。

8/4 調教 助手 函館ダ良82.0−66.9−53.6−40.5−13.3 D馬なり。

8/8 調教 助手 函館ダ良66.0−52.2−40.3−14.1Dゲート一杯。

8/12 レース 1回札幌4日目7R晴・良 500万下芝1200m。16頭立て11着。1分10秒3。芹沢(55)。492kg(+2)。

8/19 ビクトリーホースランチに移動。

〜8/31 ダク1800m。キャンター1800m。

 8月2日に競馬場入りし、12日のレースに出走。復帰戦となった(芝)1200m戦であるが、やはり本馬の適性距離は短い方がよりベターと思える。勝ち馬からの差は1秒以内で入線しており、この距離ならクラスが上がっても充分に好戦可能と思われる。しかし、結果的に急遽の出走が応えたのか、レース後、腰に疲れが出た。とはいってもごく軽いもので、何ら心配は要らない。19日にビクトリーホースランチに放牧となったが、それなりに収穫はあった。移動後も乗り運動は続けており、休養期間は、おそらく2〜3ヶ月も必要ないであろう。


【2001年8月】
7/1〜31 ビクトリーホースランチにて。ダク600〜1000m。キャンター140〜2000m。

8/2 札幌競馬場に帰厩。

馬体重534kg(前月比+2kg)。

 BTC中心で乗り運動を続けている。BTCでは600mのダートトラックや屋内坂路、そして1600mのダートなどいろいろなコースでトレーニングを行なっている。キャンターのスピードも徐々に上ってきており、中旬以降は週に1度は1600mのダートコースで5ハロンを18〜19秒、上がり3ハロンを15秒のペースで追っている。思ったより馬体はスッキリとしており、このペースで調教が進んで行けば更に引き締まってくるだろう。8月2日に札幌競馬場に帰厩することになった。


【2001年7月】
6/1〜30 ビクトリーホースランチにて、ダク2000m、キャンター2400〜3000m、坂路コース。

 今月から週2〜3回BTCに通いながらトレーニングを行なっている。BTCではハロン20秒ほどのキャンターを行ない、屋内坂路コースや屋内ダートコースで18〜20秒のペースで走っている。飼い葉の喰いも良好で馬体重も増えており、馬体の張り、毛艶ともに良い状態となっている。力強いフットワークを見せるようになってきており、帰厩へ向けてピッチを上げて進めている。


【2001年6月】
5/1 栗東トレセン在厩。

5/2 調教 千田 栗東CW良80.8−66−5−52−4−39.3−13.1 D追って一杯。テンザンセイザ(3歳500万)一杯の内先行4F付0.1秒遅れ。

5/6 レース 1回福島6日目9R晴・良 こけもも賞 混合・3歳500万下 芝2000m。10頭立て8着。2分04秒7。千田(55)。490kg(−4)。

5/11 ビクトリーホースランチへ移動。

5/12 ビクトリーホースランチにて。

〜5/14 放牧休養。

5/15 ダク1000〜2000m。キャンター1200〜2400m。馬体重510kg。

 ソエも良くなり、再び福島に駒を進めた。コースでの調教も上昇一途の動き。距離的にも本当に適性があるかどうか正念場となったが、道中は引っかかり、良いところを見せられなかった。やはり距離が延びるとペースも落ち着くからであろうか。それだけなら良かったが、レース後右肩に不安を発症。骨膜炎とのことで5月11日に北海道のビクトリーホースランチに放牧に出した、症状は大したことはなく、移動後は2〜3日休んだだけで運動を再開している。早ければ北海道シリーズで復帰できるかもしれない。


【2001年5月】
4/1 栗東トレセン在厩。

〜4/10 熱発のため、中間軽めの調整。

4/11 調教 助手 栗東CW良85.8−68.1−52.8−38.6−12.7 F馬なり。クライシスビート(3歳未勝利)叩き一杯の内先行5F付0.4秒先着。

4/18 調教 助手 栗東CW良53.0−38.4−12.3 G一杯。クライシスビート(3歳未勝利)稍一杯の外同入脚劣。

4/21 レース 1回福島1日目9R曇・良 ゆきつばき賞3歳500万下・芝1800m。15頭立て8着。1分51秒3。千田(53)。494kg(−4)。

〜4/30 軽めの調整。

 ゆっくりではあるが、良化には向かっている。いろいろなレースを使ってみて適性をみようとの事から、福島では(芝)1800mのゆきつばき賞を使った。前半は引っかかって直線で伸びを欠いたが、それだけに収穫は十分。本質的には短距離向きと思われるが、この内容ならば克服は充分に可能。大負けするタイプではなく、堅実なレース内容を繰り返している。それだけにワンステップずつ階段を上るように力をつけていくであろう。


【2001年4月】
3/1 栗東トレセン在厩。

〜3/13 軽めの調整。

3/14 調教 調教師 坂路コース53.6−38.7−25.8−13.3 叩き一杯。インビジブルタッチ(3歳500万下)叩き一杯に0.2秒遅れ。

3/18 調教 助手 栗東CW不44.6−13.7 H馬なり。

3/21 調教 武幸 栗東CW良86.5−70.4−55.4−41.2−11.8 H一杯。テンザンセイザ(3歳未勝利)一杯の外先行同入。

〜3/31 熱発のため、中間軽めの調整。

 初勝利の豪快さが影を潜めたような近走である。確かに勝ち時計は物足りないものであったが、今ひとつパンチ力がないのも事実。短いところでの勝利だったが、先入観にとらわれず長いところも使っていき、あらゆる可能性を探って本馬の適性条件を見つけていく。もっとも、パンとした万全の状態で走った事は意外と少なく、まだ体の割りにパワーが伴っておらず、その意味でも本格化するのは秋以降、古馬になってからではないかと思われる。


【2001年3月】
2/1 栗東トレセン在厩

2/4 調教 助手 坂路コース58.9−41.9−26.9−13.2 馬なり。テンザンセイザ(3歳未勝利)馬なりに0.2秒先着。

2/7 調教 助手 坂路コース54.7−40.0−27.2−14.3 一杯。マッキーオペラ(3歳未勝利)一杯に0.7秒先行0.6秒遅れ。

2/11 レース 2回京都6日目6R晴・良 500万下ダート1200m 8頭立て7着。1分14秒3。福永(55kg)馬体重500kg(増減無し)

2/21 調教 石橋 坂路コース54.2−39.9−26.8−13.7馬なり余力。エンプリスニセイ(新馬)一杯を1.3秒追走0.6秒先着。

2/25 レース 1回阪神2日目7R晴・稍 3歳500万下ダート1200m。16頭立て10着。1分13秒9。石橋(55kg)。馬体重498kg(−2)。

@本日坂路コースで追う。まずまずの出来。今週の京都(ダ)1200mに。頭数も少なくソコソコには来れる。
A前に行ってしまったが、今後にはいいだろう。レース後も順調で来週の予定。星川師の引退日でもあり、何とか良いところを。
B坂路で追う。芝は脚元の事もあり少し不安。今週の(ダ)1200mの予定。何とか星川師の引退に花を添えて欲しいものだが。
C時計的に少し足りないところがあるのか。順調に使えていけばそのうちに良いところがあるはず。レース後も順調。


【2001年2月】
1/1 栗東トレセン在厩

1/3 調教 助手 坂路コース63.9−46.1−29.5−14.5 馬なり。

1/4 調教 助手 坂路コース53.1−39.2−26.6−13.8 強め

1/8 調教 助手 坂路コース61.5−44.5−29.4−15.0 馬なり
               61.1−44.7−29.5−15.0 強め

1/11 調教 助手 坂路コース57.2−40.6−26.0−13.1 インビジブルタッチ(3歳未勝利)一杯を0.9秒追走頭先着。

1/13 レース 1回京都5日目4R曇・稍 3歳500万下ダート1800m 10頭立て7着。1分57秒3。福永(55kg) 馬体重500kg(増減なし)

1/17〜19 プール調整

1/28 調教 助手 坂路コース59.6−43.8−29.3−15.1 馬なり。

1/31 調教 助手 坂路コース 56.2−40.5−26.4−13.6 一杯。シルキーファング(3歳500万)一杯に0.3秒先着。

 ソエは完治していないが豪快な動き。6日目の寒梅賞(ダ1400m)の予定。
 坂路コースで先日いい動き。今週の1800ダの予定。距離は心配ないとのこと。
 敗因はひっかかった為か。距離に対しては未だに未知数。
 まだ少しソエを痛がっている。坂路コースで軽め。プールも併用。3、4週目に小倉に行くかも。
 ソエは良化。今週の特別に登録しているが、今のところは未定。調子は平行線。


【2001年1月】
12/1 調教 調教師 坂路コース54.2−38.8−25.4−12.7 一杯。

12/6 調教 調教師 坂路コース52.5−38.1−25.4−12.9 末一杯。シルキーファング(3歳500万)叩き一杯に0.8秒先行0.6秒先着。

12/9 レース 5回阪神3日目1R晴・良 父内国産3歳未勝利ダート1200m。8頭立て優勝。1分14秒8。福永(54)。500キロ(−2)。

12/30 調教 助手 坂路コース57.2−41.6−27.5−14.0 馬なり。

 まずは順当勝ちを収めた。ソエが出ていたため、直線では内にもたれて追い辛かったことはあるが、完勝と言える内容だった。まずはソエを完全に治してから、レースを選んでいく予定。距離延長と芝での走りに対しての不安は、逆に未知数の楽しみと言えるだろう。1回京都後半あたりを予定している。


【2000年11月】
11/ 1 調教 塩村 坂路コース計測不能−38.6−26.2−13.6 一杯。ロンバードシチー(四未勝利)一杯に0.1秒遅れ。

11/ 5 レース 5回京都2日目5R晴・良 3歳新馬ダート1400m。1分28秒2。15頭立て9着。塩村(54)。494キロ。

11/15 調教 塩村 坂路コース53.8−38.8−25.5−12.8 一杯。インビジブルタッチ(新馬)一杯を0.3秒追走0.4秒先着。

11/19 レース 5回京都6日目3R晴・良 3歳新馬ダート1400m。1分27秒8。9頭立て2着。塩村(54)。502kg(+8)。

〜11/30 軽めの調整。

 11月5日に迎えたデビュー戦は、ダッシュが付かなかったものの、直線の脚は目立ったものがあった。一度使われて気合いも一変。坂路コースでの調教も終い12秒台と、本馬としてはベストの時計。折り返しの新馬戦では、ダッシュも良くなり、直線も鋭く伸びて2着。「もう少し距離は長い方がいいです」と塩村騎手のコメント。片目が開く日も近いはず。


【2000年10月】
10/ 1 栗東トレセン在厩。

〜10/14 軽めの調整。

10/15 調教 調教師 坂路コース55.1−39.9−26.5−13.6 馬なり。インターアプローズ(古500万)馬なりと同入。

10/19 調教 調教師 坂路コース53.3−39.4−27.1−14.3 一杯。シルキーファング(三未勝利)叩き一杯に0.5秒先行0.3秒先着。

10/25 調教 助手 坂路コース56.1−39.7−26.1−13.7 叩き一杯。ハイファッション(古900万)叩き一杯に1.5秒先行0.2秒遅れ。

10/27 調教 助手 坂路コース59.9−45.0−31.2−16.3馬なり。

10/29 調教 助手 坂路コース65.4−45.8−26.6−13.1 馬なり。マッキーオペラ(新馬)馬なりに0.1秒遅れ。

 本来ならば10月の京都開催でデビュー予定であったが、9月下旬に脚をぶつけてしまい、1開催延びてしまった。幸いにもぶつけた個所の腫れはすぐに引いたが、調教を足すんだ事もあり、11月の5回京都開催に目標を変更した。坂路コースでの動きからは、終いを生かすよりテンから一気に行くタイプと思える。ポン駆けも効くタイプと思え、初戦から楽しみである。


【2000年9月】
9/ 1 栗東トレセン在厩。

9/10 調教 坂路コース56.5−41.5−28.1−14.5 馬なり。

9/14 調教 坂路コース54.8−41.3−28.4−15.2 馬なり。ロンバードシチー(4歳未勝利)馬なりに0.3秒遅れ。

9/20 調教 坂路コース55.0−40.4−27.9−14.8 一杯。シルキーファング(新馬)馬なりに0.5秒先行、0.4秒遅れ。

9/24 調教 坂路コース54.5−40.2−26.6−13.6 一杯。

9/27 調教 坂路コース53.5−40.0−27.5−14.6一杯。シルキーファング(新馬)一杯に0.3秒先着。

〜9/30 調教中に右前脚をぶつけたため、馬房内休養。

 ゆっくりゆっくりと仕上げられ、いよいよ京都開催でデビューとなるが、初戦から楽しみは充分にある。確かに500kgを超える大型馬であるが、トモの張りは素晴らしく、ダート戦ならば特に破壊力は際立つのではないだろうか。調教の動きも良く気性もピリッとしたものがある。27日の調教中に右前脚をぶつけるアクシデントのため、デビューは少し遅れてしまったが、とにかく楽しみな一頭である。


【2000年8月】
8/1〜22 栗東トレセン在厩。コースで軽めキャンター、ゲート練習。

8/23 調教 栗東Eコース・良 計測不能 ゲート馬なり。

8/30 調教 栗東Eコース・良 15.8 ゲート馬なり。

8/31 調教 栗東Eコース.良 12.6、13.9、15.9 ゲート強め。

 顔の傷も完治して、元気に調教を積んでいる。動きもなかなかのもので、キャンターの脚捌きも大型馬とは思えないほど素軽く、器用なものを見せている。まだ馬体が太く、デビューは京都開催にズレそうだが、脚元の不安も全くなく、大型馬ながら初戦から動くタイプと思え、いきいなりからの好走を期待したい。


【2000年7月】
7/1〜31 栗東トレセン在厩。コースで軽めキャンター、ゲート練習(上旬に顔を負傷したため、運動を休止)。

 この夏にデビュー予定であったが、顔面に傷を負い(水桶でいたずらした為)調教を休んで一からの出直しとなり、秋のデビューに変更となった。今は調教を再開して長めを乗り込んでいるが、大型馬(500kg近い)故にゆっくりと進める予定。母同様、飛びが大きく、爆発的なスピードを秘めていそう。


【2000年6月】
6/1〜30 栗東トレセン在厩。コースで軽めキャンター、ゲート練習。

 母があまり体質的に強くなかったことから少し心配したが、それはとりこし苦労に終わった。ただ、6月中旬に厩舎の馬栓棒をくぐり、腰を痛めたのではないかとヒヤッとしたが、すぐに調教を再開でき、事無きを得た。今後、札幌に行くか小倉に行くかはまだ未定である。


【2000年5月】
5/1〜7 五輪共同育成センターにて、常歩2,000m、ダク2,400m、キャンター1,600m。

5/8 栗東トレセンへ向け出発。

5/10 栗東・星川厩舎に入厩。

5/11〜31 軽めの調整。

 5月10日に栗東の星川厩舎に入厩。とにかく顔の大きな馬というのが第一印象。馬体の大きさ(顔も)はともかく、乗り味はなかなかのもので、3歳馬らしからぬと評判である。順調に来ており、このままいけば小倉か札幌でデビューできそう。


【2000年4月】
4/1〜30 五輪共同育成センターにて、常歩2,000m、ダク2,400m、キャンター1,600m。

体高164cm  胸囲186cm
管囲21.0cm 体重512kg

 順調にトレーニングを消化している。屋外コースで1ハロン23秒位のキャンターで、ラスト800mは20秒程で乗っている。中間、右飛節の下の部分を打撲してしまい、5日間運動を休んだが、その後も順調に乗っているのでご心配なく。膝を打撲してしまったりとワンパク振りがなだ抜けていないが、トレーニングを消化するに従い、腹目もすっきりして競走馬らしくなってきたのは好材料である。馬体重は512kg。


【2000年3月】
3/1〜31 五輪共同育成センターにて、常歩2,000m、ダク1,800m、キャンター900m。

体高164cm  胸囲186cm
管囲21.0cm

 元気一杯にトレーニングを消化している。今月は屋外の本馬場を使って乗り運動を行った。まだコースが硬いのでキャンターはごく軽めで行っているが、本馬のような大型馬は広々とした屋外コースの方が走り易そうである。中間、元気があまったのか馬房で左膝を打撲してしまい、3〜4日程トレーニングを休んだが、その後は問題なくトレーニングを消化しているのでご心配なく。馬体は相変わらず大きいが、変な筋肉のつき方はしていないので、太過ぎるということはない。


【2000年2月】
2/1〜29 五輪共同育成センターにて、常歩2,000m、ダク2,400m。

体高164cm  胸囲186cm
管囲20.5cm 体重518kg

 今月はウッドチップの坂路コース中心に乗り運動を行った。本馬を見ていると4歳の休養馬みたいな感じがするように大きな馬である。トレーニングはダクのみで行っているが、さすがにダイナミックさがあり、動きも良好である。2月14日には本馬を管理する星川調教師が訪れ、本馬の良化振りに驚いて帰られた。本馬のような馬は屋外の広いコースで乗った方がストレスも溜まらずに良いと思う。 


【2000年1月】
1/1〜31 五輪共同育成センターにて、ダク2,000m。

 五輪共同育成センターでダク2000mを乗っている。思いっきり雪でも降って積もってくれれば屋外のコースも使えるのだが、そこそこ降ってもすぐに雨が降ったりしてそのまま凍結してしまうので、屋内運動場でのトレーニングが多い。しかし、今はキャンターでビュンビュンという時期ではなく、むしろ口向きをつくる事の方が重要なので、ちょうど良いのかもしれない。相変わらず大きな馬体も、気性面ではまだ少し幼いのかヤンチャな面は見られるが、トレーニングに差し支えるようなことはない。母が終生泣かされた脚元もまったく不安はなく、このまま無事にいってほしい。


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