29 そぼQ そぼくな質問 保育園で弾くピアノ伴奏は… 2003年10月15日 2003年版へ戻る
そぼQ コラム はぁ〜? 何かが違うで。
そぼQ インフォメーション 阪神タイガース・ファン の方は…

≪そぼQ そぼくな質問≫
質問:保育士1年生 さん
保育園で弾くピアノ伴奏は、適当に “C・F・G” だけでいいと先輩が言います。
しかし、この3つだけでは合わないメロディーもあります。
私はピアノはあまり弾けませんが、本当にこんなのでいいのでしょうか?

回答者:そぼQさん
“C・F・G” だけとは、いわゆるハ長調での “主要3和音” だけという意味かな?
確かに童謡の類では、だいたいこの3つの和音で 何とか納まる場合が多い。
(短調の曲では、この3つだけじゃぁ無理…というのは当然知っとるわな。)

しかし、3つの和音だけでは 欲求不満になる曲も結構多い。
あんたの言うように、『この3つだけでは合わないメロディーもあります』という感性は大切にしたいもんじゃ。
先輩よりは、あんたの方が優秀な先生になると思うで。

適当に弾いとけばエエ…という考えは間違っとるよ。
無垢の状態の時に「良い物を聞く・見る・食べる」ことで、その子供の感性の発達の仕方は変わってくる。
ピアノ伴奏で歌を歌うのは、保育園がはじめてという子供は多いと思う。
その時に そんなピアノ伴奏を聞かせるなんぞ、とんでもねえことじゃ。

コードの勉強をして、“副3和音・副属7” くらいまでは使えるようにな。
現在でもせめて “G7(属7)”くらいは使うてほしいもんじゃ。

それと ピアノがあまり弾けんそうじゃが、ピアノ・レッスンには通うたほうがエエで。
あまりピアノが上手でない人は、やたら何でもペダルを踏むクセがある。
『ペダルを踏んだほうが、ピアノが上手に聞こえる』と 錯覚しとるようじゃが、間違いじゃ。
正しいペダリングも、しっかり習うとくことじゃな。



≪そぼQコラム≫    [はぁ〜? 何かが違うで。]

どこかの公立小学校で、成績を公表したそうな。(テレビで言うとった)
ランク付けをした上で、それぞれの弱い部分を個別に指導するようにしたらしい。
親御さんの中には、眉をしかめる方もあると思う。
しかし、自分の置かれている場所・立場を認識してはじめて、レベル・アップというものが存在するのである。

そぼQは 自分の位置づけをハッキリしておかないと、不安である。 
目標が定まれば、いっそう努力にも拍車がかかるというもんじゃ。
たまにはええけど、いつも一緒に同じことの勉強をしても 進歩は無いわな〜。
理解できとる人は あほらしいと思うし、その逆の人は 退屈じゃと思う。
少人数制か マン・ツー・マンが望ましいんじゃ。

“平等” という意味を もう一度考えてみることじゃな。
頑張った人は1番で当たり前、頑張らなかった人は 仕方が無いがな。(不正での1番は、論外じゃ。)
謙虚にそれを受け止めて、対策を講じたらエエことじゃ。

以前にも書いたと思うが、“全員がすべて平等に” なんつ〜のは、不平等の極地である。
仲良く大学行って、就職して、結婚して、一緒にあの世に旅立つなんて事はあり得ない。
『▼▼に関しては不得手でも、◆◆には絶対自信がある』 という、スペシャリストを育てるのも教育じゃと思うが…

運動会では、頑張った子も そうでない子も おててつないで一緒にゴール・イン。
これじゃあ、運動の好きな子には気の毒じゃ。
生存競争の過酷さを、少しは体験できる最高のチャンスなのに。
温室育ちの“もやしっ子”では、生き残りはでけへんでぇ。

最後に、レポーターさんの締めくくりの一言。
『成績を公表されて、子供がやる気を無くさなければいいが…と思いました。』
はぁ〜? 何かが違うで。
やる気や楽しみは他人から与えられるモンではの〜て、自分で見つけるモンやと思うけど…。




≪そぼQ インフォメーション≫
日本シリーズを100%楽しみたい 阪神タイガース・ファンの方は、
『音符・コードネーム 入門コース』の音楽ミニ知識:39 ★緊急号外★をご覧ください。
(39は、矢野輝弘捕手の背番号です、念のため。:そぼQさん)