10 そぼQ そぼくな質問 どうして原曲通りに弾かなければいけないのでしょうか? 2004年4月5日 2004年版へ戻る
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≪そぼQ そぼくな質問≫
質問者:スィング大好き さん
エレクトーン・グレードで、“エンターテイナー”と言う曲を“スィング”のリズムで弾きました。
試験官に「この曲はもともと“スィング”ではありません。原曲をよく聞いて下さい。」と言われました。
どうして原曲通りに弾かなければいけないのでしょうか?

回答者:そぼQさん
“エンターテイナー”という曲は “スコット・ジョプリン”のナンバーで、映画『スティング』のテーマ曲である。 勿論 それは知っとるわな。
原曲は、“ラグタイム”と呼ばれる形で演奏されておる。
“ラグタイム”とは、1900年代にアメリカの黒人ピアニストたちが流行させた 演奏スタイルのことで、ピアノでの演奏が多い。
“ラグタイム”は、“ジャズ”と同じくシンコペーションのリズムが強調されておるが、アドリブは無い。

さてお尋ねの件じゃが、基本的には原曲通りに弾く必要は全く無い。
「この曲はもともと“スィング”ではありません。原曲をよく聞いて下さい。」という言い方は、おかしいと思う。
納得いかんなら、なんでその時 試験官に質問せんかったんかいなぁ?

バッハはバロック調に、民謡は ハァ〜と手もみ調子に…なんて言うとったら 今の演奏家たちの音楽は、間違いだらけになってしまう。
バッハ(クラシック)も、民謡も、ジャズであろうがロックであろうが、どね〜なリズムで演奏しても何の問題もない。

ただし、ここからが大事じゃ。よ〜聞いて欲しい。
@“エンターテイナー”をエレクトーンで演奏した時、リズムは何を鳴らしておったのか?
A楽譜のアレンジが、“スィング”に適しておったのか? …が問題となる。
以上の@Aが スィングにマッチしておれば、スィング大好きさんに間違いは無いと思う。

そぼQは勿論 原曲の演奏(ラグタイム)を聞いたことがあるし、スィングの演奏も聞いたことがある。
原曲は古く懐かしく、スィングは若々しく爽やかなタッチで演奏されており、どちらも心地よく聞けたもんじゃ。
まあこれに懲りずに、頑張ってくだされ。
納得いかんことは、『その場で反論できるだけの知識』を豊富にしておくことじゃな。



≪そぼQ コラム≫     [そぼQ 国語教室]

いよいよ新年度の4月、春爛漫の候となった。
桜にうかれるも、よし。新学期に志を新たにするも、又よし。
しかし最近の日本は何かおかしい。政治も、経済も、教育も!!

小学校1つ見ても、過ぎし日の熱血漢教師は皆無のようじゃ。
1クラス(30人程度)に、正担任・副担任の2人、その上、学年主任・副主任。 とにかく先生が多すぎる。
子供を叱らず、子供の顔色ばかりを見ながら、親の思惑を気にしながら、事なかれ主義に徹し、1日1日を無事に過ごす。
昔は1クラス50人に教師1人。しかし師弟の心は通い合っておったと思うし、事故も少なかった。
最近では、“修身・道徳”の、人を磨く授業もないらしいなぁ。

町を闊歩する若者・学生たちも不思議な日本語を連発し、あまりにも常識がない…と嘆くのは そぼQだけか。
そろそろ原点に戻って、いろいろと考えてみる時期が来ておるのじゃあなかろ〜か?

文部科学省の調べによると、
★英検準1級を持っている中学校の英語教師は、わずか1割くらい。
★せめて英語教師として赴任するまでに、2級はとってほしい…と。
★他の教科も、おのずと
ついしょう。…と3月29日(月)朝のニュースで聞いた。

ここで、【そぼQ 国語教室】
“ついしょう(追従)”と読めば、
@こびへつらうこと。べんちゃらを言う事。また、その言葉。⇒“いじめ”の手下のようなもん。
Aついじゅう(追従)に同じ。

“ついじゅう(追従)”と読めば、
あとにつき従うこと。人の言うとおりに行動すること。⇒“めだか”の学校かな?
“ついそう(追従)”と読めば、
ついしょう(追従)に同じ。

日本語は奥が深く難しいが、研究するとパズルのようで面白い。




≪そぼQ インフォメーション≫

の穴場をご紹介する】 忙しゅ〜て、桜の見物もままならない人へ。

玉島以西方面に仕事で車を走らせておる人に、チョっと休憩できる穴場をご紹介する。
『JR金光駅線路の南側・里見川の北側土手・金光病院前の道の西側』…あたり。
土手沿いにかなりの本数の桜が見事に咲いておる。
昼時、近くの女子社員さん方が ゆっくりとお弁当を食べておったり、老夫婦がゆったりと会話を楽しんでおった。
イライラした気持ちをおさめるにはモッテコイの、休憩場所である。

【付録】阪神タイガースが、対巨人3連戦(4/2、3、4)に3タテ。
     開幕巨人戦 3連勝は、史上初。
     今日からまた、元気に仕事が出来るわい。