22 そぼQ そぼくな質問 ピアノがわからなくなってしまいました。 2006年8月5日 2006年版へ戻る
そぼQ コラム 勝っても負けても “虎しぐれ”
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≪そぼQ そぼくな質問≫
質問者:夏子 さん
大人になってピアノを始めました。
現在ブルグミューラを弾いていますが、いつも同じところがこけてしまいます。
練習はしているのに、もっと練習しなさいと いつも先生に叱られます。
自分なりに練習しても効果が上がらないのですが、私には才能がないのでしょうか。
ピアノが わからなくなってしまいました。 できれば、正しい練習の仕方を教えて下さい。

回答者:そぼQさん
一言で言うたら、あんたの先生が悪い。
「もっと練習しなさい」と言うだけで うまく弾けるようになるんじゃったら、先生はいらんでぇ。。
そね〜に簡単な言葉で片付けられるもんじゃねぇと 思うけどな。
的確なアドバイスのできんヤツは、有能な指導者とは言えんよ。

現状の“タイガース”が、あんたの今の状態と同じじゃ。
某東京の金持ちチームが 金に任せてとった外国の選手に、2試合連続で3回 2ランホームランを打たれて同じ負け方をしとる。
この選手、確かによう打つ。なのに なんで敬遠せんのんじゃ? 敬遠も 立派な試合のかけ引きじゃ。
アホらしゅうて見ておられんわ。

この“タイガース”の監督、『押しても駄目なら引いてみな』 『負けるが勝ち』 『急がば回れ』 という言葉すら 知らんのんかいな。
試合後の監督インタビューでも、「勝てば自分が正しくて、負ければ選手が悪い」…という1本筋の通った?言い方をしとる。
迷路に入ってしまった時は、たとえ名選手であろ〜と 監督やコーチが指示をしてやれや。
何の為のベンチの番人ならや。犬でも、蹴られりゃ吠えるがな。
こねぇな試合見とると、ほんま ストレスたまってしまうわ。 8月3日は 勝ったからエかったけど…。

ありゃぁ、何の質問じゃったんかいな? せやせや、いつも同じところがこける ピアノの練習の方法じゃったな。
こけるところだけを、亀のように・アリのようにゆっくりゆっくりと 何回も何回も復習することじゃと思います。
自分のピアノの音を、じっくりと確認しながら 弾いてみて下さい。

あるピアノの講座で、6年生の女の子を指導しました。
何回も同じフレーズでこけるので、「この部分だけをゆっくりと弾いてみて…」と本気でアドバイスすると、
「ゆっくり弾くのはキライ。先生に速く弾くように言われたから。」と、とても主体性のある言葉が返ってきました。
この調子じゃと この子は上手にはならないと思いましたが、可哀そうなので、しっかりと誉め倒してから 帰ってもらいました。

成人の夏子さんなら、何を言わんとしておるのかを 理解していただけたと思います。
このような練習をすれば、必ずこけないようになると 確信しています。




≪そぼQ コラム≫    「勝っても負けても “虎しぐれ”」

長雨からやっと梅雨も止まったと思った途端に、早朝から庭で 『蝉(せみ)しぐれ』。
「シャー・シャー」 「ジジーッ・ジジーッ」と、兎に角にぎやかでウルサイこと。
そねぇに自己主張したいんなら、時には「ババァー・ババァー」と鳴いてみな! 見直してやるから。

『しぐれ』という言葉は使いやすいのか、いろんな意味合いの使い方があり 実に面白い。
正しくは 『時雨(しぐれ)』…秋から冬にかけて時々降る “にわか雨” のことで季語は“冬”。(演歌のタイトルにも ヨ〜ケついとる)
日本語には 一つの言葉で多種多様の意味があり、使い方次第では どんどんイメージが膨らんでくる 豊かな言葉である。
おバカな日本人が増えたのは、日本語をないがしろにした教育制度に問題あり!と いつも心の中で思っておる。

先ず『しぐれ忌』
    (しぐれき)
時雨の季節12月12日に芭蕉が死んだので『芭蕉忌』とも言う。
風物詩では
   『蝉しぐれ』
蝉がたくさん鳴きたてる声。
それが“しぐれ”の音のように聞こえることから。
人物的には
   『しぐれる』
涙ぐむ。涙を流して泣く。『しぐる』とも言う。
食物では
   『しぐれ煮』
“はまぐり”や”かきのむき身”などにしょうがを入れて煮る 佃煮のこと。
そぼQ的には
   『虎しぐれ』
現在の虎ファンの状態。
消化不良のような試合や連敗で、怒り・嘆き・諦めの入り混じった 応援席ファンのため息を言う。
めでたく勝った時に高々と歌える “六甲おろし” も、『虎しぐれ』の一環である。
勝っても負けても “虎しぐれ” ってかぁ?

乏しい知識しか持ち合わせておらんのに、さも教養ありげに 間違った言葉の使い方をしておる ローカル・テレビのアナウンサーさんよぉ。
生意気に中途半端な英語をしゃべる以前に、もう一度 日本語を勉強しなおした方がエエで。
過ち・誤りは潔く認め、素直に謝れや。それが 魅力ある人間というもんぞ。
(⇒上記3行は 完全に蛇足でした)