8 そぼQ そぼくな質問 タンゴの練習を始めましたが、どうしても上手く出来ません。 2007年3月15日 2007年版へ戻る
そぼQ コラム オーケストラ 対 20手ピアノ連弾
そぼQ インフォメーション

≪そぼQ そぼくな質問≫
質問者:WAKUWAKU さん
こんにちは、エレクトーン5級の勉強中です。
タンゴの練習を始めましたが、どうしても“ダンゴ”になってしまい 上手くできません。
上手に弾ける方法を教えて下さい。よろしくおねがいします。


回答者:そぼQさん
“タンゴ”が“ダンゴ”になったってぇ? 上手いことを言うなあ。
タンゴには2種類あります。
@踊りのための大衆音楽の『アルゼンチン・タンゴ』と、A上品ぶったヨーロッパ風の『コンチネンタル・タンゴ』です。
@は激しいリズムや旋律で心の叫びを表現し、Aは叙情的に気品ありげに演奏します。

そぼQは アルゼンチン・タンゴのほうが好きじゃなぁ。
コンチネンタル・タンゴは大所帯で演奏するんで豪華には見えるが、生意気そうで かったるいわ。
@では、★ラ・クンパルシータ ★エル・チェクロ(キス・オブ・ファイヤー)が名曲で、
Aでは、★ジェラシー ★真珠採り が有名です。

リズムは歯切れよく、旋律はレガートで美しく…と 輪郭のはっきりとした演奏を心がけて下さい。
メリハリのある演奏こそが、タンゴの魅力です。
先ずはタンゴの歴史を勉強して、名盤を聴いてみることから始めて下さい。

いろんな楽団がいろんな曲を演奏しておるオムニバス盤は、結構勉強になると思いますで。
★ラ・クンパルシータの20テイク(輸入盤)なども 手に入れば聴いてみて下さい。圧巻ですよ。




≪そぼQ コラム≫   【オーケストラ 20手ピアノ連弾】

数日前の夜中、ローカルテレビで『地元出身者によるチャリティー・コンサート(正式タイトルは覚えていない)』を見た。
途中から見たんじゃが、
●バレエ組曲『くるみ割り人形』(チャイコフスキー)より⇒5台のピアノで10人のピアニストの、20手連弾。
 小曲なので、一応聞きやすかった。
●チェロ協奏曲(ドボルザーク)⇒3台のピアノ(ピアニスト3人)+チェロ奏者1人。
 3人でやったオーケストラ部分は、何や?…という感じ。 チェロは心地よく入ってきたが…。
●交響曲第9番『合唱』(ベートーヴェン)
 この頃から だんだんピアノの音色に飽きてきた。
 この曲でピアノを何台使ったか覚えておらんが、独唱(ソリスト)+何人かの合唱団 がおられたのは覚えておる。

女性司会者が「珍しいコンサート」と紹介されておったが、本当にそうなんかなぁ。
そぼQは 何年も前から、数台のピアノを使っての この類のコンサートは見て(聴いて)きた。
ジャズピアノの場合は「なるほど、面白い。」と思って聴いたが、
クラシックのオーケストラ・パートを そのまんまピアノ数台だけで演奏する曲には、何か物足りなさを感じておった。

今回の20手連弾でも、ソロや4手連弾に比べると、見た目は豪華で 音楽はダイナミックには聞こえるが、
ピアノという楽器は音色の艶は殆んど同じなんで、どねぇに数を揃えても オーケストラ音楽には かなわない。
特に弦楽器の音色が好きな人間にとっては、曲が長くなればなるほど正比例して、あくびの数が増えるのも仕方ないか。

出演者の方々 皆さん下手ではなかったが、塩・コショウの効きが甘かったように感じたのは そぼQだけかな?
蛇足じゃが、交響曲第9番『合唱』(ベートーヴェン)、日本人はホンマ 好きじゃなぁ。
交響曲は大好きじゃが、年末年始に必ず演奏されるこの曲だけは、10年間は聴きたくない曲の1つである。
“ラーメン・うどん・そば”は毎日食べても飽きんのに、どうしてかなぁ?
何ぃ〜クラシックと麺類を比べるなーッて…、こりゃぁ失礼しました。