13 そぼくな質問 ピアノで童謡にコードをつけて弾いていますが、何かおかしいと友人に…。 2011年5月5日 2011年版へ
戻る
コラム 安藤美姫 世界フィギュア優勝 おめでとう
インフォメーション 4・5月の講座は無事終了しました。

≪そぼQ そぼくな質問≫
質問者:久美 さん
ピアノで童謡にコードをつけて弾いていますが、何かおかしいと友人に言われました。
コード表に書いてある、C(ソドミ)、F(ラドファ)、G7(ソシファ)を左手で弾いているのですが。
どこが間違っているのでしょうか教えてください。


回答者:そぼQさん

コードの押さえ方には、下記のように基本形と転回形があります。
   F  G7
 基本形  ド・ミ・ソ  ファ・ラ・ド  ソ・シ・レ・ファ (G7のレは省略する場合が多いです)
●特におかしく聞こえる部分は、最初と最後ではないでしょうか。
●曲頭に来るCと最後のCは基本形で弾くと、安定して聞こえます。
●簡単で安定して聞こえるポジションは、
  C(ド・ミ・ソ)、F(ド・ファ・ラ)、G7(シ・ファ・ソ) です。
●最後にくるG7-Cは、G7(ソ・シ・ファ)- C(ド・ミ)と弾くとまとまります。

 第1転回形  ミ・ソ・ド  ラ・ド・ファ  シ・レ・ファ・ソ
 第2転回形  ソ・ド・ミ  ド・ファ・ラ  レ・ファ・ソ・シ
 第3転回形  -  -  ファ・ソ・シ・レ
簡単な童謡のピアノ譜でポジションをチェックしてみてください。
多分、このようになっていると思います。




≪そぼQ コラム≫   【安藤美姫 世界フィギュア優勝 おめでとう】

モスクワで 2011年世界フィギュアスケート選手権が4月25日から6日間開催され、5月1日にはエキシビションが催された。
(3月11日の東日本大震災のため東京開催が中止となり、モスクワでの代替開催)
そぼQの予想通り(3/15コラム)、安藤美姫選手が優勝した。
不調が続き、散々叩かれ、傷つけられ、それでも負けずに自分の技術や表現力を磨いた結果が今季の活躍につながり
2007年大会以来の世界女王に返り咲いた。
日の丸が掲揚され君が代が聞けたのは、安藤選手のおかげです。表彰式の君が代は何度聞いても良いものだから。
おめでとう。そして、素敵な時間をありがとう。

1位:安藤美姫の、ショートでの柔らかく穏やかな笑顔に癒された人は多かったと思う。
丁寧に心をこめた滑りで、清らかで優しく凛とした彼女の思いが伝わってきて、あまりの美しさに感動した。
フリーでは洗練された切れの良さと力強さがあり、安定した演技の純粋な美しさは まさに女王の風格そのものであった。

2位:キムヨナ(まともに採点されていれば4位くらい)
ミスがあっても不思議に高すぎる得点が付くのはいつものことなので、ショートの点数にも驚きはしなかった。
が、今回は凝りもせず安藤美姫のフリーの衣装をパクっていたのでビックリ仰天。
フリーでのひど過ぎる演技には、さすがに安藤以上の点数を与えることが出来なかったようで逆転負けした。
フィギュアをナメきって1年間もったいぶった割には演技にはパワーも抑揚も無く、フリーも冴えない選曲で失望するのみ。

3位にはカロリーナ・コストナー(イタリア)、4位にアレーナ・レオノワ(ロシア)が入ったが、
フリーではこの2選手の方がキムヨナよりも順位が上に来るべき素晴らしい演技をした。

6位:浅田真央は、コンディションの調整ミスと選手としての力量不足が敗因だと思う。
3Aにこだわりすぎた為か他の演技が雑になってしまい、音楽を理解して表現する能力が著しく欠けている様に見えた。
あんな演技では、到底安藤にはかなわない。
安藤は4回転や3-3へのこだわりを捨て、がむしゃらさが消え自然な演技をするようになり 強くなった。
浅田も3Aへ執着し過ぎると、選手生命さえ怪しくなってしまうのでは…。
しかし安藤とは違い、失敗してもマスコミが擁護してくれるので叩かれる心配はまず無い。
メンタル面でのストレスが少ない分、幸せなのではなかろうか。

余計なことかも知れないが、浅田のショートの衣装(黒と赤)は全日本の試合以上にセンスの悪さが目立っていた。
血をなめたような赤い口紅と舞妓のようなメイクも、浅田には全く似合っていないような気がした。
専門家のアドバイスを聞かないのかな?

2011年世界フィギュアスケート選手権は、『浅田真央とキム・ヨナの対決』という華々しいタイトルで開幕した。
優勝した安藤選手より負けた浅田やヨナ選手の特集が組まれ、
新聞やテレビは安藤の優勝や小塚の2位報道は軽〜く流し、自滅した浅田の心配ばかりに終始していた。
自国の勝者を普通に称える事が出来ない醜い心のマスコミには、素晴らしい演技を見る資格はないな〜。

5月1日にエキシビションが行われ、安藤美姫は被災地への想いを込めて滑った。
白い衣装を着けしっとりと舞う姿はとてもきれいで、最後は感極まって安藤は涙ぐんでいた。
アンコールはモーツァルトのミサ曲「レクイエム(鎮魂歌)」を氷の上に横たわったところから始めた。
哀悼の想いを込めたレクイエムには鬼気迫るものがあり、言葉は出ず、自然に涙があふれてきた。
観客は総立ちで、声援と拍手が雷のように渦巻いていた。とにかく素晴らしすぎた。

日本開催の予定だった今ロシア大会で、日本向けのプログラムで滑ってくれた選手がたくさんいたことに感謝。
グランドフィナーレでは白いリンクに日の丸が映し出され、安藤と小塚、高橋の日本勢3人が真っ先に登場し
大震災が起きた日本を励ます演出で締めくくられたが、
ロシアスケート連盟から日本へ贈られた素晴らしいメッセージを含め、フジテレビはこれらをカットしてしまった。
また今回も偏った放送を見せられてしまったことになる。

その後エキシビションのニュースの後で、男性アナウンサーが
「涙の安藤選手が印象的でした。
大会前から日本の皆さんへの想いを口にしていたのが安藤選手。その選手が女王になった。
人間的な面を含めて、全ての面で安藤選手らしさが出た一週間でした。」と述べた。
こんなマスコミの人が一人でもいたと言うことは、まだ日本人も捨てたモンじゃあないのかなぁ…と考えてみた。




≪そぼQ インフォメーション≫

※4・5月の講座は無事終了しました。