35 そぼくな質問 型にはまったことは楽しくないので、すぐ嫌になると思うのですが。 2011年12月15日 2011年版へ
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コラム 残念である
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≪そぼQ そぼくな質問≫
質問者:モンタン さん
こんにちは、エレクトーンを習っています。
私は楽譜どおりに弾くのが嫌いで、自由に変えて弾くのが好きです。
先生は基本をしっかりするように求めますが、どうして楽しんで弾くのがダメなのでしょうか。
型にはまったことは楽しくないので、すぐ嫌になると思うのですが。


回答者:そぼQさん
モンタンさんは成人なのですか、それとも未成年?
通常の生活を考えてみてください。

例えば車を運転する場合:
スピードが大好きで、一般道(50`制限)を100`で走ったとすればスピード違反で捕まります。
ご本人はスピードを楽しんでいるのですから事故って死んでも本望でしょうが、
他人を巻き込めば大きな迷惑になってしまいます。

また日常の生活の場合:
普通の人が寝ている深夜に大きな音でステレオを聞けば、ご近所迷惑になります。
あなたは楽しいのでしょうが、下手すると殺傷事件になる可能性もあります。

このように世の中に限らず、音楽を演奏するにしても規律(ルールや基本)というものが存在します。
その規律のある中での自由だからこそ楽しいのです。
勝手気ままな単なる自由は、普通の常識ある人間には認められにくいのではないでしょうか?

これが天才の行動だとしたら、後世(没後数十年経過したら)に結果が出てくるはずです。
ご自分が天才か普通人かを判断して、自由な楽しみ方を研究してみてください。




≪そぼQ コラム≫   【残念である】

12月半ばになると、その年亡くなった方を偲ぶ番組が増えてくる。
著名人・有名人など、たくさんの名前が目の前をスルーするが、
つい先日フィギュアスケートの浅田選手の母親が亡くなったと、大々的な報道がなされていた。

朝日系の『報道ステーション』では、浅田からメディアに向けた手紙を全文紹介していたし、
翌日の朝日系の朝の番組でも、トップで延々と15分も割いて放送していた。
母親が思わしくないので“グランプリファイナル”を放棄して日本に帰ってきたという事らしいが、
顔も知らない母親の死なんて一般人にはほとんど興味は無いと思うのだけれど…。
とりあえずご愁傷様です。

「浅田は強化選手で血税が投入されてるんだから、試合放棄は批判されて当然だ。プロ意識が欠けている。」と友人が言ったら、
別の友人が、「彼女はプロじゃない、アマチュアよ。だけど日本スケート連盟も浅田には甘いよなあ。」と返す。
「勝算がないから逃げたんじゃあないの。勝てるなら絶対に出てたと思うよ、浅田なら。」

「次の全日本フィギュアスケート選手権には出るらしいから、これで香典得点をもらって楽勝だな。
バンクーバーオリンピックの時母親が亡くなり香典特典が付き銅メダルをもらったロシェットと同様に、
浅田も勢いをつけて世界選手権でも香典得点をもらう筋書きができているんじゃあないの。」
「じゃあテレ朝の過剰報道はその布石かぁ、おもしろくない。」

どうでもいいような事だけれども、安藤美姫が出ないフィギュアには華がない。
グランプリファイナルのレベルも今一だったし、かろうじて光っていたのは高橋大輔だけだった。
「この時のパトリック・チャンの得点も、おかしいと思わなかった?」
それこそどうでもいいよ。
熱中できるものがまた一つ減ったということが、非常に残念なだけである。