5 そぼくな質問 自分でデータを作りたいのですが、良い勉強法があったら教えてください。 2011年2月15日 2011年版へ
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コラム 心の病気
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≪そぼQ そぼくな質問≫
質問者:夢見 さん
エレクトーン歴9年の主婦です。いつも楽しく読んでいます。
最近の楽譜はレジスト・データが別売りになっていて、高価なのでたくさんは買えません。
自分でデータを作りたいのですが、良い勉強法があったら教えてください。
グレードではヤマハのデータを使ったほうがベストなのでしょうか。
現在7級です。よろしくお願いします。


回答者:そぼQさん
最近は皆さんが横着になり、手軽なデータ購入や手抜き演奏で満足するようになっています。
そのせいか演奏レベルの低下がおびただしく、うまい演奏者には滅多にお目にかかれません。
データを作る意欲と根性がなくなり、楽器に対する知識の乏しい人が増えてきたということでしょう。
自分で作りたいという前向きの方は、どうしても応援したくなりますな。
しかしそれなりの時間はかかる…ということを覚悟しておいて下さい。

ヤマハ刊『エレクトーンSTAGEA レジスト1曲マスター』で実際にやってみると、基本的なことが良くわかります。
『レジストレーションメニューで弾くベスト・メロディーズ165』では、いろんなジャンルの曲の概要が見えてきます。
その他音色の勉強をするには、CDを聞いたりコンサートに行ったりして耳を鍛えることです。
楽器の配置などに気を使うと、サウンドにぐんと広がりが出てきますよ。
もし昔の楽譜(HS)が手に入るなら、データの打ち込み表が付いているのでリズム等はかなり勉強できるはずです。

「グレードではヤマハのデータを使ったほうがベストなのでしょうか」というお尋ねですが、ヤマハのデータはあくまでサンプルです。
データを購入して分析するのは大いに結構ですが、そのまま使うと「え〜ッ?」というデータが多いようです。
あざみノ会の生徒さんが言ったそうな。
「ヤマハのデータはファーストフードで、先生が打ち込んだデータはホテルのディナーだ」と。
的を得た感想だと思いました。
最初は時間がかかると思いますが、気長に頑張ってください。




≪そぼQ コラム≫   【心の病気】

医者は何かにつけて病名を付けたがる。
不眠や食欲不振、倦怠感、不安があれば、心の病気と決め付け、
『自律神経失調症』または『うつ病』や『パニック障害』の病名を多用するのはなぜなのか?
そうすることで、医者自身も自分を納得させているのかも知れない。

自律神経失調症は、外からの刺激に対して自律神経が体を守ろうと防御反応を起こして発症する病気らしい。
うつ病やパニック障害も似たようなもので、ストレスが大きな原因と医者は言う。
精神的なものや気候(暑さ・寒さ)等全ての刺激がストレスとなるので、世の中全員がこれらの予備軍と言えるであろう。

しかし完璧主義ではなく、バカデカイ夢は見ず現実を見据え、
退くことを恐れず、断る勇気を持ってさえいれば ストレスに対処できるはずなのである。
適当に不真面目で、腹が立ったら声を荒げ、己を知り、他人の目は気にせず、節度を持ってわが道を歩く。
こうすればストレスは幾分軽減されるはずなのだが、なかなか難しい。

神経科や心療内科を訪ねても、「ホントにこの医者、わかって話してんの?」と疑いたくなるような人が結構いる。
医者から『うつ病』と診断されたひ弱な患者は、いっそう落ち込んでホントのうつ病になってしまうから恐ろしいし、
他人を傷つけても、暴れまわっても“心の病気”と医者が判断すれば、全く罪には問われない事は理解しがたい。
医者が言う心の病気の患者に対しても、一般人にはただのワガママか横着病にしか見えない。
この病気、薬でホントに治るのかな?

先入観を持って物事に接してはいけないとわかってはいても、つい詮索したくなるのが そぼQの悪い癖。
杉下右京さんとよく似ている。
あの人は100%これらの病気とは無縁であろうな、実に羨ましい。

友人に言わせれば、そぼQは絶対に『うつ病』にはならんタイプらしい。
ほんの少しの優しさと冷たさと、執念深さと自信が同居する鉄の鎧を着ており、
自分を自由にコントロールし“擬似そう病”を演じられる人間には、これらの現代病は見向きもしないという。
ストレスは多いと認めてはくれたが、ほめられているのか けなされているのか…、心の病気は不思議である。