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2014/7/25
そぼくな質問 小さな線が付いた高い音がすぐにはわかりませんので、すぐわかるような方法は… 2014年版へ
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コラム CMの楽しみ方
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≪そぼくな質問≫
質問者:和子さん
独学で「エリーゼのために」を練習している60才です。
小さな線が付いた高い音がすぐにはわかりませんので、CDを聞きながら頑張っています。
すぐわかるような方法はありますか。
厚かましいとは思いますが、よろしくお願いいたします。

回答者:そぼQさん
五線からはみ出た、上と下にある短い線(小さな線)を「加線」といいます。

五線:ト音記号の上の、加線2個目に乗っかっている音がドです。
    加線3個目に乗っかっている音がミで、1個目に乗っかっている音がラになります。

五線:へ音記号の上の、加線1個目に乗っかっている音がドです。
   加線2個目に乗っかっている音がミで、3個目に乗っかっている音がソになります。

このようにドの位置を把握しておくと、
加線に乗っかっている音は、音階の1つとばしの計算をしていけばよいのです。
1つとばしとは、
から数えると・レ・・ファ・・ラ・・ド  となります。

ドがわかれば、すぐ上はレ、すぐ下はシとなり、ミがわかれば、すぐ上はファ、すぐ下はレとなります。
頑張って仕上げてください。




≪コラム≫
   【CMの楽しみ方】

CMとは、ほとんど買う価値の無いものでも買わせようとする強引な営業手段の一つ。
その中で使われているタレントも、だます側の人なのである。
思慮の浅い人たちが買ってくれるよう仕向け、本当に買うのだから、CMをつくる人は実に頭がいいと言えるだろう。

素人のダンスや歌、蓄のう症かアレルギー性鼻炎を疑うようなしゃべり声は好きではない。
今まではCMになるとチャンネルを変えたりスイッチを切っていたが、
たまたまCM時に消音にしてみたら これがとても面白かったのである。

素人学生のダンスやセミプロやプロもどきのダンスも、音がなければいろんなことが見えてくる。
一つ目は、何のCMかがわからない。
二つ目は、ヘタとは言わないまでも上手ではない要素が多過ぎることに気がついた。
嫌な声を聞かなくて済み、ダンスや演技のあら探しを楽しめるので、CMも捨てたものじゃあないのである。

音を出して楽しめる、好きなCMが一つだけある。
柳葉敏郎ともう一人(名前がわからない)が出る、宝くじ「ロト7」のCMだ。
最後に流れるモーツァルトの 『レクイエム ニ短調 K.626-3/怒りの日』が素晴らしい。
所有CDのカラヤンの演奏とは少し違うが、指揮者は誰なのだろうか。

こんな見方をすれば、くだらないCMも数倍楽しめるのである。