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2016/12/15
そぼくな質問 初めてエレクトーンの即興の勉強をはじめます。 2016年版へ
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コラム 兎角この世は住みにくい
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≪そぼくな質問≫
質問者:カミエさん
初めてエレクトーンの即興の勉強をはじめます。
難しそうですが、何から手をつければいいでしょうか?


回答者:そぼQ さん
8小節ないし16小節の曲を、何回も何回も弾きまくります。
何回も弾いていると、適したテンポやリズム、強弱や音色がイメージできるようになります。
サビの部分で伴奏形を変えたり、カウンターを入れたり、ベースラインも考えます。

テーマが上手く弾けなければ、フェイクなんて到底無理です。
適当にやっていると、「行きはヨイヨイ帰りは恐い」でもとに戻れなくなってしまいますよ。

テーマが何とか弾けるようになれば、次はフェイクの練習です。
メロディーの変奏くらいに考えて、軽くメロディーを崩していきます。
これこそ何回もやっていると、だんだん楽しくなってきますよ。
そうなればシメタものです。

ついでにコードの勉強をすれば、薄っぺらな曲に重厚さが付加されてきます。
苦手意識を無くし、楽しむことから始めてください。




≪コラム≫   【兎角この世は住みにくい】

今年は考えることが多かったし、瞬きをする間に1年が終わったような気がする。
まともなことは何も出来なかったが、目まぐるしく靴底を減らしたのは間違いない。

そんな中で、生きていくうえで大切なことが習得できたのはプラスなのだろう。
ポジティブに生きるだけでは、対外的に困難が生ずるのである。
自分の物差しで他人を量ればイライラする。かといって意に沿わぬことに同調したくも無い。
要するに、もめ事に巻き込まれたくないのである。

“智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。 ”
これは夏目漱石の「草枕」の有名な言葉だ。
明治の時代も今も全く変わりは無いようだ。

気分転換に年賀状を手作りした。
筆で「干支」を書くのは久しぶりだし、例年の業者依頼のものよりはレベルが高くなった(つもり)。
宛名は勿論手書きである。
届く予定の方は楽しみにしていてください。

プーチンが来ようが、カジノ法が成立しようが、温泉マークが変わろうが、総理大臣のオツムが軽かろうが、そんなの関係ない。
(何年か前にどこかで聞いたフレーズ)
クラゲのように流れに逆らわずユラユラと、ピコ太郎のようにノラリクラリと生きるのも一興かと考えられるようになった。