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2017/11/15
そぼくな質問 迫力ある演奏のための練習法を教えてください。 2017年版へ
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コラム 辻村ジュサブローの人形
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≪そぼくな質問≫
質問者:愛 さん
女子バンドでドラムを叩いています。
体が小さいので大きな音が出ません。
迫力ある演奏のための練習法を教えてください。
バカバカしい質問ですが、よろしくお願いします。


回答者:そぼQ さん
大きな音を出すためには、腕や手首の脱力を覚えることです。
脱力してスナップを利かせて叩けば、瞬間的に張りのある強い音が出ます。
ドラムは、筋肉で叩くのでは無いことが理解できる方法です。

しかし、大きな音だけでは迫力ある演奏とは言えません。
それだけだと騒音になってしまい、人様に迷惑を掛ける音になってしまいます。

先ず、3つのストローク(タップ・ダウン・アップ)をマスターしてください。
音の強弱の表現ができれば、かなり迫力が増します。
音符を音ツブと捉えないで、旋律として捉えることが出来れば、聞く人にも必ず感動を与えることができると思います。

大きな音を出す練習のほかに、小さな音を出せる練習も必要です。




≪コラム≫   【辻村ジュサブローの人形】

最近は、テレビに登場する男性・女性タレントやアナウンサーの顔の見分けがつかない。
特にグループで出ている人などは、全く同じに見えてしまう。
平凡揃いで、まるで「金太郎飴」のようだ。

そんな時、ある番組のエンディングで、ジュサブローの人形を目にしたのである。
エンディングテーマをバックに、男女一対の人形が踊っていた。

布でできた のっぺり顔の、無表情の人形なのだ。
しかし動き出すとまるで生きているかのように、生き生きとした表情になる。
特に奥ゆかしい仕草は絶品。
この人形の動きで、人の強さや弱さ、喜びや恨みが伝わってくる。
郷愁を覚え、ほっとさせられ、引き込まれてしまうのである。

人形が良いのか、それとも人形使いが上手いのか?
作家は「辻村ジュサブロー(辻村寿三郎)」と書いてあった。

広島県三次市に「辻村寿三郎人形館」があるらしい。
近いうちに是非訪れてみたいと思った。