小さなコンサート .
吟と和楽器のコンサート
「ちいちゃんのかげおくり」は数ある創作曲の中でも、最も子どもたちに伝えたい曲です。「小さなコンサート
for
Kids」を発展させた形として、また将来の学校公演を展望して、吟の発声と和楽器の魅力を盛り込んだわかりやすいコンサートを企画しました。
時、箏正にアフガン難民の悲惨な様子が世界中の耳目を集めていたときでした。とりわけ、わけもわからないままに、親を失い、飢え、傷つき、家をなくし、命をもなくしたアフガンの子どもたちは、「ちいちゃん・・」そのまま。コンサートではささやかながら収益金と皆さんの募金をNGO(ペシャワール会)に送りました。
☆とき 2001年10月28日(日)午後2時30分開演(昼公演)
☆ところ 岡山国際交流センターイベントホール
☆とき 同10月28日(日)午後6時半開演(夜公演)
☆ところ 西国屋ホール(岡山県倉敷市玉島)
☆出演 河田千春(吟)、浜根由香(箏、歌)、西原祐二(笙、篳篥)
☆プログラム
作者 | 備考 | |
”浜根由香のコーナー” 六段の調べ |
古典曲 | トークを交えて、お箏の入門講座的紹介と古典曲の披露。 |
”河田千春のコーナー” 古典から「和歌・返らじと」 創作曲「するめ」
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楠木正行 詩/まどみちお、作曲/神坂真理子 |
いわゆる詩吟っぽい詩吟(「返らじと」)と、対照的に詩吟のエッセンスは残しながら、現代語で吟じ歌うまどみちおシリーズ第一弾「するめ」。本当は河田自身が弾き吟じする曲なのですが、このときはまだ自信がなくて、ピアノを藤井亜矢子さんにお願いしました。 |
”西原祐二のコーナー” 交響曲「源氏物語」より |
雅楽の衣装もきらびやかに登場した西原さん。これだけでも元とった感じ。お箏よりもさらになじみの薄い笙(しょう)、篳篥(ひちりき)の楽器紹介をしてくれました。曲は、海外公演でも評価が高かったという「源氏物語」からその一部を聴きました。 | |
オリジナル編成による吟唱ミュージカル「ちいちゃんのかげおくり」 | あまんきみこ作、上野紀子画、あかね書房、神坂真理子作曲 | 「ちいちゃん・・」はもともと、吟・歌・語り、笙、箏(歌のハモリ部分も担当)のために書かれました。その後、手軽に演奏できるようにとピアノバージョンが生まれましたが、今回はオリジナル編成、初演演奏者によって演奏することができました。 |
みんなでSing out「もみじ」 | 文部省唱歌 | ピアノ伴奏ではよく聴きますが、和楽器の伴奏でうたう「もみじ」は、懐かしいゆったりした気持ちにさせてくれます。 |
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