ピッカリ独走会

べいふぁーむ笠岡マラソン大会

1.会場
   笠岡陸上競技場

2.種目

種目 スタート 参加料 
Half 男子 陸連登録,16-34歳,35-49歳,50歳以上 10:00 【一般】\3,000
【中高】\1,000
【小学】\500
女子 陸連登録,16-34歳,35-49歳,50歳以上
10km 男子 高校生以上 10:50
女子 高校生以上
3km 男子 小学3-6年生,中学生 【中学】10:15
【小学】10:20
女子 小学3-6年生,中学生
1.5km 男女 3歳-小学2年生と保護者のペア 09:30 \500

3.コース
 各コースとも陸上競技場をS/Gとして平坦な笠岡湾干拓地を走る。
Halfと10kmは高速公認コース。
 

4.表彰
 1位〜6位。

5.出店等
 うどん(無料)、タコ焼き、焼きそば、コロッケ、ポテトなど。

6.記録

出場年 種目 記録 練習量 天気 最低最高気温 風向風速 招待選手 参加賞
2019 10km 44分05秒 134km/月 曇り -1/10℃ 北東2m 松野明美 ビッグバスタオル
2018 Half 1時間35分 84km/月 晴れ -1/5℃ 西8m ビッグバスタオル
2017 応援  曇り 5/8℃ 微風 坂本直子 スポーツバッグ
2015 Half 1時間32分 145km/月 晴れ -1/6℃ 西2m ワンショルバッグ
2014 Half 1時間36分 215km/月 曇り 7/15℃ 南2m 浦田佳小里 ランニングリュック
2012 Half 1時間42分 103km/月 曇り -1/5℃ 北2m 有森裕子 リュック
2010 10km 46分54秒 75km/月 曇り ?/12℃ 北5m Tシャツ
2003 10km 41分33秒 40km/月 晴れ ?/7℃ 北5m タオル

7.感想など

<2022年>
 大阪国際女子マラソンは松田瑞生が勝った。自己ベストで優勝したのに直後のインタビューの第一声が「悔しい」だった。どこまでも自分に厳しい人だ。いつかどこかで19分台を出してほしい。
 もうひとつ、岡山県民としては松下菜摘と谷本観月が3位4位でゴールしたことにも注目したい。松下の2時間23分5秒と谷本の2時間23分11秒というタイムは、実は日本歴代15位と17位、現役選手としては一山麻緒、松田瑞生、安藤友香、上杉真央、前田彩里に次ぐ6、7位というかなり立派なもの。ちなみに8、9、10位は小原怜、佐藤早也伽、前田穂南。この3人を上回ったのもすごいが、トップ10に天満屋勢が4人も入っているのもすごい。ゴール後の2人の仲が良さそうな様子もよかった。
 そして、笠岡マラソンは3年連続で中止です。

<2021年>
 「ライバル」は大きく2つに分類できるという。お互いに切磋琢磨できるライバルと、足を引っ張りあうライバルである。1/31に行われた大阪国際マラソンでは、現役最速の一山麻緒とMGCで圧勝した前田穂南というライバルが揃って出場した。12月の山陽女子ロードでは一山が勝ったが、このときはハーフで今回はフルマラソン。一山は日本記録を、前田は2時間20分以内を狙うと宣言してのレース。
 気温は10℃、ほぼ無風の好条件。高低差は4.4mでフラットと言われているが、4.4mでも15回もあれば獲得標高差は66m。ただしコーナーや折り返しがないのはプラス材料。
 第1集団を引っ張るペースメーカーは川内優輝ら男子3人。日本記録更新を目指すためにペースは3分18秒設定。付いて行ったのは一山と前田の2人だけ。高橋尚子はこのレース前に「ライバルとしてよりチームメートとして同じ目標に向かって前向きにチャレンジしてほしい」と言っていた。序盤はまさに5人のチームで走っているかのようだったが、13km過ぎに前田が徐々に遅れ始める。一山も後半ややペースを落としたものの、結局2時間21分11秒で優勝。前田は2時間23分30秒で2位だった。
 レース後、一山は「日本記録を出すためだけにやってきたので悔しい」と言い、前田は「勝ち負けよりもタイムのことを考えていた。悔しさはあります」と言った。どうやら2人とも戦う相手は記録だったようだ。2人が目標に届かなかったのは残念だが、何事も上には上がいることは当たり前だし、1回や2回負けたところでそれが全てという訳ではない。一番上のキプチョゲでも負けることはあるし、負けてこそ学べることもある。
 女流棋士の中倉彰子は「負けを認めるということは相手を認めるということ」と言い、心理学者の植木理恵は「ライバルの良い所をいっぱい言える人は伸びる」と言っていた。どの分野でも、それができる人が伸びる人なんだろう。一山と前田には、この悔しさを糧にいつか日本記録を更新してもらいたい。
 一方で、駅伝では牽制し合ってペースを落とし、後続に追い付かれてしまうなんてこともある。一般社会でもライバルの足を引っ張ろうとする人はいるが、それではお互いに下がっていくだけ。そんな人は相手にしないのが一番ではあるが、相手にせざるを得ない場合もある。
そんな人の対処法としてはやはり「負けるが勝ち」だと思う。認めるべき相手と相手にするべきではない相手とは区別した方がいい。
 ちなみに、下の写真は大会前日にソールの厚さを測定している時のものだが、アシックスでここまでの厚底は初めて見た。前田のシューズかと思って注目していたが違った。誰が履いていたんだろう。7位に入った池満綾乃のがそれっぽく見えたが。もしかしたら今後発売されるのかな。ちょっと気になる。
 という訳で、笠岡マラソンは2年連続で中止でした。

<2020年>

 走ることは私にとってストレス解消である。この1年間は仕事のストレスが大きかったために、例年より多くの練習をこなすことになった。仕事のストレスと言えば、とある産業カウンセラーは「仕事のストレスの7割は上司が原因」と言っていた。上司が原因と言えば、ひろゆき氏は「部下を疲弊させる厄介な上司は動物と思え」と言っていた。また、「頭に来てもアホとは戦うな!」というドラマがあったからHuluの無料視聴で見てみたら、意外と実践できそうな話もあって面白かった。
 逆に、自分が「厄介な上司」にならないためにはどういう心構えでいたらいいのだろうか。明石家さんまは
「後輩を活かすことで自分が活きる」と言い、梅宮辰夫はロバート秋山に「後輩は先輩を利用すればいいんだ」との言葉を掛けたらしい。参考にしたい。

 さて、毎年2月の第1日曜に開催しているこの笠岡マラソンだが、今年に限って競技場工事の関係で3月開催になった。例年通りの開催だったらセーフだったのだろうが、運悪く新型コロナの流行に重なって中止になってしまった。
 このウィルスについて、WHOは「インフルエンザのように夏になれば消滅すると考えるのは間違いだ。現時点ではそのように考える根拠が見つかっていない」とコメントしたが、これはあらゆる事態を想定して対策を講じておくという危機管理の基本を述べているのだろう。それを視野に入れた上でオリンピックを中止にしないためにどうすればいいかを、今頃バッハ会長や森喜朗組織委員長は慌てて検討しているのではないか。
 ブリジストンのCEOを7年間務めた荒川詔四氏は危機管理について「二流のリーダーは剛腕を振るい、一流のリーダーは何もしていないように見える」と言っていた。ドーハで熱中症が問題になったときにはバッハの剛腕で東京オリンピックのマラソンが札幌に移されたが、少々の問題が起きても当たり前のようにオリンピックを開催するのが一流のIOC会長であり一流の大会組織委員長なのではないか。この新型コロナが少々の問題とは思わないが、10年前のバンクーバーでは新型インフルが、4年前のリオではジカ熱が大きな問題になった教訓から、IOCが感染症対策をどの程度講じていたが問われるところなのだと思う。
 ちなみに中国銀行では10年前の新型インフルを教訓にして「スプリットオペレーション」という制度を作っていて、今回の新型コロナに対してはすでに実行に移しているという。これは行内を2つのチームに分けて業務を行うというもので、これなら行員に感染者が出ても隔離されるのは半数で済み、当たり前のように業務を継続できるかもしれない。こういった思い切った策を実現できる組織が危機管理には強いんだろうなあと思う。

*3/21追記
 山中伸弥氏が20日に自身のHPで新型コロナとの戦いを「1年は続く可能性のある長いマラソン」と表現した。欧米ではこの2週間で感染者数、死者数ともに爆発的に増え、多くのトップ選手がオリンピックの延期を訴えている。上の文章を書いた8日の時点では、私はまだオリンピックが予定通り開催されると思っていたが、どうやらかなり甘かったようだ。

<2019年>
 「ペースはピッチではなくストライドで調整する」という。試しにいろいろなペースでストライドとピッチを計測してみると、下表のような結果が得られた。(いずれも数回測った平均値)

3分30秒/km 156cm 183spm
4分00秒/km 141cm 177spm
4分30秒/km 130cm 171spm
5分00秒/km 119cm 168spm
5分30秒/km 110cm 166spm
6分00秒/km 102cm 164spm

 これを見ると、4分30秒/kmまでは確かにストライドで調整しているが、4分30秒/km以上になるとピッチも急激に増加している。私にとってストライド130〜140cm、ピッチ170〜175spm辺りが無理せず走れる限界であり、これを超えると徐々に中距離走の走り方にシフトしていくということだろうか。
 ここで、トップランナーが全盛期にフルマラソンを走ったときのストライドとピッチをネットで調べてみたら、概ね下表のような数字であった。

キプチョゲ 188cm 185spm
大迫傑 185cm 180spm
設楽悠太 180cm 185spm
川内優輝 172cm 192spm
坂本直子 157cm 190spm
野口みずき 152cm 198spm
高橋尚子 145cm 207spm

 男子より女子の方がピッチが速いのは、ストライドが小さいほど振り子と同じで周期を短くしやすいためだろうか。この表から読み取れるのは、男子は180cm前後、女子は150cm前後がフルマラソンを走るときの日本人のストライドの限界なのではないかということ。
 より大きいストライドで長く走り続けられる人がトップランナーになり得るのだろうが、そういった意味では足が短いジャパニーズがアフリカンに比べて不利なのは残念ながら明白である。
 さらに言えば、この2つの民族ではアキレス腱の長さと腸腰筋の太さが大きく違うらしい。そのあたりを無視してキプチョゲの走り方だけ真似してもうまくいく筈がない。では日本人の中でもとりわけ足が短い私はどうしたらよいのだろう・・・。

 という訳でべいふぁーむ笠岡マラソン。今年は10kmにエントリー。参加賞は今年もビッグバスタオル。昨年のとは色違い。おかやまマラソンへの招待は笠岡在住の参加者のみらしい。市外から人を集めたくないのだろうか。エントリーリストを見ると、10kmの一番上に伊原木知事に名前がある。がんばれ。
 スタートから5kmは軽い追い風で21分35秒。後半は向かい風になって22分30秒。ゴールでは松野明美さんがハイテンションで迎えてくれた。後続はY希ちゃんが49分、M宅さんとNっちゃんは52分。
 豚汁引換券をどこかで落としてしまい、仕方なく\50で購入。下の写真は決して食べかけではありません。安いと言ってもあまりにも・・・。帰りに「とんぺい」で20分並んで野菜ラーメン。
 
 帰宅後、ガーミンが計測してくれたストライドとピッチを確認すると、平均で131cmと173spmだった。どう考えても180cmとか無理。足が長い人は前後に動かすだけでストライドが稼げるだろうし、体重が軽い人は軽い力で大きく跳べるだろう。しかし、足が短く体重も重い場合は筋力で走るしかないというのが私の結論。という訳で、今後しばらくはひたすら下半身を強化してみようと思う。
 しかしM樹ちゃんにも言われたが、このHPも最近やたらと能書きが多くなった。面倒くさいおっさんになったもんだ。

<2018年>
 3月のとくしまマラソンに向けて、ロング走をこなすためにエントリーした大会。この冬は寒すぎるし仕事で消耗してなかなか走る気にもなれず、練習量は全然足りていないが、県内屈指の高速コースだし1時間35分前後では走っておきたい。
 昨年国道が渋滞していたため今年は高速を使ってみたが、こちらも渋滞通過に30分近く要した。玉島笠岡道路が開通したら劇的に短縮されるのだろうが、まだまだ先の話っぽい。
 この日は「立春」。つまり春が始まる日であるが、受付時の気温は-1℃。風がメチャクチャ冷たく、今のところその気配は全く感じられない。という訳で、スタートギリギリまで車に引き籠もり、寒さ対策としてウェアの上からビニール袋を被って競技場へ。
 2年前からコースが変更されて、ひたすら干拓地を走るだけになった。国道を規制せずに済むからだろうが、景色がさらに単調になって面白みは全くない。そして堆肥臭は相変わらず。
 15.9kmに折り返しあり。すれ違い区間は1km弱だから前後4〜5分のランナーはチェックできるが、知人は1人も確認できなかった。坂は17km過ぎにある5m程度の起伏だけ。せっかくの高速コースであるが、この日は西風が強すぎてラスト2.5kmが重たい。
 ゴールタイムは目標通りの1時間35分。着替えてゴールで待っていると、1時間48分でY希ちゃんが帰ってきた。惜しくも入賞はならなかったが、自己記録を何と11分も更新。Y史君はまだ来ない。最近練習してなさそうで、どの位で帰って来るか見当がつかないし、給水でもらったアクエリアスがキンキン過ぎて腹が冷えたし、寒さに耐えきれなくなって2時間過ぎたところで諦めた。
 反省会は「お多津」。結局Y史君はY希ちゃんより30分も遅かったらしい。もはやY希ちゃんはライバルとも思っていない。アシンメトリーの女子にうつつを抜かしている場合ではないぞ。
 帰宅後、参加賞を確認。この大会は毎年気が利いたマラソングッズだったから、今年もポーチとかグローブとかを期待していたのに、ありきたりのバスタオルでガッカリ。と思いつつ広げてみたらかなりデカい。測ってみると132×78cmもある。走った後の保温用にもいいし、昼寝用の腹掛けとしてもベストサイズ。やっぱ気が利いている。

 ところで、今「NHKスペシャル 人体」がおもしろい。人体は巨大なネットワークであり、あらゆる臓器や細胞はダイナミックに情報交換を繰り広げ、人の命や健康を支えているとのこと。
 例えば、腎臓は血中の酸素が不足すると赤血球(体内で酸素を運搬する)を増産するための、骨は衝撃を受けることにより老化を抑制するためのメッセージ物質を放出する。高地トレーニングで持久力が高まるのは、血中酸素飽和度の低下に対して人体が酸素運搬能を高めた結果であり、人が寝たきりになると見る見る衰えてしまうのは、人体が老化を抑制する必要性を認めなくなるためであるらしい。働かざる者食うべからずと言うが、動かない者は早く死ねと言わんばかりの自然の摂理。ちょっと恐ろしい話でもある。
 血中酸素飽和度と酸素運搬能についてもう少し言及すると、血液中の赤血球(酸素を運搬する)の体積率をヘマトクリット値(平均値は男性43%、女性38%)といい、2週間程度の高地トレーニングでこれを数%上昇させることができるらしい。血中酸素飽和度は通常98-99%で、高地で限界まで追い込んだ直後は80%台まで低下するとのこと。そして同僚数人で実験したところ、限界まで呼吸を止めるだけでもこれを90%程度まで下げられることが分かった。
 まあややこしい話はここまでにして、私が思ったのは、息を止める訓練を繰り返すだけでも多少は赤血球を増やせるのではということ。次の健康診断で試してみよう。

<2017年>
 おかやまマラソンで疲労骨折した右第三中足骨もようやく仮骨がしっかりと形成され痛みも消えた。レントゲン写真中央付近、分かりにくいけど骨が膨らんでいる部分がそれ。ようやく走れると思ったら今度は風邪をひいた。雨も降ってるし今回は大事をとって応援のみ。ちなみにこの疲労骨折、受傷直後はレントゲンでは何も写らない。MRIで黒く写るとそれと診断される。
 国道2号線は雨のせいか古城山トンネル手前から渋滞。20分程掛かってようやく停めたグラウンドはグチョグチョ。靴下まで泥水が染み込む。アスファルトの駐車場に停めようと思ったらいったい何時に着けばいいのだろう。
 ・・という訳で、小雨が降る中10:00にハーフのスタートを見送る。最前列から福岡国際を走ったこともある後輩T岡があっと言う間に通り過ぎる。
 10kmのスタートは10:50。雨は止んだ。風もそよ風程度。ゲストの坂本直子さんが颯爽と走り抜ける。さすがにシュッとしてる。
 寒いからギリギリまで喫茶店で待機して、11:00過ぎから競技場手前でお迎え。T岡は既にゴールしているようだ。しばらく見てると徳島マラソン友達のF田さんが来た。後で聞いたら部門3位とのこと。さすが。続いて○ネサンスでお世話になったT見さんが走り抜けて行ったがこちらには気付いてくれなかったようだ・・。K延さんも通過したはずだが見逃した。最後にY希ちゃんがギリ念願の2時間切りで帰ってきた。ちなみにY希ちゃんは汗をかいても「運動の汗は最高の美容液」とか言って結構ほったらかしがち。
 参加賞は大きめのスポーツバッグ。去年までの参加賞が良かっただけにちょっと期待外れ。と思ったが、後で色々試してみたらヨガマットがジャストサイズ。マットとか家族全員の着替えとか荷物が多いお父さんの大会用バッグとして理想的かも。やっぱり気が利いてる。そして、ランニングリュックからスポーツバッグまで、この大会の参加賞だけでどんなイベントでも対応可能になった。無料の豚汁がうどんに代わっていたのは残念。
 帰りは駐車場を出て東方向が通行禁止になっていた。西に出て北に回りローソン前の三差路で2号線に乗るまで約10分。太陽の広場駐車場はガラガラだったけど、そこなら帰りはスムーズに出られたのだろうか。

<2015年>
 高速で行くと西ノ浜交差点から渋滞。この信号だけで10分、そこから会場までさらに10分かかった。昨年の参加賞も良かったが、今年のワンショルダーバッグも気に入った。
 レースは平凡。折り返しを過ぎたとこで今年もまたS藤タカがのんきにやってきた。そのままイーブンペースでゴール。タイムも平凡。さっさと帰ろうとしたが、グラウンドの駐車場から東方向だと12時過ぎまではコースを横切るのが大変。それより早く帰りたいなら、会場までは遠くなるが河川敷の公園駐車場に停めた方がいいかも。

<2014年>
 この時期にしては珍しく弱い南風。例年苦しめられる終盤の向かい風がないのはありがたい。吉備路マラソン前で練習量は十分だが、足に疲労が溜まっているため目標は1時間35分。
 前半は南へ。距離表示がないためペースがよく分からない。折り返し手前の中間地点で47分40秒。まあまあのペースで走れてる。
 後半はバテて徐々に失速。濡れた路面でソールの滑りが気になった。シューズが古いせいだろうか。特に15km付近の山際を走るクネクネしたところはグレーチングが多く気を使った。競技場に戻ると天満屋の浦田佳小里さんがいたから手でも振りたかったが、こんなおっさんに愛想するのも面倒くさいだろうと思って止めといた。
 車に戻ると3kmを走り終えた娘がすかんちを聞きながらくつろいでいた。帰りには前回に続いて「司」に寄ってみた。なんか2年前ほど美味しく感じない。どうやら「お多津」を知ってしまって以来、笠岡ラーメンのハードルが上がってしまったようだ。
 参加賞のランニングリュックは色もいいし使えそう。食べ物以外では今までで一番うれしい参加賞かもしれない。

<2012年>
 この大会は3回目だが、初めてハーフにエントリー。参加賞はリュック。なかなかちゃんとしてる。寒い印象が強い大会だが今年もやはり寒い。しかし風はこれまでで一番弱く走りやすそう。練習では5kmまでしか走ってないから目標は1時間45分以内。
 Oさんとスタート地点に並ぶ。前半は4分40秒/kmペース。中間地点ではOさんの背中は100mも離れていない。このままこっそり付いて行ってゴール直前で抜いてやろうと思っていたが、後半バテてすぐに見えなくなった。
 競技場手前ではゲストの有森裕子さんが超ハイテンションで応援してくれた。スゲーなぁと思いながら競技場に入るとOさんに「こりゃー!ラストじゃあ!スパートせんかぁぁあああ!!」と恫喝される。残り500m、老体に鞭打ってみたがスピードは出ない。
 ハーフのコースも10kmと同じで景色は畑ばっか。折り返し付近で海岸線を走るが特に綺麗ではない。終盤3km以上続く視覚的にも変化のない直線は精神的にきつい。
 ゴール後はOさんと笠岡ラーメン「司」へ。ラーメンも餃子も美味い。この日は猫ひろしがロンドン五輪マラソンカンボジア代表を賭けて別大マラソンを走っているためチェック。どうやら猫専用カメラが付いているらしい。さすが。調子も良さそうだ。2時間30分ペースを維持している。カンボジア代表が見えてきた。よし、頑張れ!と思っていたら猫がゴールする直前に放送終了。

<2010年>
 会場が陸上競技場に変わり感じが良くなった。何と言ってもブルートラックがその気にさせる。施設は新しく快適。駐車場も十分確保されている。が、一番便利な場所を役員専用にしているのにはムカつく。まあよくあることだが。
 まずは娘とペア1.5km。子供は後先考えずスタートから飛ばす。娘はトラックを出る前からすでに息が上っている。途中、Pおじいさんに応援してもらうがリアクションできず。後半はズルズル後退するも何とか走り切り、最後の50mだけペースアップ。一応1.5kmの記録更新。
 続いて10km。笠岡湾干拓地を走るためほぼ平坦。しかし風は強い。終盤の向かい風を考慮して前半は抑え気味に走る。後半も無理はせず、結局最後まで抑えっぱなし。
 景色は畑ばかり。この干拓地は畑か畜産ぐらいにしか使われていない。この大会に参加させてもらっといて言うのもなんだが、自然を壊してまでわざわざ干拓する必要があったんだろうか。海のままで良かったのに。
 山陽新聞社後援ということで、会場では号外が配られていた。偶然親子揃って小さく写っている。娘は写真写りに不満があるようだ。
 笠岡と言えば最近ラーメンで売り出し中。基本は鶏肉を乗せた濃い醤油ラーメンらしいが、この日は白湯スープの「とんぺい」へ。やはり混んでいる。野菜の旨味がしっかり効いたスープが全身に染み渡る。

<2003年>
 だだっ広い干拓地内のかわいらしい空港が会場。コースはフラットだが風が強かった。距離表示は中間地点と9km地点しかない。中間地点を20分04秒で通過し夢の40分切りが狙えるかと思ったが、後半の向かい風でペースダウン。っつーか走りこみ不足。