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バドガール、その弐(研修)

 

 

バドワイザーカーニバルまで、あと1ヶ月。

 

バドガールはずっと研修です。

 

ホールとして雇われた男の子達が、お店となるテントを張ったり

ビアホールを作っている間、私達はひたすら研修。

 

でもリーダーは私より3つ若い19歳。

しかもコギャル(死語)…ていうか、ヤンキー?

 

早くも前途多難な予感。

 

 

しかも、リーダーの腕についてる点点。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「注射の跡じゃないの?」

ストレートに聞いてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、これー?ツベルクリンの跡なのー。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嘘付け!!!!

 

 

ぜってーツベルクリン違う!

だって、跡が分散してたもん。最近のものっぽかったし。

人工透析なのーって言われたら信じてたかもしれないけど。

 

まぁ、こーいう話題はね。

このへんにしてね(ちょっと焦り気味)

 

結局研修 とは名ばかり

女の子達はおしゃべりばっかしました。

 

「私さぁ、このバイト水着着てやるって

連れから聞いたからー

  下の毛全部そっちゃったのー。

そしたらー、ワンピースでやんのー」

 

 

「あんたそれー、次すげーの生えてくるよ。

     布から思いっきり突き出すよー。

●●(ピー)毛。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すげえなぁ(驚)コギャル!!!

 

 

でもまぁ、ちょっとは研修もしてましたよ?

 

 

そんなある日、店長からみんなに、ある指令が下りました。

 

「研修も兼ねて、カーニバルの宣伝と、スポンサーへの挨拶。

君達にやってもらうことになったから。」

 

 

 

まずカーニバルの宣伝とは。基本はチラシ配りです。

でももちろん、普通に配るだけじゃないですよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バドガールの衣装で配布。(無茶)

 

 

 

 6月なんて、まだまだ肌寒いですよー?

朝なんて、本当冷え込みます(集合AM6時)。

そんな中、薄い布いっちょうで、通勤ラッシュの中チラシ配り。

アホです。

しかも、地域ごとに女の子は分散するので、基本的に一人きり。

本当、ありえません。

でも、やってみました。

 

通勤、通学中の方々の視線がイタイイタイ。

これが、視姦というものなのね。

まだ、タンポン以上に太いものを

に入れたことが

無かったような私にとってそれは

かなりハードな羞恥プレイでした。

でも、そこは真性M女の私。

恥ずかしさに顔を赤らめながらやってる内に

なんだか身体の奥底から

今まで知らなかった感覚が込み上げてきて…

 

 

何?これ…

き…気持ちいいッッ。

 

 

2時間が、あっという間でした。

バイト代8000円 。

新たな快感を教えてくれた上に、お金まで…。

し・あ・わ・せ

本当に癖になりそうでしたよ。結局3日間で

24000円也

おいしすぎるー。シャッシャッシャ!!

 

 

 

 

次に、スポンサーにご挨拶。

店長のセレクトで、私は「久枝ちゃん」という女の子

コンビを組むことに。

(久枝ちゃんは、手足の長いスレンダーボディ、料理は上手い、

優しく清楚、顔は田中れな似という、まさに最強の女の子でした。)

          →写真は後日UPです。 紹介料は10000円

年も地元(うちから3分もかからない所に住んでいた…驚!)も

同じ私達は、すぐに意気投合。

でも彼女と組むと

もうジョニー、完全におまけ状態。

マックのハッピーセットのおまけくらいの存在です。

むしろ邪魔?

    …でも、そっちのが気が楽!(涙)

 

 

そんな久枝ちゃんと私。

スポンサーである、トヨタカローラさん(実名だしてもいいよね?)に

宣伝をかねてイベントのお手伝いに行くことになりました。

          

          

 

私達の面倒を見てくれることになったのは、

岡山営業所から来た原田さん(仮名)

 

「福引を引いてもらってね。他にとくに何もしなくていいから。

でも何があっても笑っててね。」

          原田さんはそう言って笑いました。私たちも笑顔でうなずきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何があってもって、何だ。

          

 

 

 

 

 

さて福引のお手伝いスタートです。

 

最初はかなり戸惑っていた家族連れやカップルも、

最後はみんな和気あいあいとしながら福引をしていってくれました。

こんなんで、一日3時間、12000円?

ほんとーこのバイト、最高☆

 

…ところがどっこい!(死語)

お手伝いを始めて、1時間 経過

ふと会場の端をみるとでけぇ一眼レフを持った人々がうろうろ。

幸せそうなカップルや家族連れが行きかう中

かなりの違和感。

でも全く動じず、笑顔の久枝ちゃん。

 

 

 

「福引いかがですか?」

         

 

 

 「いえあのー、

写真撮ってもいいですか?」

          

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「え?」

 

目の前には、ちょっとこぶーちゃんで、

額に玉の汗をにじませた男性が二人(推定30歳)

え、そんなオプション(?)もアリなの!?

OKも何も言ってないのに、突然、反射板?

(あの、光の 屈折を調整する白いレフっぽいもの。すんげーでかい。)を

車の前に設置する二人

 

相当、手慣れてます。

 

 

 

 

 

 「 ここに 1人ずつ順に立ってください!

そして、車に張り付けられたようなポーズを

とって下さい!」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     どんなだよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           

でもやりました。写真は後日up(本当か?)

 

しかしホッとしたのもつかの間、次々と新たな刺客が。

次にやってきたのは、西川のりお似の推定42歳の男性 。

ビデオカメラ(マスコミ?)を

重そうに小脇に抱えてます。

 

 

 

 

「一緒に車に乗ってください!

そしてあたかも恋人のように

話をしてください!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…もうつっこむ元気も起きません。

ってか、車に乗ってもいいの?勝手に。

原田さんを振り返ると、しきりにGOサインを出しています。

…ニヤニヤしてやがる…お前が乗れっつーの(怒)

久枝ちゃんを見ると、久枝ちゃんは久枝ちゃんで色んな人に囲まれまくってます(もてもて)。

やるしかないのか…!恋人トーク!

 

 

気合を入れて、いざ、ブルーのSPACIOに乗り込みます。

運転席に私。助手席に男性が。

 

 

 

普通、逆じゃないか!?

 

 

 

いいの?これで…

のりおさんは、助手席でビデオカメラを回しています。

これを家に持ち帰って、一体どうするつもりなのでしょうか…。

のりお:「さぁ、運転してください!」

 

 

ステキな旅の始まりです。

私   :「今日どこ行きたい?」

のりお氏:「うーん、どこがいいかな。じゅんこりんこちゃんは

      どこがいい?」

私   :「えっとね、デオデオ。」

のりお氏:「デオデオ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旅終了です。

 

 

 

デオデオじゃ、駄目だったんでしょうか?

 

一応補足:デオデオは、大型電気店の名前です。

私のデートはいつもデオデオ。

もしくは山田電気。もしくはベスト電器。

楽しいのになぁ…家電製品巡り。

 

 

さて、そうこうしているうちに、コスプレ撮影会…いやいや、

福引も終盤にさしかかってきました。

私達の額には、美しい汗の玉が。

労働の汗です。

けして、お客様が暑苦しかったわけではございません。

 

「よく頑張ってくれたね。

明日は日曜日だから今日の3倍はお客さんが来る予定だよ。

頑張ってね。」

さらりとトンデモネー事を口にする原田さん。

 

あーー。もぉ何でもやってやる!!こっちは時給4000円もらってんだ。

…でもまぁ、なんだかんだ言いながら、楽しかったかも。

こんな体験、めったにないですからね。

こんな大勢の殿方の視線を浴びるなんて女冥利に尽きるってもんです。

久枝ちゃんも笑顔です。私達、いい仕事したね☆

 

…そのとき

「あのー、写真いいですか?」

最後の刺客です。…お、でもなんだかいい感じの好青年。

ってか、制服。

だ…だ…男子校生!?

彼の手には、写るんです。なんて初々しいんだ〜(キュン)

 

私(嬉):「こんにちは!写真、どこで撮りますか♪?」

男子校生:「いえ…そっちのお姉さんだけでいいんです。」

久枝ちゃん: 「え、私?」 

 

 

 

 

えーーん(泣)

バカバカーーー!!!!

続く。

 

      つづく