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倉敷市の「英語教育推進特区」が認められる(岡山)


 倉敷市が国に申請していた英語教育推進特区が認められ、8日、認定証が交付された。小学校3―6年に「英語科」を新設し、中学校では英語の授業時間を増やすという内容。2005年度から順次スタートさせる。同様の特区は、金沢市や水戸市などで認められているが県内では初めて。市教委は「中学校卒業までに英検3級程度の英語力を養い、簡単な日常会話程度は話せるようにし、<国際文化都市・倉敷>を目指したい」としている。
 計画によると、小学校の「英語科」は3、4年生が月2回程度で年間20時間、5、6年生は週1回程度で年間35時間の授業を実施。歌やゲームなどを通じて、コミュニケーション能力を養うことに主眼に置く。
 中学校では、英語の授業時間数を週3時間から週四時間にする。増えた1時間は、外国人の英語指導助手(AET)に単独で英会話の授業を受け持たせるなど、日本人が苦手とする「聞く」「話す」など会話能力の向上を目指す。
 小学校は05年度に四校で導入し、07年度までに全54校に拡大。中学校は05年度から全23校でスタート。2011年度に事業の評価、見直しを実施する。
 同市では今年10月から、一部の小学校の1、2年生や幼稚園児を対象に、年間15回程度、英語の言葉遊びや歌やゲームなど、英語に慣れ親しませる試みが始まっている。市教委は「中学生の英語スピーチコンテストも新設し、国際感覚を身につけてもらい、将来、市に貢献できる国際人を育成していきたい」としている。
(2004年12月9日 読売新聞)


 

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