醤油粕堆肥でエダマメ(早生枝豆)は育つのか? 2016年
---------------最終更新日:2016.10.9

  早生枝豆

タイムで購入。388円。

まきどき:4月上旬〜7月上旬
発芽温度:20〜30℃
収穫日数:約70〜80日
株  間:30cm
発芽日数:約7日

白毛種で3粒さやの多い高品質の多収品種

●2016.4.10-24
4月10日ポットに219粒を、胚芽部分を下にして播いた。土は種まき培土。
24日の時点で発芽率98%(214/219)。

●2016.5.5-5.18
順調に生育。
今年は定植後に防虫ネットを張るため、苗に付いたイモムシや卵を先の細いピンセットで丹念に駆除した。
恐ろしいことに、すでに葉の裏には見慣れたマルカメムシの卵が産み付けるけられていた。
防虫ネット内は、中にいる害虫にとって、食い放題でふえふえの大繁殖天国なのだ。
来年は苗も防虫ネット内で育てた方がいいかも。

黒マルチを敷いた翌日にはきゃらすの痕跡が。 油断できないやつらだ。
5/15〜5/18、214株を定植し、防虫ネット敷設。
防虫ネット内でコンパクトに効率的に育てるため、株間30cmの二条植にした。
畝幅は70cm。高さは60cmを確保。4畝で右から58、57、54、45株。
ダンポールK(コメリ/5.5mm×2.1m 68円/本 10本組×4)、防虫ネット(モノタロウ/1.8m×100m 9,447円)
U型ピン(ナフコ/20cm×50本 980円×2)、U型ピン押さえ(ナフコ/50個 508円×2)
園芸クリップピンチ小(ナフコ/36個 322円×2)、洗濯ばさみ(100均/ポリカーボネート製12個 108円×4)

防草シート押さえの“黒ばんちゃん”もあるのだが、むきだしの鉄製で錆びるのだ。
錆びてしっかりと大地に食らいつき、防草シートを固定する。
防虫ネットなどは栽培中や収穫時にシート押さえを抜くことがけっこうあるので、ビニール被覆の錆びにくいU型ピンが便利。

●2016.5.29-7.2
苗に付着していたと思われる卵から生まれたイモムシ、毛虫発生。即駆除。
6月に入り、ひえー、はっぱが筋だけになってるー!
地中に幼虫が潜んでいたと思われるカナブンコガネムシ大発生。 これが害虫天国なのか!
大食いで、はっぱかじりまくり。一匹あたりのダメージがでかい。
だが、サイズがでかいゆえ見つけやすく、ぷちりやすい。 つかまえて、頭をぷちっと殺る。 すぐに地獄へ落ちちゃってください。
一方、 ネットの守護により、マルカメムシは0匹! ゼロ! いない! 防虫ネットばんざい!
枝豆の品質に重大な影響を及ぼすマルカメムシより、カナブンコガネムシの方が御しやすい。
今まで雑草を分解し醤油かす堆肥を作ってくれるので大目に見ていたが、今後カナブンコガネムシの幼虫への対応が冷酷になるのは間違いない。
2017/6/11追記 葉っぱや根を食う害虫はコガネムシで、朽ちた木などを食うカナブンは無実と判明。

日付
5/26
6/9
6/10
6/11
6/14
6/15
6/16
6/17
6/18
6/20
6/22
6/24
6/27 6/28 6/29 6/30 7/1 7/2
合計
毛虫、イモムシ
駆除数
5
2
2
4
2
1
16
カナブンコガネムシ駆除数
23
12
4
4
8
5
2
3
9
5
3
3
1
1
2
3
3
91

●2016.7.3
収穫開始。固定ピンを抜き、防虫ネットを半分めくって、太った莢だけ収穫して回る。 フィールドカート(車輪付腰掛け)が便利。
初日2.6キロの収穫。 いままでになく、きれいな枝豆! 防虫ネットばんざい。もっと早く使えばよかった。
豊作の証である4粒入りの莢が時々あってうれしいぞ。
虫の食害がないので、朝収穫したまま冷蔵し、日中にお世話になった方々へ配達。 もう店で売ってる枝豆のよう。
残りのB級品(1粒もの、莢割れ)を塩ゆでにして食う。 ああ、やっぱり旬の採れたて枝豆はうまい。 

●2016.7.4-7.11
収穫は続く。早朝4畝の枝豆を順番に収穫。
今年の枝豆はきれいにできたので、もう配りまくり。 自分用は難ありのB級品で2kg以下。

●2016.7.12-7.24
収穫も4周目にはいり、7/18には6周でほぼ収穫終了。
マルカメムシ対策としての防虫ネットの有効性が確認できた実り多いシーズンであった。 総収量約12キロ。一株平均約550グラム。
今年は栽培中に台風が来なかったので、ネットの防風効果、トンネル栽培法の強度確認ができなかった。来年以降の課題だ。

日 付
7/3
7/5
7/6
7/7
7/10
7/11
7/12
7/14
7/15
7/16
7/18
合 計
収穫量/kg
2.6
1.05
1.6
1.5
2.0
0.512
0.485
0.513
0.383
0.501
0.732
11.876

7/24防虫ネット撤去。その日の内にマルカメムシがたかってきた。 周囲は敵だらけのリサイクル畑であった。
アブラムシも収穫末期から見られたが、たまたま発生時期なのか、ネットをはがし始めたからなのか不明。 ま、結果オーライ。

●2016.9-10月
葉も落ちて、枝だけになった枝豆を抜いて耕す。
リサイクル畑内のカナブンコガネムシの幼虫は、用水路へぽーんだ。 魚の糧となれ。

防虫ネットと支柱は繰り返し使えそうだ。 来年もたのむぞっ!
ポリカーボネート製の洗濯ばさみは変色しているものの、強度に問題はなさそう。
緑色のクリップピンチ(材質不明、ポリプロピレン?)も褪色が見られ、バネも錆びている。いつまで持つか、やや不安。


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