rue" val8="true" val9="true" val10="true" urlparams="1">

クズ根絶日記
  たすけて! ぼくらのケイピンエース 
---------------最終更新日:2015.12.20

農業は雑草とのたたかいなしには語れない。
雑草とうまく共存する方法もある。
刈った雑草を堆肥として利用する方法、不耕起農法などは先人たちの試行錯誤の賜物といえる。
ただし、それは相手による。
葛(クズ)、竹は農地、住宅の敷地に対して非常に恐ろしい侵略者なのだ。

冬になっても枯れません。
地中からこっそり根を伸ばし、アスファルトさえ突き破るタケノコ。
草葉の陰からするすると蔓(つる)を伸ばし、あらゆるものにからみつき、樹木さえ枯死させるクズ
うちのリサイクル畑の近くには、この雑草界の両巨頭がじわりと陣地を広げてきているのです。

竹に対しては、地面を掘り下げて根を切り、地中からの侵入ができないように波板などを埋め込む対策が有効。
20年以上ブロックしていたが波板の隙間から竹が侵入し始めたので、平成26年秋から60cm幅×20mの畦シートを新たに埋め込んだ。

一方クズは地上に蔓を伸ばし、接地した所から中継基地のように根(節根)を張り、さらに先へと侵略してくる。
伸びてくる蔓を刈っても、一週間もすれば別の蔓を伸ばしてくる。

クズの生態についてはこちらのサイトが詳しい→葛のお話〈クズの生理生態〉

更に恐ろしいことに、クズはマメ科の植物で、夏にはマルカメムシを引き寄せる。
こいつらが風に乗ってリサイクル畑のエダマメにたかり、毎年醤油屋を悩ませてきた。(リサイクル畑
2014年リサイクル畑東側のクズを刈りまくったところ、付近のエダマメの被害がかなり軽減されることがわかった。
西側のエダマメは例年通り、マルカメムシだらけであった。



そして2014年秋、雑草の勢いが弱まっている間にクズ根絶作戦を開始した。
根を絶つ! 根絶やし! やるぜ、おれはやるぜ!
成長したクズの主根は地下1メートル以上にまで根を張り、養分を貯め込んでいる。
葛根湯(かっこんとう)の原材料であり、そこからは高級デンプンが採れ、葛餅、葛切の原料ともなっている。
地上部分を刈ったくらいでは、養分を貯め込んだ根からまた芽を出してくる。
葛のお話〈クズの生理生態〉によると『7月下旬までにつくられた当年生茎葉の約67%は,貯蔵物質(根のデンプン)によってつくられたことが分かりました。』とある。
また『TR(Top/Root)比は0.2〜0.3となります。この結果から,クズは極めて貯蔵器官(根)の多い植物体であり,このことが繁茂の源泉となっているといえましょう。』とも。
つまり、根絶! これしかない!

『2〜3年生までのクズですと,茎を引っ張ると節根も一緒に抜けてきます(つる返しといいます。)が,これによってクズの勢力がかなり減退します。葛のお話〈クズの生理生態〉
数株なら根まで掘り起こして根絶できるが、あまりに数が多すぎ現実的にはムリ。
で、ケイピンエース(¥813 50本入り 楽天市場/日本農業システム)の登場。 オンリー1でナンバー1。
たすけて!ぼくらのケイピンエース!

ケイピンエースのMSDS(製品安全データシート)と主成分イマザピル(CAS No.81334-34-1)の農薬評価書(2014年3月)を見ると、普通の農薬よりずっと危険性が低いようだが、リサイクル畑内部での使用はしない。
外部でも畑に近い(約5m)部分では使用しない。
畑付近の生き残りは、根気強く刈り取り、根を断つしかない。

●2014.11〜12月
見つけた主根を掘り起こしてみると、スコップの柄より太い立派な葛根湯の原料がそこにあった。
一株でも掘り起こすのはかなり労力と時間と精神エネルギーを必要とすることがしみじみわかった。

やっぱ、ケイピンエースに助けてもらおう!
とりあえず、地上で目に付く太い蔓を引っ張っていって主根を探索。
文字通りいばらの道を下草刈りのごつい鎌で切り開いた。
見つけた根本に2.5mmのドリルで穴を開け、ケイピンエースを刺した。
穴径2mmのドリルでは、きつくてケイピンエースが折れたりするので2.5mmが吉
あと小さな金槌があると、最後の一刺しに便利だった。なくてもOK。

●2015.1.18(日曜日)
年末年始の忙しさがやっと一段落し、今日は朝からリサイクル畑。
カボチャのネットを片付けた後、根絶作戦再開。
クズの実が着いている蔓は、きっとぶっとい主根につながるだろうと枯れた雑草といばらの道を奥へと分け入った。
振り返るとA.T.フィールドが遠くに見えた。
ばっさばっさと大鎌を振り回して刈りまくり、蔓を頼りに主根を見つけてはドリルで穴あけし、ケイピンエースを刺す。
すでにケイピンエースのパッケージ(50本入り)を2つ使い切り、3つめに突入。
日が暮れたので撤収。

●2015.1.25(日曜日)
今日の根絶作戦実行区域はリサイクル畑とは別。 両親が耕作していたイモ畑、ミカン畑周辺。
家からやや距離が離れており、そろそろ年で足が遠のき耕作放棄地になりかけていた。
こちらもクズ、竹が侵略を始めており、ここで敵を叩いておかないと国土回復の道は見えなくなる。

昨年夏前から草刈り、竹の伐採、根の掘り起こし、クズの根の掘り起こしを実行。
A.T.(anti take)シールドを埋設した。幅60cmの畦波板で、地下50cm、地上10cmくらい。
地下50cmでは安全深度とは言えないが、防御壁としてはかなり効果があると期待できる。
畑地はトラクターで耕運、雑草の新芽、また耕運を繰り返し冬まで持ってきた。
後は整地して防草シートを張る予定。

畑周辺のクズはほぼ放置されてきたようで、大物が続々と見つかった。
見かけは木の幹のような、直径10cmをゆうに超える株には一周7本のケイピンエースをぶち込んだ。
こいつは木のてっぺんまで這い上がり、周囲の光を支配していた。
次の夏が楽しみだ。
現在ケイピンエースのパッケージ(50本入り)を4つ消費。残弾あと50本。
今週中に弾薬の補給が必須。

●2015.2.1(日曜日)
ケイピンエース(¥813 50本入り 楽天市場/日本農業システム)を大人買い!  これであと1年は戦える!
水たまりに氷が張った寒い朝、リサイクル畑方面で作戦実行。
カボチャ畑のネットをすべて回収した後、東部戦線に主力を投入。
今日はあばら骨を負傷している関係上、死神のように大鎌で枯れ草、いばらをなぎ払えない。いてててて。
50発全弾打ち尽くしても、無傷の敵はまだ数知れず。
戦場には墓標のように対策済みマーカーのプラスチック製の杭が並ぶ。 パッケージ5終了。

索敵を兼ね東部戦線を視察すると、昨年夏の地上掃討作戦『刈りまくり』が行われた地域では主根が発見しやすかった。
オマケでヌートリアが水辺から這い上がってくると思われるけものみちを見つけた。
周辺の草の根っこを掘り起こして、かじった跡があった。

●2015.2.11(休日)、15(日曜日)
イモ、ミカン畑の方で竹とクズ駆除。広さは東西約20m×南北約14m。
竹、クズの根まで掘り起こし→A.T.(anti take)シールドを埋設→整地→冬の間に防草シート→休閑地 という予定。
1月末に痛めたあばら(たぶんヒビが入っている)が痛むが、作業はできる。 せき、くしゃみが怖い。

クズの根はこまで大きくなるようだ。 『100キロ以上という大物も稀ではない。』という・・・。
うちの最大級のアレはどのくらいの根なのだろうか? 興味はあるが、掘り出す元気はない。

●2015.3.8(日曜日)
イモ畑に防草シートを張った。面積の約9割の作業終了。

●2015.3.15(日曜日)
次はミカン畑の方でクズ駆除。割と手入れをしていたのか、小物が多い。
春が来てクズが新芽を伸ばし始める前に可能な限りの対応をせねば。

●2015.3.21(春分の日)
今週からぽかぽかと春らしくなり、桜前線もゆっくりと北上し始めた今日この頃。
リサイクル畑周辺では人知れず、種の存続をかけたニンゲン対クズの静かな熱い戦いが続いていた。
クズが爆発的侵略を始める前に、雑草も枯れてクズの主根が見つけやすいうちに、できる限りの手を打たねば。
負傷した肋骨はほぼくっついたが、残された作戦遂行可能期間は決して多くない。

敵中心部殴り込み部隊(総員1名)、西部戦線でたたかう。
敵勢力支配領域に深く侵攻するほど、ニンゲンの活動領域から遠ざかるほど、何年あるいは何十年もその地を支配し、力を蓄えてきた大物が潜んでいた。
パッケージ7終了。

●2015.3.22(日曜日)
主根の探し方は、細い蔓を太くなっていく方向へ探す。あるいは、蔓の分岐の方向から探す方法もある。
また、左右にまっすぐ蔓を伸ばしているため節根のように見える主根もある。
でかい節根にもケイピンエースを打っておく。
パッケージ8、9終了。

●2015.5.4
4月中旬から5月3日まで醤油の仕込みのため、中断。
連休に入ってようやく行ってみると、西部戦線の打ち漏らした株からは元気な新芽が伸び始め、すでにマルカメムシがたかっていた。
薬剤が十分効いている株からから伸びた蔓には新芽は出ないか、出ても茶色くしおれたり、葉が枯れかけたりしていた。
効いてる! ばっちり効いてる!
元気な新芽の蔓をたどって、打ち漏らした(あるいは打った数が十分でなかった)主根をさがし、ケイピンエースを打つ。
この時期では、下生えの雑草の草丈はまだ50cm以下で、生き残った株を掃討するゴールデンタイムだ。
パッケージ10終了。

●2015.5.12
新芽を確認してから主根にケイピンエースを刺した株。
すでに効いてます!
蔓の先端部、葉が茶色に変色、しおしおと枯れてます。バックは麦わら帽子。
十分に効果があった株を調べると、新芽さえ出ていない。
打ち漏らした株を殲滅、したいのだが、そろそろ雑草が地面を覆い隠し、主根の探索は難しくなってきた。

●2015.5.17
昨日土曜日の夕方に刈った雑草を積み上げ終わり、西部戦線のクズの状態を確認した。

うはははははは。 新芽の先端がしなびて枯れておるわ。
ざんねんよのう。 なは、なは、なははははははははは。

つよいぞ、たのもしいぞ! ケイピンエース! 新芽が出始めても間に合うのか。
元気な新芽の蔓をたどって打ち漏らした主根にケイピンエースをうつ! うつ! うーつ!
パッケージ11終了。

午後からは東部戦線。草刈り直後。
こちらはリサイクル畑から20mほど離れており、危機感が薄い分対応が遅れ気味。
雑草を刈った後に見つかった元気な新芽の出ている蔓をたどって主根を探す。 そして、うつ。
膠着状態に持ち込めば、当面ニンゲンの勝ちといえよう。

●2015.5.19
なんてこったい! マルカメムシの卵がすでに!
すぐに生き埋め。がんがん踏みつける。
越冬した成虫が生み付けたと思われる。
今シーズン、マルカメムシの爆発的増殖を阻止できるか? これこそが本来の目的なのだ。

●2015.5.24

北部戦線はリサイクル畑から15mほど離れており、クズが直接侵攻してくることはない。
ただ、大きな栴檀(センダン)が自生し、クズの蔓が樹上に伸びているため、風に乗ってマルカメムシが飛来することが懸念された。
なにより、未踏の領域にどんな敵が潜んでいるのか、今シーズンは徹底的な根絶はムリとしても、ある程度はたたいておきたい。

センダンの木の下にはいると空気がひんやりとすずしい。
クズは光を求めて多くの蔓を樹上へと伸ばしている。蔓を下へとたどってゆけば主根が容易に発見できた。
やはり大物が次々と発見された。
パッケージ12終了。

同日、防草シートを敷いたミカン畑、イモ畑の方を見に行った。
防草シートは見事に雑草の繁茂を防いでいるが、シートのない部分の雑草は伸び放題。とりあえず刈っとく。
昨年の夏樹上へと這い上がっていたクズは見られない。 よっしゃー! ケイピンエースがばっちり効いている。
ただ、シュロの木に打ち漏らしたクズが繁茂していた。

クズとのたたかいで気づいたが、クズとノイバラは共生関係にあるのではないだろうか?
クズあるところにノイバラあり。逆もまたしかり。
クズの主根探索中に何度ノイバラでいててててとなったか、何度服や麦わら帽に付けた防虫ネットがひっぱられたことか。
ケイピンエースを打ち込むため、何度大鎌を振るってノイバラをたたき切ったことか。
クズの主根を隠し、更に棘でガードしているのだ。
ノイバラは地上2mまでを支配し、クズはその上と住み分けているのだろうか?
競合している場合も見られ、ただ植生が同じだけなのかもしれない。

などど考えつつ、打ち漏らした株にケイピンエースをうつ。

●6月2-29日
北部戦線の栴檀の木に小さなうす紫色の花が咲いていた。

クズ根絶作戦の本来の目的、エダマメに付くマルカメムシの低減についてこれまでの結果をまとめた。

実際、マルカメムシの数は昨年のエダマメの状況に比べかなり少ない。
この時期活動しているのは越冬した昨年生まれの成虫と思われる。
駆除数の推移から繁殖活動のピークは越えたことが推測される。
こいつ等が産み付けた卵がこれから夏にかけてわさわさと孵化するのだ。 成虫、卵、見つけ次第駆除する。

日付
5/25
5/29
5/31
6/1
6/2
6/3
6/7
合計
駆除数
6
5
15
30
11
4
1
72

油断大敵。飛来するマルカメムシの数が激増し始めた。
特に梅雨の合間の晴天は活発に活動する傾向がみられた。

日付
6/10
夕方
6/12
6/12
夕方
6/13
6/13
夕方
6/14
6/14
夕方
6/15
6/15
夕方
6/16
6/17
6/17
夕方
6/18
6/19
6/19
夕方
合計
駆除数
189
19
143
22
60
11
167
13
103
64
9
147
237
21
91
1,296

6/30日には早生枝豆の初収穫。
これから卵を産み付けられても、エダマメの収穫には影響が少ないので駆除は一段落。

日付
6/20
6/20
夕方
6/21
6/21
夕方
6/22
6/22
夕方
6/23
6/23
夕方
6/24
6/24
夕方
6/27
6/29
合計
駆除数
55
118
97
120
129
47
40
198
100
117
69
85
1,175

駆除した総数を見ると多い印象があるが、早生と茶豆を合わせた165株に対し一日一株あたりだいたい一匹程度なのだ。
しかも、集合フェロモンなのか場所なのか、たかっている株には数匹がいる反面、全くいない株もある。
クズ根絶作戦の効果か執念の虫取りの結果か、昨年のようにばらばらとマルカメムシをJOY地獄へ落とすこともなく、またエダマメもすこやかに育っている。
今年は良い収穫が期待される。

北部戦線の栴檀の木に這い上がっていたクズは一掃され、元気に自由に空へと枝葉を伸ばし、風に揺れている。
しかし、そのやや北では樹木の表面をクズが覆い隠してしまっている。そこは敵の勢力圏内だった。

西部戦線では、敵中心部殴り込み部隊(総員1名)が玉尽きるまでケイピンエースを打ち込んだ結果、ニンゲンの活動領域からはほとんどクズの葉が見られない。
這い上がっていた木には、枯れ果てた蔓が残るのみ。
だが、奥地へと進むと敵勢力の圧倒的物量にまさに圧倒される。

昨年秋以降、多くの時間と労力と資金を投入したが、なんとか戦線を押し返したといったところ。
これから秋にかけては、草葉の陰から密かに侵攻してくる蔓を草刈り機で刈る作業が続く。

●7月-8月
夏、各戦線では敵の大反攻作戦が展開されていた。
ケイピンエースの必殺の一撃を逃れ、しぶとく生き残ったやつらが再び勢いを盛り返してきたのだ。
昨年に比べ間違いなく勢力は弱いが、切っても切ってもゾンビのごとく手を伸ばしてくる特性に変わりはない。
ニンゲンは防戦一方。

特に西部戦線では、A.T.フィールドに肉薄する先遣隊もあり、決して油断できない。
草刈り機で刈りまくり、また攻めてきたらまた刈りまくるしかない。

●2015.9.21
リサイクル畑の草刈りをしていると、打ち漏らしたクズがあるとはいえ、勢いが昨年に比べ明らかに弱いと感じる。
決して油断はできない。次世代の戦力を育てるべく、クズの花が咲き始めてるのだ。

●2015.8.20-9.23
防草シートを張ったイモ畑は雑草を完全に抑制しているが、周辺からのクズなどの侵入があるため、完全にはほうちできない。
お盆休みに1度草刈りし、ミカン畑の方も刈った。
多くのミカンの木が数年のほうちの間にクズの侵食によって枯死していた。
枯死した木はチェンソーで切るしかない。       長年おいしいミカンをありがとう。 合掌。

ミカン畑では打ち漏らしたクズが多かったのか、夏の間ミカンの木に這い登った蔓が空からニンゲンをあざ笑っていた。
草刈り機で全部ぶち切って、ケイピンエースの効果を確認してみた。
直径3cmほどもあるクズの蔓が枯れ、ぽきぽきと折ることができた。 たしかに効いてる!
だが、折ろうとしてもぐにっとなる蔓はしぶとく生き延びて、小さな蔓を伸ばしていた。

今年の冬からニンゲンのレコンキスタが再始動する。
クズ根絶作戦2年目が始まる。

●2015.12.20
最低気温が氷点下となり、雑草の勢いが弱った今こそ昨年来の成果を確認するとき。
早朝リサイクル畑に向かい、北部戦線、東部戦線を巡回。
はっはっはっ。朽ち果てておるわ。ケイピンエースに勝てるやつなど・・・、いた!
直径10cmを越す大物に惜しげもなくケイピンエースを5、6本ぶち込んだのだが、根本は健在であった。
さすがに蔓の先へいくと勢いがないようだが、根絶できていない。
また、ケイピンエースを打ち込んだ蔓の表半分が朽ち果てているのに、裏半分で生き残っているしぶとい株も。
今シーズンで引導を渡してやる。

10時頃からはミカン畑へと向かった。
大物揃いだっただけあって、しぶとく生き延びているようだ。
夏場のクズの葉の茂り方から判断して、確かにケイピンエースは効いているのだが、根絶に至るには絶対量が足りなかったのだろうか。
まさかオールレンジ攻撃に耐えるとは思わなかった。
2年連続のオールレンジ攻撃で駆逐してやる。

ミカン畑の隣の旧イモ畑は、防草シートにより雑草を抑制できている。
周辺の雑草を鋤でけずる。
ふと見上げると、ミカンがなっていた。完全にあきらめていたのだが、けっこうなってる。
クズのため7割くらいの木が枯れたが、半分枯れて生き残った木、ほぼ枝振りが揃っている木、全く実を付けていない木もあった。

今年は、にょろにょろと這い登ったクズを何度も叩ききって、日光を届けてくてありがとうということだろうか。
昼に一個食ってみると、薄皮が厚い以外はなかなかうまいミカンであった。 恵みに感謝。
午後から収穫。数年ほうちの上、全く手をかけなかったので見た目は悪く、小さい玉も多い。
収量37.6kg。 こたつの友ゲット。
もう1,2年早く助けてやれればよかったのだが。 こんな風に耕作放棄地ができていくのだろう。