海岸堤防漏水対策工事

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 発注者 :倉敷市 玉島支所 産業課
 工事期間:平成18年3月27日〜平成18年9月30日
 工事概要:施工延長L=164.7m
      薬液注入工N=330本

 ---------------最終更新日:2008.3.14


●2006.7.16 施工延長からすると、工事はL字型をしている勇崎堤防の部分で、堤防1mあたり2本の薬液注入が行われるようだ。
堤防の構造は、コンクリートブロックと石組みで内部の土累を覆った構造である。
このため先の台風では、波が堤防を越え、内部の土を浸食し、内側から決壊寸前にまで至ったのである。
今回の工事は、堤防内部の土の耐水性を高め、決壊という最悪の事態を防ぐことが目的と思われる。

●2006.9.23 今日行ってみると、工事は終わったようだ。
工事範囲は、堤防の南側だけのようだ。赤色矢印の部分が薬液を注入した穴の跡。ジグザグ2列に並んでいる。


●2006.10.29 リサイクル畑を耕した帰りに見てみると、その2が継続進行中であった。

●2006.12.10 同様の工事が、今度はその2の対岸部分でその3が進行中。


●2007.3.3 先週で漏水対策工事その2,その3とも終了したようだ。


●2007年秋頃 手すりが付いたようだ。


●堤防の耐震化促進、津波の被害防ぐ・国交省と農水省 (NIKKEI NET)よりH18.08.06
 国土交通、農水両省は5日、全国の海抜ゼロメートル地帯や大地震発生の恐れがある地域で、十分な耐震性がない海岸の堤防について2007年度から5年程度で耐震改修を実施することを決めた。
 両省が所管する総延長約9400キロの堤防のうち耐震性を確認しているのは27%。残りの14%は耐震改修が必要とされ、59%が未調査のままとなっている。地震で堤防が壊れると、直後の津波で深刻な被害が出る可能性があることから、緊急の調査、改修が必要と判断。
 対象は東京、大阪、名古屋の3大都市圏などのゼロメートル地帯と、政府が定める東海、東南海・南海、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震の防災対策強化・推進地域で、堤防の背後に市役所や警察、消防、病院など地域の中枢機能が集まっている地区。
 事業主体の都道府県が耐震性を調査して事業計画を策定。国が工事費の2分の1を補助する。04年12月のインドネシア・スマトラ島沖地震による大津波では国連調べで22万人以上が死亡・行方不明となっており、国内でも大規模地震への対策が求められている。


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