醤油粕と牛糞堆肥でスイカは育つのか? 2010年
---------------最終更新日:2010.10.31

●2010.4.11
スイカに再度挑戦。 昨年と同じ縞紅西瓜。ポットに種を30粒播いた。
種はとんがった方を下にして、頭がちょっと見えるくらいにまで突き刺した。土は種まき培土のみ。
昨年は雨が少なく、水やりの回数が増え、そのために養分が流れてしまったのではないかと思われる。
今年はこの点に注意し、肥料切れがないように注意する。

縞紅西瓜

ナフコで購入。336円。

まきどき:2月下旬〜5月中旬

発芽適温:約25℃

果肉が鮮紅色の大玉スイカです。
5〜6kgになり、形が良く、繊維質が少なく、歯ごたえがあります。
7月取りは開花後50日くらい、8〜9月取りは45日くらいが目安。

●2010.4.25、26
一粒発芽確認(4/25)。数本種が土を割って、持ち上がってきている(4/26)。

●2010.5.9
最後の一本が発芽。発芽率100%(30/30)。小さな本葉が出て来始めている。

●2010.5.22〜6.6
元気に成長している。 しかしまだ本葉1、2枚で10cmに満たない。
昨年よりは成長が早いようだが、なかなか大きくならない。定植しいていないは、スイカだけとなった。

●2010.6.7〜6.15
成長が遅く、昨年の失敗が頭をよぎる。今年は早めに定植しよう。
12日に畝の間の草刈りをして、13日は雨にも負けず、畝に生えた雑草を引っこ抜き、定植の準備をする。
ウリハムシ対策に、不織布(1.8×10m/タイム/¥980)、鉢スタンド(6号/ダイソー/¥105×19個)購入。

不織布は60×100cm、30枚に切った。定植した苗に鉢スタンドをかぶせ、不織布で覆い、余った部分に土をかけてできあがり、14日夕方と15日早朝で30株を定植。 11株は鉢スタンドが足りず、そのままに。

●2010.6.16
買い占めた店に6号の鉢スタンドはなく、別の店にて、鉢スタンド(6号/ダイソー/¥105×11個)追加購入。
夕方、早速残りの株も不織布で覆った。 ただ、ほんとにウリハムシがたかってくるか、無防備な株を1つ残した。
下のウリハムシ画像は、カボチャにたかっていたやつ。はっぱをむしゃむしゃ食っている。

●2010.6.19〜27
定植して正解。もっと早くても良かった。リサイクル畑で着実に成長中。
一匹どこから侵入したのかウリハムシ発見。不織布の中で逃げられず、ぷちっと処分。はっはっは。不織布えらい。
不織布のバリア内が窮屈そうになったので、蔓の生長方向に不織布を敷き変えた。使えるぞ不織布。
“最初に伸びた親蔓を4、5節で止め、子蔓を3、4本伸ばす。”とあるのだが、まだ30cmくらい・・・。
不織布なしの無防備株にウリハムシ発見。 即、殺ス。 葉を食われた跡が・・・。
27日(日)、草刈りと防鳥ネット敷設。 これでカラス対策は一安心。

●2010.6.28〜7.4
40〜50cmに伸び、不織布いっぱいに育った株から覆いをはずす。 不織布は、洗えば来年もリユースできそう。
西洋カボチャの場合は親蔓一本伸ばしが基本なので、どきどきしながら、親蔓摘芯。 鉢スタンドは、ほうち。
ウリハムシより、アリ&アブラムシにやられ、葉っぱが丸まってしまった株が数本。 これもほうち。
子蔓がいいかんじに伸び始めた。 敷き雑草はどうしようか。 近くのアシで代用しようかと。

●2010.7.5〜7.11
蔓がどんどん伸び始め、親蔓と子蔓の見分けがつかなくなってきた。
親蔓の摘芯した部分に目印をつけるべきだった。 ともかく、今年は元気に成長中。
最初に伸びた親蔓を4、5節で止め、子蔓を3、4本のばし、孫蔓は早めに摘む。 株元から12〜15節目に咲いた雌花を着花させ、それより前の雌花は、早めに摘む。”と種の袋に書いてある。
7/10、スイカ付近の雑草を刈る。 近くのススキ(2m以上)を30〜50cmくらいに切って敷く。
もっと早めに敷くべきだった。すでにつるがあちこち伸び、雑草に巻き付いていて、敷きにくいこと、敷きにくいこと。
まだ1/3くらいしか敷けていない。
7/11、雨の日曜日。 レインダンサーを着てススキを刈りに行く。とりあえず刈って、束にして畑に運ぶ。
午後の晴れ間の間に敷きまくる。 ああ、蒸し暑いし、めんどくせー。不織布の覆いを取った頃に敷けばよかった。
小さなスイカの形をした雌花がついている。 株元に近いのはチョキンする。 なんかかわいそう。
日暮れまでかかって、やっとほぼススキを敷き終える。

●2010.7.12〜7.19
朝の日課は、孫蔓摘みと子蔓の誘導。 蔓が縦横無尽に伸び、足の踏み場が少なくなってきた。
小さな実りの予感。と思っていたら、19日、すでに10cmを超える実が育っているのを発見。
他にも8cmくらいの玉がもう一つ。 受粉は虫にお任せ。

●2010.7.20〜7.25
17日に梅雨明けして以来、ほとんど雨が降っていない。
しかし、雑草とスイカは伸びる。 草葉の陰で実が育ちつつある。 不思議と孫蔓が出なくなった。

●2010.7.26〜8.8
連日32℃くらいの猛暑が続き、雨は降らない。
しかし、雑草とスイカは伸びる。 ちょっと雑草の勢いに負けつつある。 だが、ほうち。
ドッジボール大の実がそこここに。最大のものはサッカーボールサイズにまで成長。
8/8、明らかに雑草の方が勝っている。20cmくらいの玉が10個ほどありそうだ。

●2010.8.11〜15
収穫時について調べると、実が付いている付近の蔓が枯れ出したら熟れているらしい。
今食わねば、スイカを植えた意味がないので、最初に大きくなったのを1個収穫。 3.8kg、直径20cm。
水やりなし、追い肥料なしで、雑草の海に沈みながら、よくぞここまでよく育った!

野菜室にて冷やし、15日切ってみた。 包丁を入れると、ぱりぱりっとひびが入り、ぱかっとまっぷたつに。
赤い! 熟れている! そう、糖度だ、糖度を測定せねば! 絞って、果汁を計ってみると、11.8。
スイカの糖度は、9〜13くらいで、種のあたりが最も高いらしい。今度はその部分で計ってみよう。

かぶりつくと・・・・、甘い! あまいぞ! うめー。
ほんとーに、作ってよかった。 やっぱり夏はスイカ、これしかない。
自分で作ったスイカのうまいこと、うまいこと。 残暑厳しい午後3時、しゃくしゃくと1/4玉完食。
苦節2年・・・、うれしいものだ。 実りに感謝。

●2010.8.18〜29
雨降らず、記録的酷暑続く。
2個め収穫。4.4kg。糖度11.4。
3個目、2.5kg、直径17.5cm。 小さい。成長途中で枯れたやつ。甘くないぞー。
8/22の画像は、雑草ではなく、雑草に埋もれたスイカ畑の現状。    こりゃひどい。
8/29(日曜日)草刈りとスイカの探索。何個あるか全く不明。
柄が枯れて、成長の見込みのないものを収穫。1.6kg。糖度8.4。甘くないぞー。野菜として食う。

●2010.9.7〜8
雨降らず、記録的酷暑が記録的長期間にわたり続く。
だが、夕方から雨との予報。 急に水を吸って、実が割れては元も子もないので、全部収穫。
1mくらいの雑草の海をかき分けて、大小併せて27個収穫。 けっこうでかい。こんなにあったのか。
その他に2個、自然にひびが入ったのか、アリのエジキに。 残念。
30株植えて、途中で枯れた株を差し引くとだいたい一株に一個、あるいは二個。

突然の豪雨にずぶ濡れになりながら、カブで3往復、家まで運ぶ。
残念なことに運搬中割れてしまった大きなスイカで糖度測定。 じゅ、じゅうさんてんぜろ・・・、今期のトップデータ!
食うとさすがに甘い。これが糖度13.0の実力か! あまい! あまい! あまいーーー!

これまでの収穫結果から、大きい=一株に一個成長=甘い、と推定される。
5kg、直径25cm程度の大きいものからお世話になった人へ配りまくる。 残暑が続いてよかった。
おいらは、にわかスイカ長者さま、ごろごろあるぜ。 切って糖度を確認してから配れないのが残念。
差し上げたのが甘い、あまーいスイカでありますように。

●2010.9.9〜23
残った小さめのスイカを食う日々。
記録続きの猛暑であった今年も、今日23日の秋分の日(雨)を境に、ぐっと秋めくらしい。
直径20cm以下、重量で3kg以下のスイカは、やはり糖度が低く平均で9〜10くらい。
玉が小さい原因は、雑草に負けた、一株に複数ついた、生育途中ニンゲンが蔓を踏んでしまった、雨不足などが考えられる。
実質今年がスイカ栽培一年目。今年の反省を来年に繋げたい。

●2010.10.11〜10.31
雑草に沈んだ鉢スタンドを回収。 雑草が絡まり、ぐいぐい引っ張っていたら、1個破損。 まあ105円だからね。
不織布も洗って、来年またリサイクル。
放置状態のスイカ畑の草を刈っていたら、夏の忘れ物を5つ見つけてしまった。
草葉の陰で秋まで放置されていたのだ。 大きさはせいぜい20cm。
しょうがないので食った。糖度は低く、9くらい。

ネットを回収、土を耕して来年に向けての土作りへ。
試しに一株、不織布を掛けずにトウモロコシ畑に植えていた株が今頃になって元気に成長し、小さい実も付けている。
どうなる晩秋スイカ!

12月。冬スイカ死滅。

●2010年スイカ総括

  1. 2年目にして初収穫。36玉。 1.6〜4.8kg。 糖度8.4〜13.0。
  2. ポット栽培での発芽率は100.0%(30/30)、一月くらい早めに播くべきだった。
  3. 定植後不織布でウリハムシ対策は完璧だった。 ただし、アリとアブラムシにやられて枯れた株が2本。
  4. カラス対策は、防鳥ネット&防獣ネットで被害なし。
  5. 敷きわらは、不織布を取った直後に行い、親蔓の摘芯した部分に目印を付けるべきだった。
  6. 30株に対して栽培面積が約60平米で狭かった。
  7. 雑草に埋もれて生育。良かったのか、悪かったたのか。

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