醤油粕と牛糞堆肥でスイカは育つのか? 2011年
---------------最終更新日:2011.9.13

新三笠西瓜

タイムで購入。268円。

まきどき:4月上旬〜6月上旬

発芽適温:平均気温15℃

早生系で中型のスイカです。玉揃い良く5kg内外。
果皮うすく、果肉は鮮紅色、糖度が高く、肉質がよい
特に病気に強く、作りやすい。開花後30日くらいで収穫。
水はけ、日当たりの良い場所が適地。連作は避ける。

●2011.4.3
ポットに種を30粒播いた。 土は種まき培土+家庭菜園用の土。
種はとんがった方を下にして、頭が隠れるくらいにまで突き刺した

●2011.4.14-17
数本発芽。 ほとんど発芽(4/17)

●2011.4.18-5.1
発芽率100%。

●2011.5.8-20
ぼちぼち生育。 5/20、30株をリサイクル畑に運ぶ。

●2011.5.21-6.7
リサイクル畑に運んだものの、黒マルチの敷設がまだぜんぜんできていない。雨の日以外は水やり。
畝に茂った草を刈って、鍬で畝を整えて、マルチを張って、裾を土で埋めて、めんどくさいのう。
スイカ栽培2年目だが、スイカの連作障害は7年殺しと言われ、ローテーションに苦労しそうだ。
カボチャの後も障害があるそうで、来年以降栽培規模の縮小が必要か。

やっと5月末までに全株定植完了。6月に入って根付いたようで、蔓を伸ばし始めた。
カボチャと同様に、本葉の第一葉がでた方向に印を付けたが、蔓の伸びる方向とはやはり無関係のようだ。
昨年と同じく植木鉢スタンドと不織布で苗を保護するつもりだったが、なくても行けそうだ。
不思議と今年はウリハムシがいない。アリは少々たかっているが。
雨の跳ね返り土で葉の裏がコーティングされ、はびこっていたアブラムシもあまりいなくなった。 らくちん。

●2011.6.7-9
リサイクル畑周辺に群生するススキを切り出し、畝の間に敷き詰める。
きゃらす対策の防鳥ネットを敷設すべく、支柱を立て、ステンレスワイヤーを張った。
毎年防鳥ネットの裾から雑草が這い上がって面倒なので、今年はネットの接地部分に黒マルチを敷くことにした。
今年はPETボトル風車も作ってみた。 うーん、弱い風では回らない。

●2011.6.13-17
スイカの摘芯。
袋には“本葉7〜8枚で摘芯し、3本くらい子蔓を伸ばして着果させます。”とある。
昨年、子蔓孫蔓がわけがわからなくなったので、今年は親蔓の摘芯した部分に赤のビニールテープを巻いて目印にした。
翌日、早速きゃらすのやろーが目立つ赤いビニールテープをつっついていた。
リサイクル畑は人気がないので、野生の生き物天国。

●2011.6.18-27
子蔓が伸び出したので、追い肥として牛糞堆肥を根本付近にやる。
雨の日以外の早朝、孫蔓を摘心して回る。
カボチャと異なり、人工授粉は行わない。ミツバチまかせ。

●2011.6.28-29
蔦が伸び、葉が茂り、徐々に足の踏み場に困るようになる。 また、直径5cm位まで実が育ち始めた。
29日朝6時、そろそろかなと防鳥ネットを持って行ったら、かーと鳴いて飛んでいった。
きゃらすのやろーも、そろそろだなと思ったらしい。 被害3個
始業時間ギリギリまで防鳥ネットを張る。夕方には、裾の部分に防獣ネットを一巡りさせた。

●2011.6.30-7.10
きゃらすによる追加被害はない。 現在10cm位の実が数個。 今年は夏に間に合いそうだ。
雨の日以外の朝の日課、重石をどけてネットをめくって孫蔓の摘芯と蔓の方向制御とくさむしり。
黒マルチのおかげで、畝には雑草がないのが救い。
ススキの敷き草の間から雑草がにょきにょきと伸び、これをほうちすると後悔するというのが昨年の教訓。

子蔓は、一株あたり3、4本伸ばしているので、全体で100本くらいある。
すでに子蔓の先端がどの株由来のものか怪しくなってきつつある。
子蔓は1日で20〜30cmくらい伸び、1、2本孫蔓を摘芯する必要がある。
ということは毎日100本以上ちょきちょきと孫蔓を摘芯が必要な計算となる。
7/4、実際にカウントしてみると、1時間半かけて165本孫蔓をちょきちょきしていた。

足の踏み場が少なくなり、更に生い茂ったスイカの葉と雑草の陰で蔓のルートが確認しにくい。
めんどい作業となってきたが、甘ーいスイカのためにがんばろう。
7/10最後の草取り&孫蔓摘み。もうむり。ほうち。

●2011.7.11-7.17
7.10、15cmくらいのみが10個くらいか。 自由になったつるがネットを登る。
ネット周りの内周、外周の草取り。
7/17、最も早く成長した実は20cm越え。表面に白い粉がふいてきた。

●2011.7.24
ついに蔓がネットの外にまであふれ出した。 ほうち。
一番先に大きくなったスイカがそろそろなのでは? 直径25cmくらい。
今年はタイミング的に夏休みにぴったり。

●2011.8.6〜9
6日今期初収穫。種の袋には「玉揃いよく5kg内外」とあるが、倍近いものが採れた。
良さそうなものから、配る。まずそうなものから、自分で食う。
7日は、雑草をはさみでちょきちょき切って収穫の足場を作る。6個収穫。
9日、ネットの外で育ってしまった実が食われる。きゃらすだ。

●2011.8.14〜9.1
スイカの味を知ったきゃらすの猛攻。防獣ネット越しにつっつく。
驚くべき事に、スイカ畑の中央でも9.0kgの見事に育ったスイカがつつかれていた。
おそらく、たわんだ防鳥ネットの上にとまってつっついたのだと思われる。残念。
14日9個収穫。
そのつつかれた9.0kgのスイカ、糖度が12.6で今期測定したものでは最高値を記録。すげー残念。
9.2kgのものは、日焼けで白くなってしまっている。自分で食う。やはり、日焼けものは甘くない。

8/18、3個収穫。6.1kg、7.2kg、4.2kg。

よいものは配る。まずそうなものは食う。だが、糖度11くらいでそれなりにうまい。
9月1日、台風12号が来る前に8個収穫。だいたい5kg内外か。

●2011.9.2〜8
配るべきところにくばったので、残りを2日に1個ペースでくう。
糖度10のやつはうーんだが、11を越えるものは普通のスイカとして食える。12を越えると、あめー!と感じるようだ。
すでに配ったものが甘かったことを祈るのみ。

●2011.9.11
最後の収穫3個。雑草の海からサルベージ。
今年は、ニンゲンの熱ダレ、消防団の操法の練習や練習場の草刈り、台風12号などの影響で一部収穫時期を逃してしまった。
10個以上が傷んで腐敗、周囲にあまずっぱい匂いを発していた。 また、きゃらすによる被害も数個程度。
すまん。成仏してくれ。合掌。

●2011.9.13
今期最後のスイカは甘かった。


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