しょうゆかす堆肥
---------------最終更新日:2015.6.13

西山醤油店では、醤油を搾った後の醤油粕に更に水を加えて二番絞り醤油をとっています。
この二番絞り醤油かすを肥料としてリサイクルしています。
無農薬有機栽培で作ったタマネギ、ジャガイモ、カボチャ、枝豆などをお客さんにさしあげています。

●一番搾りしょうゆかす
仕込んでから2年以上熟成されたもろみをろ布に流し込み、包んで重ねてゆきます。
もろみ自体の重さで生のしょうゆがしみ出てきます。更に、水圧をかけて2段階で絞ります
搾った後にはしょうゆ粕(かす)が残ります。

●二番搾りしょうゆかす
一番搾りの醤油かすにはまだうまみが残っているので、水に溶かしてもう一度絞ります。
絞ったものは火入れして、二番絞り醤油となります。
下の画像で一番絞り醤油かすと二番を比べていますが、色、香り、質感とも違ったものになります。
うまみなどの水溶性成分のほとんどがなくなり、塩分濃度も約1%程度になります。
このままでは食品廃棄物なので、バイオマスとしてリサイクルします。
細かく砕いて刈った雑草と混ぜて二年ほど放置しておくと、微生物やミミズ、昆虫などにより徐々に分解され、いい有機肥料になります。
堆肥で育つコガネムシの幼虫やミミズ目当てに、タヌキやカラスが寄ってきます。


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