醤油粕堆肥でエダマメ(早生枝豆)は育つのか? 2017年
---------------最終更新日:2017.8.14

  早生枝豆

コメリで購入。298円。

まきどき:4月上旬〜7月上旬
株  間:30cm
発芽日数:約7日

実つきが良く家庭菜園に最適

●2017.4.9-23
4月9日ポットに136粒を、胚芽部分を下にして播いた。土は種まき培土。
4/23、多くが発芽。鳥よけにネットをかぶせた。

●2017.4.29-5.6
4/29、本葉がではじめ、防虫ネットにかけ替えた。
 植え付け準備で畝立て完了。西に10m×3畝と東に6m×2畝。
4/30、醤油かす堆肥を入れた。
5/3、草木灰約1.5缶(約10.5kg)をまいて、アメリカンレーキで表土と混ぜた。約250g/m。
 苗は順調、発芽率100%。
 ただ防虫ネットを張ったため、じょうろの水やりがうまくいかなかった部分で3株ほど元気がない。

●2017.5.13-15
リサイクル畑に135株定植。時間切れのため、防虫ネットは翌日に張った。
苗には防虫ネットをかぶせたが、アブラムシは防げなかった。
アブラムシを食うテントウムシの幼虫ごと定植した。
また、葉っぱの虫食いが3株ほど。
昨年に比べると被害はかなり少なく、防虫ネット内での育苗はそれなりに効果があるようだ。

●2017.5.16-6.11
定植直後、1株茎を切られ枯れた。何らかの虫によるものと思われる。
乾燥が続くときは、どきどき水やりをした。
5/28、葉っぱの虫食いを発見、ネットをめくって1cmほどのうす緑色をしたイモムシを8ぷち。
一株に一匹ずついる。卵が苗に付いていたのか?
苗を植え付けた直後からネットを張るまでに生み付けられたのか? とにかく見つけ次第ぷちるしかない。

5/31、開花確認。
6/2、イモムシ4ぷち。多くの株で開花確認。
6/4、イモムシ3ぷち。コガネムシ1ぷち。 時々水やり。
6/7、梅雨入り。
6/10、イモムシ3ぷち。コガネムシ1ぷち。 雨が降らず、時々水やり。
6/14、イモムシ1ぷち。コガネムシ1ぷち。水やり。
6/16、コガネムシ2ぷち。水やり。草取り。
6/17、イモムシ1ぷち。この時期まで生き延びたやつはでかい。水やり。草取り
6/19、莢が大きくなりつつある。水やり。草むしり。

●2017.6.24-28
莢が膨らみ始めつつ、花も咲いている感じ。収穫の予感。
6/24、イモムシ1ぷち。水やり。
6/26、コガネムシ1、イモムシ2ぷち。
6/28、ケムシ1ぷち。

●2017.7.1-9
7/1、コガネムシ3ぷち。
7/2、コガネムシ1、ケムシ1、イモムシ7、ガ1、さなぎ1ぷち。 はさみでちょきちょきと初収穫1.7kg。
 輪作の都合で大きく東西2カ所に分かれて栽培した枝豆。 土か水か、大きく差が出た。
 東の畑は生育が悪く、病気で葉が黄変、あるいは元気だった株もアブラムシでひどい状態。
 虫が苦手な人は、決して黄色い葉をめくって裏側を見てはいけない。 でるのよ。夢に。
 ああ、防虫ネットもアブラムシには無力だった。

ま、初収穫ということで、良いものはお世話になった方へ。
残りのB級品と昨年の落花生(備蓄十分あり)で乾杯。 まめまめかよ。 ま、うまいからいいんだけどね。

7/4、ケムシ1、イモムシ3、さなぎ2ぷち。 収穫1.2kg。 セミが鳴き出した。
7/6、コガネムシ1、イモムシ4、ガ1、さなぎ1ぷち。 収穫1.4kg。
7/8、ケムシ3、イモムシ4ぷち。 収穫1.5kg。

●2017.7.11-16
収穫は続く。
東の枝豆はアブラムシと病気で残念、葉が枯れ落ち、成長途中のマメが寂しく残っている。
弱り目に祟り目で、今年初のマルカメムシ(幼生)がいた。
西の枝豆は、アブラムシはついているものの、なんとか元気。

いつもは携帯用のポケットカマが付いている落下防止コードには、100均の収穫バサミ。 置き忘れ防止に最適なのだ。
太った莢だけちょきちょき収穫には時間がかかる。 10mの畝、約30株収穫するのに小一時間、一株あたり2分くらいか。
収穫する莢が少ない収穫初期と収穫末期にはもっと早くなる。

●2017.7.17-8.14
おおかた収穫を終えたエダマメ。まだ遅れた豆や一粒豆がぽつぽつ収穫できる。 小さな白い花が咲いたりしている。
7/30、東側の残念な畝から片付け始めた。防虫ネットを撤去。ネットを貫通して伸びた雑草の根を丁寧に抜き取る。
来年も頼むぜ。
8/14、西側の防虫ネットも撤去し、くるくると巻いて回収。 畝の間の伸びた草を刈る。
最後の最後に採れた少しの豆をゆでて食った。 実りはすべて食ってやらねば。 おいしい枝豆をありがとう。

2017年(6/2-7/8)早生枝豆134株および大さや枝豆32株の害虫駆除数

日付
5/28
6/2
6/4
6/10
6/14
6/16
6/17
6/19
6/23
6/24
6/26
6/28
7/1 7/2 7/4 7/6 7/7 7/8 7/11-16
合計
毛虫、イモムシ
ガ、さなぎ駆除数
8
4
3
4
1
0
1
0
0
3
2
1
0
10
6
6
4
0
8
58
コガネムシ駆除数
0
0
1
2
1
2
0
1
1
0
1
0
3
1
0
1
1
3
0
18

2016年の駆除数は、早生枝豆214株に対し、イモムシケムシ等16、コガネムシ91であった。
昨年の苦い経験から、醤油かす堆肥に混じる幼虫をできる限りぽーんした事でコガネムシ駆除数をかなり低減できた。
しかし、卵や小さな幼虫は入ってしまうのだろう。元の土壌にいた可能性もある。

今年は苗も完全とは言えないが防虫ネットをかぶせて育てたにもかかわらず、イモムシ等の駆除数は3倍以上にも増加した。
防虫ネットの外側に生み付けられた卵も観察されたことから、防虫ネットで100%安全とは言えないと思われる。
天候等の外的原因なのだろうか。
マルカメムシは0(ネットをめくって収穫を始めた後、1)。すばらしい。
だが、今年はアブラムシをほうちしたことが収量減少の大きな原因となってしまった。
昨年は収穫末期に発生し、被害が少なかったので油断してしまったのだ。
防虫ネット+物理的駆除(ぷち)+くふう(草木灰、木酢液等々)が必要なのかもしれない。

2017年(6/2-8/14)早生枝豆134株の収穫量

日 付
7/2
7/4
7/6
7/8
7/11
7/12
7/13
7/14
7/15
7/16
7/21
7/22
7/26
7/27-
合 計
収穫量/kg
1.7
1.2
1.4
1.5
1.2
0.8
1.2
1.3
1.4
0.9
1.1
0.25
0.25
0.2
14.4


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