線に内在する力に戻る
認識の分析 エルンスト・マッハ著 広松渉、加藤尚武訳 創文社
P4、5
意識が完全にめざめるやいなや、人間は誰しも、すでに出来上がった世界像を
裡に見出します。それが出来上がったのは当の本人がこれといって意識的に
参与するからではありません。むしろ反対に、人々は自然および文明の賜物
として、何かしら直接的に了解されたものとして、出来合いの世界像を
受け取ります。この世界像は実生活の圧力のもとに成立したものであり
この意味において限りなく価値に富み、不朽であって、実際のところ、
それは私どもに対する威力を決して失うことがありません。
私どもがのちに採る哲学上の見方もこれにほかなりません。

我々をとりまいている所与の世界と表象との相互的依属関係を叙示するという
構想です。
精神生活の一切、わけても学問的な仕事というものを、生物がおこなう生の営みの
一構成分だとみなす

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り【裏・×裡】
《接尾》その条件・状況のなかにある意。…のうち。「暗々―に悟る」「成功―に終わる」