山中人饒舌と自画題語(竹田と玉堂の作画方法を考える)に戻る
文人画家 田能村竹田 自画題語訳解を中心に 竹谷長二郎著 明治書院
p409
「予の画固より拙なり。然れどもその拙なる処は、大方名家と雖も、亦或いは能はざる
所あるなり。蓋し名家の病は、多く拙ならざる処にあり」
「後人の余の画を観る者をして、余の六法に従事するは、時に随い興に適せ、工拙の外に
在るを知らしめんとするなり」
P410
凡そ運筆用墨、賦色取景、皆拙心中、鬼腕上よりして拓き出で来る。
p229〜
倣諸家山水冊
王蒙
黄鶴山樵は、趙松雪を学ぶと雖も、然れども古への篆隷の法を用いて披麻皴を作る。
屋木松石に至るも、亦篆意あり。雄麗円活、別に一家を創む。
郭煕
後学の前人を師法とするは、固より論なきなり。然れども其の束縛するところと為らず、直ちに造化を師とし、自ら生面を開くもの、郭河陽の雲頭法是なり。人力化工、互いに参し、交々尽くし、然る後真山水の始めて出現するを見るべし。
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田能村竹田全集 国書刊行会
P435題画
雖知竹外有真山、縦古無人敢往還、桃源歳月荒蕪甚、吾欲浮槎訪此間
momo注 古来より山水画を描く者の心はそのような処へ行ってみたいという願望がある。
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【篆】
《意味》
・{名}漢字の書体の名。▽秦シン代の「篆書テンショ」を小篆ショウテンというのに対し、これより古い籀文チュウブンを大篆ダイテンということがある。篆書は籀文の形をやや簡略化したもので、ずっしりと垂れた線の感じは籀文,篆書ともに同じ。
・{名}印章。▽篆書を用いることが多いことから。
《解字》
会意兼形声。「竹+音符彖タン (垂れる) 」。下へ垂れた形の筆法で書かれた字。
《単語家族》
縁 (両側に垂れたふち) ・椽テン (垂れ下がったたるき) と同系。
【隷】
《訓読み》
つける (つく) ,したがう (したがふ) ,しもべ
《意味》
・レイス{動}つける (ツク) 。したがう (シタガフ) 。手もとに並べてくっつける。所属する。「名不隷征伐=名ハ征伐ニ隷セズ」〔・杜甫〕
・{名}しもべ。人に使われる、身分のいやしい者。また、雑務係の下級役人。「隷臣」「奴隷」
・{名}漢字の書体の名。隷書。▽漢代の書記や庶務係が、メモに用いた書体。篆書テンショに比べて、直線的で書きやすい。
《解字》
会意。もと「からなし (木+示) +隶 (手がとどく) 」で、果実を手でもぎとって並べることをあらわす。つないで並べる意を含む。
【拓】
《訓読み》
ひらく
《意味》
・{動}ひらく。未開の地をひらく。また、とじたものを打ちひらく。〈同義語〉・拆。「開拓」
・{動}手のひらや台座に物を載せる。▽托タクに当てた用法。
・{名}石碑などの上に紙を置いて、墨のついたたんぽでたたいて作る石ずりのこと。
「拓本タクホン」「宋拓 (宋ソウ代の石ずり) 」
【蕪】
《音読み》
ブ [漢]
《訓読み》
あれる (ある) ,かぶ
《意味》
・{名}おい茂った雑草。物をおおい隠すあれくさ。
・{動}あれる (アル) 雑草がおい茂ってあれる。「帰去来兮、田園将蕪=帰リナンイザ、田園マサニ蕪レナントス」〔陶潜〕
・{形,名}ごたごたと乱れているさま。入り乱れてよくわからないもの。「蕪雑ブザツ」
・「蕪菁ブセイ」とは、野菜の名。かぶ。かぶら。
〔国〕かぶ。草の名。根は白色で球状をして、ひげ根がついている。食用にする。
《解字》
会意兼形声。「艸+音符無 (ない、おおい隠されて見えない) 」。
【槎】
《訓読み》
いかだ
《意味》
・{名}ぎざぎざになったY型の枝。
・{名}いかだ。長短ふぞろいな材木を並べてつなぎ、水に浮かべた物。
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芥子園画伝 王蒙 P118
王蒙は昔の篆書・隷書の筆法を皴の中に混入しており***
(竹田の説明と同じ)