勇壮!真鍋の島に神輿が駆け巡る
 笠岡港から定期船の普通便に乗って途中白石島、
 北木島に寄って約70分で真鍋の港に着きます。
 周囲7.4キロのこの島は全島が県のふるさと村
 指定されている風光明媚な島です。

 古くからの漁村の風情を感じさせてくれます。
 この島に300年前の元禄年間から続くという伝統の
 天下にも名高い走り神輿が、例年、八幡神社の秋季大祭に  
行われていましたが、担ぎ手や運営スタッフ等の確保の面 
から、今年は5月の連休に実施さ れることになったので、
3日と4日の両日見学をしました。
 神輿は岩坪、本浦東、本浦西の3地区から各1体
 の3体出ます。神輿1体に8人の血気盛んな若者の担ぎ手
(輿守という)24人を必要としますが、
 時勢の流れでこの島も過疎と高齢化が進み、若者
 不足で島出身の若者を呼び寄せるなど八幡祭保存会や
OBの方など全島挙げてのご努力で挙行され、
 走り神輿の勇壮感、島民の心意気に多くの観光客に
 感動を与えたと思います。
御旅所から八幡神社へお帰りの際、石ころの浜での走り込み直前。(5月4日)

 


5月3日 本祭り 八幡神社午前9時より神事が始まる。
隋神門 マンジとトモエの紋 綱で絞め白布で巻いてある 棒術の奉納 神霊写しの神事
5月3日 本祭り  八幡神社参道での走り神輿。この後岩坪港へ向う。
5月3日 本祭り  海上渡御 岩坪港より本浦の港へゆっくりと約45分の舟のお旅。
2艘繋いだ漁船に1体の神輿、大漁旗を靡かせた御召船3組が、本浦の港へゆっくりと進む。船上で祝いの舟歌を歌う朗々たる声が、
スピーカーで流され、海上に響き渡lって実に美しい情感が漂う。
5月3日 本祭り 本浦の港に上陸した神輿は地区内を走り抜け、神輿を御旅所へ安置。一夜を明かす。
5月4日 神輿のお帰り  午後3時過ぎ出発、神社までの道路で浜でも走りこむ。
干潮の砂浜で全力で走る。 砂浜に続いて石ころの上も走りこむ。
5月4日 八幡神社の参道での走り神輿、名残を惜しんで走る
この2日間、若者達は走りに走った。
若いエネルギーを目の当りにして、心地よい
感動を覚えました。それにスタッフの皆さんや
島民の皆さんの支えもあることも感じました。
海上渡御の御召船に乗せていただき、
美しい風景と人情に触れることも出来ました。
我々島外の者は、この島での年代に応じた
楽しみ方や過ごしかたもあろうかと思います。
また、訪れてゆっくりと時を過ごしたい島です。
有難うございました。