蒜山岩倉山の中腹、天の岩戸・臨空舘からの眺望、左向うが蒜山三座(左より上蒜山、中蒜山、下蒜山)
高天原は古事記、日本書紀の神話に於ける天つ神の住まう場所とされていますが、日本各地にtは高天原
があります。
三重県神路山付近(伊勢市、志摩市)、宮崎県高千穂地区は夙に有名ですが、ここ岡山県北の
蒜山地方も高天原伝説に由来する史跡が数多くあります。
蒜山は国立公園蒜山高原の大自然郷ばかりでなく神々のロマンを秘めた神話の里でもあるのです。
高天原伝説の由来は、左の道標の写真をクリックでご覧ください。




第17回 天の岩戸開運まつり
2005.6.19

岩倉山の裾野に鎮座する茅部神社の周辺で、実行委員会の主催により毎年天の岩戸開運まつり
行われ、今年で第17回目、多彩なプログラムに終日賑わいました。その模様の一部をお伝えします。
茅部神社のの位置する真庭市蒜山西茅部地区には、人気スポット蒜山ハーブガーデンハービル山陽休暇村があり
眺望抜群の別天地です。


茅部神社の大鳥居
1860年、近江の多賀大社に参拝した氏子
2人が、同神社の鳥居が日本一だと聞き、
これより大きい鳥居をと発起人となり
3年後に完成。
石材は岩倉山から搬出された花崗岩。
明神型の石造りとしては日本一の
高さで約13メートル。
両側に銅製の唐獅子。

茅部神社
石の大鳥居から茅部神社まで長い
桜並木の参道が続く。主祭神は天照大神。
熊野古道を思わせる杉木立の境内を
過ぎると紫陽花広場、
天の岩戸まで徒歩30分とあります。
ここからの道標も
「天の安川の川原」「天の真名井の滝」
「天の浮橋」「岩戸の天井石」
「神楽坂」と続き神話の世界へと
誘われます。
きつい急坂もあります。
天の岩戸は岩倉山の中腹の切り立った
崖にあります。
古代の神殿を思わせる臨空舘が
展望所です。
天の岩戸の写真は撮り損じましたが、
眼下に蒜山の大パノラマが出現しました。
一番上の写真です。
戦前、史家がこれぞ真の高天原と
絶賛したと
いうことを地元の人から聞きました。

岩戸神事
天の岩戸 開運まつりの神事は桜並木参道
の中途にある岩石広場で行われました。
岩倉山から持ち運んだ巨石を天の岩戸と
見立てての神事です。



まつりのプログラムの一つ 蒜山田植え唄
 三味線と太皷で賑やかに田植え唄に安來節
銭太鼓面白可笑しくローカル色豊かに踊り歌います。
蒜山のご婦人方の元気横溢の舞台。右の写真は目隠しで行っている銭太鼓。



まつりのメインイベント 天の岩戸引き大会
重さ約1トンの巨石を軽トラックに積んで、桜並木の参道の坂道約40メートルを5人1組のグループで引っ張り、タイムを競います。
地元住民、女性グループ等の6グループで盛り上がりました。


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