かって出雲街道の
宿場町として栄えた勝央町の中心勝間田、姫新線勝間田駅
から、約500メートル石畳で舗装され往時の面影を残す商店街を抜けると、
勝間田神社に達します。神社の境内に天神様を祀る天満宮(右上)があります。
天神祭りはこの天満宮の夏祭りです。

左の写真は参道二の鳥居から勝間田神社拝殿を望む。中は同拝殿。



天神祭りは
7月23日から25日の3日間ありますが、最終日の25日は、祭りのメインである
神輿送り
の行事があり最終の夜を飾ります。
通りの軒先には提灯が張り巡らされ、夜店もテントを連ね、多勢の人出で祭りムード一に包まれました。
神輿は、氏子7地区から各1台の計7台、中学生中心に10人程度で担ぎます。
それに保存会の飾り神輿1台これは大人が担ぎます。合計8台が掛け声勇ましく練り歩きます。
勝間田の町は、若者の担ぐ神輿が発散する元気に満ち溢れ、且つ神輿送りの
華やかな行列に夫々の夏祭りの夜を楽しみました。
写真はランダムに撮りました。祭りの雰囲気が少しでもでも伝われば幸いです。

                                神 輿 集 結

日が暮れると各地区の神輿が駅前の大通りに集結します。少年達の担ぐ神輿は本物ですが、小振りです。
大事に白い布でぐるりと巻いてそれにカラフルな飾り付けをしています。担ぎ手はTシャツの色で地区分けをしています。


神輿同士を四つに組ませた格好で力一杯押しあいをします。押された方が負けです。勝負ありと笛がなります。
昔は、青年団が担いでいて衝突喧嘩があったことから喧嘩神輿の異名がありましたが、今はフェアにエネルギーを発散します。


押し合いに勝つと
神輿を差し
上げ気勢を上げます。

時には神輿を荒波のように
ぐるぐる回転します。
神輿3台を差し上げ仲良く
3連結。
保存会の皆さんも飾り神輿で
気勢を上げます。

神 輿 送 り

午後9時半頃、勝間田駅前から勝間田神社に向って行列が出発します。弓張り提灯の先導に続いて神主、宮役員、巫女、
囃し方の太皷、笛、提灯と続きます。途中から大人の担ぐ飾り神輿と勝間田の少年神輿も合流します。
これは勝間田地区の行列で他の地区は地区の天神様を祀った社へ神輿を送ります。


提灯は1列5個か6個の提灯を吊り下げ両端を棒で支えます。これが確か24列延々と続き笛と太皷で華やかに
1キロほどの道のりをゆっくりと歩を進めて神社に還りました。