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三原市の久井町「くいのお稲荷さん」で 親しまれている久井稲生(いなり)神社の 「御福開祭(おふくびらきさい)」 にやって参りました。 広島県で唯一のはだか祭ということです。 祭事内容は
裸衆が参加して、厳寒のなか、元気一杯の 迫力ある御福木争奪戦を展開し、 備後の野や山に福と春を呼びました。 |
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久井稲生神社は、伏見稲荷大明神を勧請した神社です。鎮座1070年になる古社で、近郊随一の歴史と社殿を誇ります。 祭り当日、家々には御神燈がともされ、干支に因んだ奉賛の飾も出て敬神の意を表します。 |
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午後8時10分ごろ、飛翔会のグループが掛け声勇ましく 奉納の御神酒樽を四本柱で清めました。 |
御福木投下前に神楽殿で「久井岩海太鼓」の奉納。 境内に勇壮な太鼓が響き渡り、はだか祭の気分を 高揚させます。 |
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9時前境内に幟をたてて続々集まる裸武者。 身を清めて来る場所は、神社下の御調川です。 町中にで出されているお酒を頂いて勢いをつけるそうです。 幟やまわしの色もカラフルです。 |
やぐらの上で神事のあと9時ごろ宮司から 赤い布で巻いた陰御福木が投下されます。 その直前の情景。 |
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9時ごろ投下された陰福木争奪戦の裸群、しめ縄を張られた境内の中を右に左に、 ドドドーッと雪崩を打つが如く裸の渦が動き回ります。 時折バケツで水をかけますが、忽ち湯気が立ち昇ります。 9時20分ごろには渦はなくなりました。陰福木収得者には賞金7万円と副賞の玄米1俵が授与されます。 なお、参加者には参加章、厄除招福御守、御神酒(300ml)が授与されます。 |
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午後9時半ごろ白い布で巻いた陽御福木が投下された瞬間です。 収得者には賞金10万円と玄米1俵が授与されます。 御福木収得受付所の当神社本殿横の八重垣神社に、 9時50分ごろ見に来ましたが、 丁度受付が済んだところでした。 正に10数分の攻防でした。 |
陽御福木争奪戦が終っての9時50分ごろ2回目の餅まきです。 1回目は陰御福木決着後の9時25分ごろでした。 餅入りの袋に御福品の紙があれば、御福品が頂けます。 特設やぐらと拝殿からの大判振る舞いに参拝者も大喜びの 「福開祭」でした。 |