ここは岡山県の北東部高原地帯、津山市新野地区(旧勝北町)山形神事場です。 神輿七体の前で少女達巫女による「浦安の舞」が奉納されています。流れる荘重な調べに乗せて 美しく清らかに見事に舞い上げ、神事場四方を森厳な雰囲気に包み込みました。‥‥ 「新野まつりは、旧新野地区一帯の親神様である山形仙山麓の八幡神社、新野東の二松神社、 西中の天穂日神社、西上の天津神社、西下の天満神社の神輿七体が参集し、 五穀豊穣を祝い、氏子の平安無事を祈る一郷一体の古来からの神事です。 起源は室町時代に遡り、連綿と続く伝統行事。 作州最大の祭りで県の重要無形民俗文化財に指定されています。」‥‥石碑参照 「一郷一体」という言葉がこの地方の土壌から生まれたものと美しい響きを伝えます。 収穫の秋、氏子達が力を合わせてこの祭りを盛大にしている真情が伝わってきます。 |
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山形神事場付近から 那岐連峰を望む。 左端から山形仙(791m) 爪ヶ城(1115m) 滝山(1197m) 那岐山(1240m) |
全部の神輿が集まると午後1時半から大鳥居から約100mの参道 並木道を2頭の獅子を先駆に神事場入りをします。 2頭の獅子が先駆を務めます。これはその前の練習の場面。 |
獅子に続いて各社の幟が賑やかに神事場入りをします。 |
神事場の広場に神輿が入ると勢いをつけて左右に大きく揺らしたり高々と差し上げたり、押し合いして 約10分間、元気一杯の練りを繰り返し行います。この祭りのハイライトです。 |