大原町は平成17年3月合併
により美作市となりました。
旧大原町の大原神社と小坂神社
の祭礼に4台の屋台が登場します。
7日の宵宮、8日の本宮に
町の中心地の辻や広場で
練りを重ね、8日の
ショッピングセンター「アイ」での
練り合わせで最高潮に達します。
ここ大原は、因幡鳥取
方面と播磨佐用町の平福
方面を結ぶ因幡往来と呼ぶ
近世の街道の宿場として
栄えた歴史があります。
祭文化も播州の影響を受け
ている様です。
いずれの屋台も播州播磨から
譲り受けてリニュウアル
して豪華絢爛に仕立ています。
宵宮には豆球を配して
夜の街にきらびやかに
浮かび上がって魅せます。

8日午後3時ごろショッピングセンター「アイ」の駐車場に4屋台が順番に入場してきます。各屋台で色違いの
シデを丸く付けた竹棒を上下に揺らしながらの子供達を先頭に、本棒と脇棒の4本棒を男衆が70人ほどで
ソリャヨーイヤサァの掛け声勇ましく、太鼓の音も豪快に響き渡ります。
それぞれ屋台を高く差し上げる「差す」を挨拶代わりにします。中には地面すれすれに急落下させる技を
見せるのもあります。全屋台が揃うと屋台同士を接触させて豪快な練り合いをしたり、横一列に並んでぐるぐる
回る技もあり、逞しい男衆の熱気に観衆を熱狂させます。


                               大  原 の 屋  台        8日の本宮(左)と7日の宵宮

古町の大屋台  平成9年買い替え、播州飾磨以西では随一の大きさを誇る。 ‥(観光リーフレット参照以下同じ)


中町東の大屋台  平成8年買い替え

中町西の大屋台  平成7年購入(前屋台は昭和33年焼失


下町の大屋台  平成13年播州網干から購入。他の町の屋台が練り屋台であるに対し下町のは飾り屋台
道理で練り合わせのときは離れていました。

屋台を高く差し上げ地面すれすれに落とす「チョーサ練」を披露します。宵宮は断続的な雨でカバーをしていました。


上の写真は古町大屋台の狭間の極彩色の彫刻。
下は中町西の屋根の菊の紋と左右の三つ巴の
紋は最高の逸品だそうです。


宵宮「やすらぎ荘」での勢揃い。左から中町西、中町東、古町、下町の順。