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牛に引かれてではありませんが牛神様で有名な 備前市吉永町田倉の田倉牛神社(たくらうしがみしゃ) の正月5日の大祭の日に参拝に来ました。 毎月5日が祭日で正月、5、9月は大祭となっており、 特に正月は初詣で賑わいます。 JR山陽線吉永駅から東約3キロの愛宕山山麓の 周囲は農村地帯ですが、吉永駅からシャトルバスも 運行されて、駐車場から参拝者の列が続いています。 参道には「野上牛頭天王宮」の幟が立っていますが、 御神体は石づくりの牛です。 農耕の神として崇められたのが、今では家内安全 とかの一般の祈願の対象ともなっており、 かくも盛況なのに拝殿や本殿は無く神官も おらず、当屋や地区の方達がお世話をされています。 このことは、社の由来や歴史から広く民間の 信仰を集めていることを窺わせます。 |
参道風景、前方の家の間に山陽線と国道2号が走っています。 手前のお店でお供えする備前焼の子牛を買い求めることが出来ます。 |
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二の鳥居から急な石段を上がると境内に鉄柵があり、ここが神座といわれ、この中に10万或いは20万個ともいわれる 備前焼の牛馬像がうず高く積まれています(主に小牛)。 上の奥に石で彫刻された御神体の臥牛像数体が鎮座しています(写真右上)。 |
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![]() 参道のお店で売っている お供えする備前焼の小牛。 線香、蝋燭付で一体千円です。 |
田倉牛神社の由来 クリックで拡大します。 戻るときはブラウザ左上の ![]() |
参拝者は神座に備前焼の牛像をお供えして祈願し 、他の一体をお借りして持ち帰り守護神とし、 大願成就のあかつきには、もう一つの牛像を添えて 倍返しのお礼参りをする風習となっているそうで 牛像は益々増えることでしょう。 ここの神座の境内には小屋風の社務所があって御寄進の 受付やお守り札の授与など行われています。 |