旧山陽道の宿場町として繁栄した矢掛町、参勤交代の諸大名が宿泊、休息した当時の大名行列を再現し、
町おこしを始めてから第32回目の大名行列です。本来の大名行列に奥方、姫君、腰元など加わってとても華やかです。

大名行列の構成員は、役場、商工会、団体、企業そして高校生などそれらに所属する外国人も参加しての
矢掛町総力結集の協力態勢です。
往時、東西約800mに旅籠や商家が立ち並ぶ町並みが、現在は美しく近代的に整備された商店街になっていますが、
本陣と脇本陣は旧姿を留め、通りには総瓦葺、白壁、妻入りの商家など目立ち、大名行列の舞台背景となっています。
この日、飛脚駅伝大会、備中本陣太鼓、お茶席、ふるさと物産市や備州岡山城鉄砲隊のイベント、飲食テントも
立並び大変な賑わいを呈しました、


大  名  行  列

行列は13時出発して本陣より西の商店街を回って14時ごろ本陣に到着し、30分休憩します。

往時の姿を留める矢掛本陣石井家(行列の始まる前の正午頃)
殿様、奥方と姫君は幔幕、提灯の御成門から入って
休息します。「松平大膳太夫休」の木札が掛かっています。



矢掛本陣で30分休憩後、14時30分から東方面350m先の脇本陣へ約1時間かけて進みます。
この日大観衆が詰め掛けましたが、終盤部脇本陣近くの15時頃には観衆も減ってきて撮影しやすくなりました。


行列の先頭は本陣当主、続く先払(4名)


道中奉行、続く袋槍(2名)、鉄砲(4名)

奴頭、続く挟箱(4名)


毛槍(8名)続く後方は立傘(2名)、近習侍(4名)

殿様、小姓(2名)、後方に御乗物舁丁(中間8名)


奥方、腰元(17名) 
‥奥方と姫君はおかやま観光フレンズ‥



姫君、続く典医、茶坊主(2名)、後方に家老、近習侍(4名)、
勘定奉行、
近習侍(2名)湯茶箱(2名)

武具奉行、近習侍(2名)、鉄砲(2名)、袋槍《2名)

最後尾は毛槍((8名)‥‥総勢89名(プログラム参照)
往時の姿を留める脇本陣高草家(行列の始まる前の正午過ぎ)


備 州 岡 山 城 鉄 砲 隊

県内外のイベントに登場し、全国最優秀賞に輝く鉄砲隊の勇壮な演武。宿場まつりに轟音を轟かし大観衆に興奮を呼び起こしました。
行列の始まる前の11時半からと行列が休憩中の14時からの2回、大筒のど迫力に圧倒された各30分の演武でした。