メジャープラネット(3歳・牡)
 父サクラバクシンオー
 母ターフメビュース
 栗東・境直行厩舎
 2001年3月11日生

総額1,600万円 1口16万円
(うち金券44,200円使用)


【2004年9月17日現在】
 8月18日にゲートから追い切りを行い、動きも良く、8月21日小倉、ダート1000mでデビューできそうな手応えだったが、午後から右膝を痛がる素振り。レントゲンを撮ったところ、トウ骨遠位端を骨折していることがわかった。ここまで頑張って、デビュー目前だったのに、本当に残念でならない。8月27日に骨片の撤去手術を受けて、経過も良く、9月15日に村下農場へ移動することになった。今後も右前脚種子骨の不安があるので、無事にデビューできるかどうかわからないが、地方競馬での活躍を祈りたい。これまでのご声援ありがとうございました。精算は10月末になるみ込みです。


【2004年8月20日現在】
 7月21日に、帰厩後初めて、3Fだけ15-15の時計を出してみたが、息遣いがかなり悪く、両前脚種子骨はやや熱っぽい感じで、マイクロウェーブ治療を行っている。その後、毎週のように15-15の時計を出し、こなすにつれて、身体つきがすっきりして、やはり走りそうな雰囲気。ただ、まだ乗り込み不足のためか、追われるとフォームがバラバラになるとのことだった。徐々に追い切りの距離を伸ばし、動き、息も確実に良くなっている。8月18日には石橋騎手が跨って再びゲート試験を受け、まずまず仕上がったことから、8月21日小倉ダート1000mでデビューすることになった。


【2004年7月20日現在】
 帰厩後は、連日角馬場で20分ダクを乗られ、その後は流水プールの直線を4〜5本泳いでいる。脚元には問題なく、徐々にキャンターを混ぜながらの調教を行っているが、キャンターでは、行きたがる素振りを見せており、それだけ元気で、余裕があると言うことだろう。身体が引き締まって、本当に競走馬らしくなってきたし、7月下旬からプールが閉鎖になるため、そうなれば本格的な調教を始めていく。そこからが正念場だろうが、何とかデビュー向けて、関係者一同、懸命の努力をしている。


【2004年6月19日現在】
 小松温泉牧場では、キャンターを3000mくらい乗れるまで調教が進んでいたが、5月末に、今度は左前脚の種子骨が腫れて熱を持ってしまった。エコーとレントゲン検査を行ったところ、発育不全のようで、関係者で相談の結果、育成場の設備で行う調教には限界があるとのことから、6月10日に帰厩した。身体は実が詰まって良くなっているし、中間はゲートの練習も行って、立派な競走馬の雰囲気を醸し出している。今後は、何とかデビューできるように、あらゆる設備を使って細心のメニューで進めていく予定。ただ、体力がつききっていないようで、決して無理はできないようだ。


【2004年5月20日現在】
 引き続き、小松温泉牧場にて調整中。騎乗して運動を始めた当初は、角馬場でダクを20分程度乗られ、その後患部を冷やすメニュー。その後も問題なく進められ、中間に左トモを打撲するアクシデントはあったが、患部は問題なく良化を見せているようだ。5月に入ってからは、まだ軽めながら馬場でキャンターを3000mくらい乗られ、徐々にペースを上げているが、心配はなさそう。今後も夏競馬での復帰を目標に進めていく予定。


【2004年4月20日現在】
 引き続き、小松温泉牧場にて調整中。蹄鉄に工夫を凝らし、ウォーキングマシンで常歩30分、ダク15分の運動を行ってきたが、患部は熱を持つこともない。ただ、念のために行ったエコー検査とレントゲンで、「種子骨はいくらか強度が増しているものの、繋靭帯は思ったほど良化しておらずがっかりした」と場長。それでも、置いて良くなるものでもないため、4月に入ってからは騎乗して角馬場でダクを始めている。当初は緩みもあるため、スムーズさに欠ける動きだったが、これは時間が解決してくれる。4月一杯は角馬場でダクを乗りながら、患部を冷やすメニューを続けていく予定。


【2004年3月19日現在】
 引き続き、小松温泉牧場にて調整中。ウォーキングマシンの運動だけでじっくり進めているが、ここへきて身体には張りが感じられるようになってきた。3月に入ってからは、ウォーキングマシンでの15分程度ダクを始めており、特に変化はなく、3月一杯はこのままのメニューで、エコー検査とレントゲンを撮ってから次の段階に進める予定。患部は腫れも熱もなく、外見はすっかり良くなっているように見えるが、今後も無理がかからないように、あくまでも大事を取って夏頃をめどにしいる。


【2004年2月20日現在】
 引き続き、小松温泉牧場にて調整中。患部あたりはすっかり落ち着いた状態で、腫れも熱もなく、2月に入ってから、ウォーキングマシンでの運動を一気に30分に増やした。それに伴い、温浴治療を20分ほど行っている。取り立てて不安もないが、場所が場所だけに、焦りは禁物なので、夏頃のデビューを目標に、まだしばらくはこのメニューを続けていく。


【2004年1月20日現在】
 引き続き、小松温泉牧場にて調整中。敬靭帯周辺には、12月25日に3回目のブリスターをかけ、ずっと舎飼していたが、すっかり腫れが引いて、乾燥してきたため、年明けから15分程度、ウォーキングマシンでの運動を行っている。1月末くらいまではこのメニューで、その後は徐々に運動の時間を増やしていく予定。以前、同じような症例の馬を扱った経験から、決して無理ができないとの判断なので、今後も何とか夏頃のデビューを目標に、あくまでも馬本意で進めてもらう。


【2003年12月19日現在】
 引き続き、小松温泉牧場にて調整中。身体に実が入り、ずいぶん良くなってきたのだが、右前脚の種子骨の熱が取れないので、念のためエコー検査を行った。いくらか繋靭帯の損傷が見られ、過去に同じような症状でここにいた馬の例を見ても、無理ができない状態とのことで、調教師を交えて相談の結果、思い切ってブリスターをかけ、休ませることになった。繋靭帯は、運動の度に負担のかかりやすいところだし、骨の成長を待ちながら、じっくり時間をかけるつもりで、当面はウォーキングマシンくらいは行うが、今の感じだと、デビューは夏頃なりそうだ。


【2003年11月20日現在】
引き続き、小松温泉牧場にて調整中。3ヶ月が経過して、身体つきが良くなり、そろそろ帰厩のプランも出ていたのだが、右前脚の球節前面の骨折は良くなっているものの、種子骨の発育状態がまだ完全ではなく、たまに張りが感じられることがあるとのことで、もうしばらくここで調整してもらうことになった。それでも調教の前後にはウォーキングマシンで常歩運動を行い、馬場でダク、キャンターを4周ずつ。頭を下げた、スムーズなフォームで、特に併せ馬をすると気合い乗りが良いようだ。調教後には患部の冷却とレーザー治療を行いながら、帰厩に向けてさらに良化を待っている状態。


【2003年10月24日現在】
引き続き、小松温泉牧場にて調整中。ウォーキングマシンでの運動開始とともに、これまで少し痩せた感じがあったので飼葉の量を増やしてもらっている。おそらく新陳代謝が良くなってきたからだろうが、ずいぶんふっくらして、たくましい身体つきになっている。10月に入ってから、右前脚球節のレントゲンを撮り、状態が良くなっていることを確認して、調教量もうんと増えてきた。まだダク4周とごく軽めのキャンター3周だが、とても順調だし、心配なところもないので、このままドンドン進められそうだ。


【2003年9月25日現在】
 引き続き、小松温泉牧場にて調整中。移動後しばらくは完全休養で、馬房裏のパドックに放牧されていたが、歩様には問題なく、元気も出てきたため、8月20日過ぎからウォーキングマシンで常歩運動を開始した。少し夏負け気味で、痩せているし、首筋と、脇腹に皮膚病が出ている現状だが、運動を開始して、新陳代謝が良くなれば自ずと解決して行くと思う。今後もまだしばらくはこのメニューを続けていく。


【2003年8月25日現在】
 根気よくゲート練習を続けたおかげで、7月17日にゲート試験に合格した。翌週から併せ馬で追い切りを行い、追いかけられると結構行きたがると、大型馬の割にスピード感あふれる走りを見せた。ところが、痛みはないが、右前脚の球節の腫れが治まらないためレントゲンを撮った。ちょうど球節の正面にあたるところに古い骨折の跡が見られ、今は特に問題がないが、ドンドン進んでいくうちに、骨片が動く可能性もあるとのこと。さらに外側の種子骨もいくらか形が悪く、未完成なので、8月8日に小松温泉牧場へ移動した。現在は完全休養で、馬房裏のパドックに放牧の毎日を過ごしている。


【2003年7月25日現在】
 ゲートに縛り付けを行った際にぶつけたのか、一時右前脚の球節に腫れが見られたため、馬に負担をかけないようにすべての予定を白紙に戻した。6月末からゲート縛り付けを再開したが、今度はゲートの前で立ち、騎乗者を降り落としたりした。どうも引っ張られるとヘソを曲げるようなところがあるため、気持ちに逆らわず、わがままを許さず、の調整が続けられている。ゲート内ではかなり大人しく駐立を辛抱できるようになり、手開けで扉を開けることもできるようになった。走る雰囲気はあるので、とにかく今は、こじらせないように、まずゲート試験をクリアすることが先決のようだ。


【2003年6月25日現在】
 函館競馬場に直接入厩のプランもあったが、5月24日に栗東・境厩舎に入厩した。まだ食べることに夢中だが、与えられたメニューを難なくこなしており、物見をしたり、他の馬を怖がったりもないし、厩舎の2歳馬と併せ馬でBコースや坂路で乗られ、順調。ゲート練習も問題なく、試しに6日に試験を受けようとしたのだが、中で立ち上がってしまい、その後の練習でもそんな癖を見せるようになってしまった。6月12日からゲートに縛り付けを行っているが、ちょっと短気で辛抱が効かない性格のようだ。間違いなく走りそうとの評価をもらっているし、ここは慎重に進めていくとのこと。


【2003年5月23日現在】
 荻伏共同育成場で調整されている。5月上旬はダートトラックでキャンター2400mを乗られ、週に一度は終い3ハロンを1F16〜17秒ペースで乗られている。「ここにきて急に絞れて良くなってきたね。かなり行きたがるし、いい感じに仕上がってきた」と育成スタッフ。以前、息づかいが少し気になる時期もあったというが、最近は特に気にならないといい、心配ないようだ。また、太いので一旦トレセンに入れるプランもあったが、調教師も「これなら直接、競馬場に入れても大丈夫そうだ」と。まだ日程は未定だが、函館競馬場に入厩することになりそうだ。4月25日現在の馬体重は490kg。


【2003年4月25日現在】
 中間は牧場で1週間ラクをさせた後、3月24日に荻伏共同育成場に移動し、すぐに調教を再開した。4月上旬はダートトラックでキャンター2400mを乗られ、週1日はこれに坂路1本を加えている。ペースは18-18まで。「休み明けも元気がいいよ。大きいけどモタモタしてないし、脚さばきがいい。ハミ掛かりもいいし順調だね」と育成スタッフ。もう成長は落ち着いたし、馬体はどんどん絞れてきており、順調な変わり身。調教でも気合い乗りが良く、動きがスムーズ。なお、4月15日に産地馬体検査を受けた。馬名は「メジャープラネット」に決定している。3月25日現在の馬体重は525kg。


【2003年3月25日現在】
 中間も荻伏共同育成場へ通い、3月上旬も週3日は坂路で調教。キャンターで450mを3本乗られ、20-20程度にペースを上げている。「25日から育成場に入厩させることにした。それにずっと休みなくきていたし、見えない疲れがあるかもしれないので、来月から屋外でペースを上げる前に10日程ラクをさせようと思う。馬もこれだけの身体になれば十分だろう」と村下氏。完成度の高い馬体が目につき、調教でもパワフルでスピード感たっぷりの走りをしており、全く問題ない。なお、本馬は4月の第1回産地馬体検査を受ける予定。函館競馬場に入厩して札幌デビューを目指す予定だ。


【2003年2月25日現在】
 中間は荻伏共同育成場への通い調教で順調に乗り込まれ、2月上旬は屋内トラックと坂路を併用し、坂路は週3日、軽めキャンターで450mを3本乗られている。「以前はおとなしかったのに最近は元気が良くて、よく立ち上がるし、調教でもうるさくなってきた。体重には驚いたけど、そんなに太くは見えないし、体高があって骨も太いからね」と村下氏。すでに十分すぎる程の雄大な馬格で、筋肉のつき方がまた一段と逞しくなった。ギュッと実の詰まった感じで、調教でも力強くしっかりとした走りをしており、乗り込むにつれ充実度を増している。1月25日現在の馬体重は520kg。


【2003年1月26日現在】
 12月は通い調教を続けていたが、荻伏共同育成場の馬たちと同様に29日から調教を休み、年明けは1月10日より乗り始めている。休み中は、「調教していないから元気ハツラツといった感じで、引き運動をしていても飛んだり跳ねたりでたいへんなんだ。最近は毛ヅヤが良くなってきたし、馬がピリッとして調教でも気合いが乗ってきた。先生も札幌競馬でのデビューを考えているようだから、これからは人間の方もますます力が入るね」と村下氏。馬体はもう少し大きくなりそうだが、すでに500kg近い馬格ながら大きな身体を持て余している感じは全くない。充実度では群を抜いている。


【2002年12月20日現在】
 荻伏共同育成場で調教を行っているが、中間は村下農場からの通い調教に切り替えた。12月上旬は乗る前にWマシン運動30分、調教は屋内トラックでダク2000m・軽いキャンター1500mを乗られ、さらに牧場に戻って引き馬30分。他より運動量を多くしている。「今で490kgあるけど、だいぶ成長は落ち着いた。競馬でも500kg位じゃないかな。とにかくよく食べる馬だし、骨も太い。小さい頃からたっぷりカルシウムをやっているから丈夫なはず。どんどん鍛えていくよ。欲を言えば、もう少し調教でうるささがあった方がいいかな。いつもおとなしく淡々とこなしている感じなんだ」と村下氏。


【2002年11月25日現在】
 荻伏共同育成場で調整されている。移動後はすぐにブレーキングを済ませて、順調に調教を進めていき、11月上旬は屋内ダートトラックで常歩を少し乗った後、ダク2000m・軽いキャンター1000mを乗られている。今後は屋外トラックで乗り始めるが、村下農場へ戻り通い調教で進める予定。馬体は短距離血統らしい、骨格豊かな筋肉質でしっかりとした身体をしているが、まだまだ変わるはずで雄大な馬格になりそうだ。本当に初仔とは思えない。父の産駒特有のクタッとした柔らかさがあるが、調教では安定感のある力強い動きで、気性も落ち着いている。10月25日現在の馬体重は490kg。


【2002年10月25日現在】
 10月上旬も村下農場で放牧されている。「毎日1時間10分の引き運動を行っているけど、身体は出来ているし、もうそんなに変わらないな。今のところ心配な面はないし、後はこの馬に運があればな。とにかく順調で予定のメニューは全てこなしたし、やることはやったよ」と村下氏。馬体はあまり際立って変わったところはないが、幅や骨量については、また一段と逞しさが増してきた。やはり体型的にもスピードタイプといった感じで、キビキビとした動きも好感触。なお、15日に荻伏の荻伏共同育成場に移動し、今後はブレーキングを開始する予定。


【2002年9月25日現在】
 9月上旬も村下農場で放牧されている。引き続き、午前中40分、午後20分のメニューで引き運動を行っている。「今まで色々なタイプの馬を引っ張ったけど、この馬は硬いところがないし蹄の返しがいいから、蹄が着地する時の音が違うんだ。それに嫌々ではなく自分から進んで歩くから、やった分だけ、実になるタイプだよ。来月の中旬頃に育成場に移動させ、ブレーキングを始めるつもり。その後はいつもと同じ通い調教で鍛えていくよ。この馬は夏の早い時期から使うタイプではないと思うので、1年後のちょうど今頃に入厩させたいな」と村下氏。


【2002年8月20日現在】
 8月上旬も村下農場で放牧されている。「8月に入ってから引き運動を再開したんだ。今は午前中に30分、午後20分のメニューで、距離にしたら4〜5キロはある。長い時間をかけてやっているけど、運動量自体すごいよ」と村下氏。馬体は引き続き放牧地の中では大きく、引き運動の効果もあって、筋肉が引き締まっている。逞しい馬体はやはり父似といった感じで見栄えがする。動きに重さはなく、柔軟な首使いで走るフォームはゆったりしている。性格もドッシリと構えていて風格すら感じられ、心身の充実ぶりが窺える。


【2002年7月18日現在】
 7月上旬も村下農場で放牧されている。「トモはさらに厚みを増し、胸前もでてきて確実に良くなっているな。でも3ヵ月間、ほぼ休みなく引き運動を続けているし、ここで1ヵ月ぐらいはひと休み入れようと思うんだ。馬は鍛えればいいというわけではないし、飼葉も減らして少しゆるめるつもり。初仔とは思えない程立派な身体をしているし、短いところが良さそうだけど、やってくれると思うよ」と村下氏。馬体は放牧地では他馬に比べて逞しく、一際目につく。筋肉質でぶ厚い身体つきはとても魅力的で、さすが父の産駒と思わせる。


【2002年6月18日現在】
 6月上旬も村下農場で放牧されている。「毎日40分の引き運動の後も飼葉はよく食べるし、だいぶ実になってきたな。手をかけている分毛ヅヤはいいし、馬っぷりもなかなかだろう」と村下氏。馬体は青草がついてメキメキと逞しさを増している。相変わらずトモは特筆もので、それに加え最近では胸前の辺りがムキムキしてきた。張りのある身体つきで状態の良さが目につく。少し胴伸びしたようにも見え、まだまだ体型が変わっていきそうな雰囲気。放牧地で走る姿は重量感たっぷりで、しっかりしたフットワークも魅力的。


【2002年5月20日現在】
 5月上旬も村下農場で放牧されている。「運動させている分、飼葉食いもいいし、順調に大きくなっているね。もう少し上に伸びてくればさらに格好良くなるんだけどね。でも冬毛もほとんど抜けたし、見栄えする馬だな」と村下氏。馬体はどんどん逞しくなっているようで、盛り上がった肩から胸前の良質な筋肉は、成長とともに厚みを増してきている。さらに、大きな腹袋が食欲の良さを物語っており、健康そのものといった感じがする。掻き込みも力強く、どちらかと言うとパワータイプの印象で迫力十分。やはり馬体の良さが抜けている。


【2002年4月18日現在】
 4月上旬も村下農場で放牧されている。「引き運動を始めたけれど、最初はどんな馬でも物音がすると、ブッ飛んだりするんだ。人間に引っ張られて、徐々に慣れてくるし馴致の効果もあるね。運動するから飼葉もよく食べさせるし、胸前の筋肉のつきなど変わってきたと思うな。この時期としては冬毛も少なく順調な出来だよ。パーツはいい物があるし、夏に向かってどんどん良くなりそうだな」と村下氏。馬体は肉厚で容積の深さが目立って、他馬よりも身体をひとまわり大きく見せていて、申し分のない成長ぶり。骨格がしっかりしていて、ガッチリした雰囲気で確実に父の良さを感じる。


【2002年3月19日現在】
3月上旬も村下農場で放牧されている。「最近、馬が変わってきて、筋肉質な身体つきは父に似てきたな。初仔としては順調な成長ぶりで、十分な馬格になりそうだね。サクラバクシンオー産駒は、大きい方が結果をだしているしね」と村下氏。馬体は見るたびにグングン成長している印象。ボリューム感一杯の身体つきに加え、筋肉の締まりも良く、放牧地では一際目立つ素材である。動きは力強いだけでなく機敏な面を持ち、運動神経が抜群といった感じ。トモのつくりも一段と逞しさを増してきて、今時期の1歳馬としては上々と言えよう。


【2002年2月19日現在】
 2月上旬も村下農場で放牧されている。「最近の発育ぶりが目立つね。初仔だけど、筋肉質でけっこう骨もあるから大きくなりそうだよ。競馬で470kg位が理想だな。スピード馬らしく力強い馬に成長しているよ」と村下氏。馬体は放牧地の中で一番大きな馬と比べても遜色ない大きさに成長した。よく飼葉を食べるので全体的に厚みが増し、逞しくなった印象。筋肉質でボリュームの良い馬体はやはり垢抜けている。走る姿を見てもトモがしっかりとしており、動きの良さが一際目立っている。


【2002年1月18日現在】
 1月上旬も村下農場で放牧されている。3頭の中では真ん中の大きさ。「飼葉食いも良いし、だいぶ肉づきが良くなったな。今はトモの発達ぶりが目立つけど、前躯ももっと良くなるだろうし成長の余地が大きいな。まだ荒削りだけどとにかく素材の良さは確かなので、こういうタイプは手をかけると本当に良くなるんだ」と村下氏。馬体は前月と比べて全体に丸み帯び、ますますトモが大きくなった。全体に父の影響が強そうで配合どおり力強いスピード馬に成長している。


【2001年12月19日現在】
 12月上旬も村下農場にて3頭で放牧されている。「1頭だけ離れていることが多く、性格はマイペースで『我が道を行く』といった雰囲気があるよ。飼葉食いが本当にいいんだ。またひとまわり大きくなったし、その分2歳の早い時期から動けるタイプではないと思うけどな」と村下氏。放牧地では中型だが、筋肉質で見栄えはするし、体型的には父のサクラバクシンオーの影響が強い感じがする。馬体は豊富な筋肉と骨量に恵まれていて、実にしっかりしている。何よりも強調しておきたいことは、トモの発達ぶりが抜けている点。


【2001年11月19日現在】 10月中旬に離乳を済ませ、11月上旬は村下農場で3頭で放牧されている。「メビュースの乳の出が良くないので、春先は少し小柄な感じだったけど、飼葉にサプリメントを混ぜてからは食いが良くなったし、やっと同期に追い付いてきたな。まだ身体つきは幼さが残る現状だけど、パーツごとは良いものを持っていて、特にトモの逞しさは抜けているな。体型的には全体に父のサクラバクシンオーが出ていて、思ったよりも大きくなりそう。競馬で470kgくらいかな。今の感じだと、運動を始めてから一変するタイプだと思うよ」と村下氏。


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