ゴールドルージュ(3歳未勝利・牝)
 父クロコルージュ
 母アグネスフェルティ
 栗東・太宰義人厩舎
 2002年3月9日生
 成績:0−0−0−10(成績詳細)

総額1,000万円 1口10万円
(うち金券10万円使用。100分の1口所有)


【2005年10月20日現在】
 9月24日阪神、芝1200mに出走した。前に行っても、後から入っても少し足りない感じのレースが続いているが、今回も高脚を使う感じで、前には行けず、それでも終いは少し詰めて7着だった。追い切りは動くのに、思うような結果を出せず残念だが、未勝利戦も終了してしまったため、関係者で協議し、すでにご報告しているとおり、現役登録を抹消し、繁殖として牧場へ帰った。これまでのご声援ありがとうございました。なお、精算は11月末を予定しています。


【2005年9月20日現在】
 肘とトウ骨はレーザー治療の効果で、左肩を開くような歩様も見せず、思ったより早く良くなり、8月26日には小倉に移動し、8月27日小倉、芝1200mに出走した。やはり行ってなんぼの競馬が合っているようで、強引に先行し、4コーナーはあわやのシーンも見せたが粘りきれず5着。それでもようやく、こんなレースが見たかったと言えるような内容だった。そのまま滞在したが、使えるレースはなく、9月11日阪神、芝1600mも除外で、あと一戦できるかどうかと言ったところ。何とか、9月25日阪神、芝1200mに出走させたいものだ。


【2005年8月19日現在】
 小倉競馬場に滞在し、7月24日小倉、牝馬限定・芝1200mに続いて、7月31日小倉、芝1200mを除外になり、ようやく8月7日小倉、牝馬限定・芝1200mに出走した。残念ながらいい頃の状態にはなかったようで、左前脚の出が悪く、そのためトモの状態ももう一つで10着。レース後は栗東に戻り、レントゲンを撮ったところ、肘とトウ骨に骨膜が出ており、治療をしながら調教は休んでいない。楽しみにしていた小倉参戦だったが、思うような結果が出せず残念だ。条件は厳しいが、何とか持ち直して欲しいもの。


【2005年7月20日現在】
 6月19日阪神、芝1200mに続いて、6月26日阪神、芝1600m、7月2日阪神、芝1200mも除外になり、ようやく7月10日阪神、芝1600mに出走した。中間の電気針の効果で、使うたびに身体が増えているのは良い傾向で、インのらち沿いで手応え良くレースを進めていたが、やはり雨のせいで馬場が悪いことと、距離がいくらか長く8着。姉と同様に、小倉の芝1200mくらいが一番向いていそうで、7月15日に僚馬たちと一緒に小倉競馬場へ移動し、7月24日小倉、牝馬限定、芝1200mを目標に進められている。


【2005年6月21日現在】
 ここへ来て、SSPや電気針など、治療をある程度受けさせるようになり、それが馬体重の増加に繋がっている気がする。ただ、追い切りの動きは抜群なのに、レースに行って結果が出ず、頭が痛いところ。芝の短距離が向いているようだが、なかなか思うように出走できず、追い切りばかり行ってもイライラするとのことで、5月29日中京、芝1800m出走したが、好位置にいたものの、明らかに距離が長かったようで15着。6月19日中京、芝1200mを除外になり、次走は6月26日阪神、芝1600mあたりになりそう。


【2005年5月20日現在】
 4月23日京都、牝馬限定、芝1200mに出走した。身体が少し増えたのは良い傾向だし、道中の位置や、終いの粘りを見ても、芝の方が断然良さそうで6着。ただ、これまでになくイレ込んでいたのは気がかりなところだ。中間は、少し背中に疲れが感じられるため、診療所の枠場に入れて電気針治療を行っている。おそらくその効果だろうが、続く5月7日京都、芝1600mに出走時にはさらに身体が増えた。ただ、今回もイレ込みがきつく8着と、まだ結果が出ないでいるが、以前は、とにかく治療が大嫌いで、注射もままならぬところがあったことを思うと、徐々に大人になっているのは確か。


【2005年4月20日現在】
 3月19日阪神、ダート1400mに出走の予定だったが、頭数の関係で20日阪神、牝馬限定、ダート1800mに出走した。非力なスピードタイプだけに、さすがにこの距離は長かったようで11着。追い切りでの良さがまったくレースで活きてこない。中間はナイラが出たり、蹄の状態がもう一つなど、いくらかアクシデントもあったため、もう一回使ってから放牧に出し、その後芝のレースを目標にすることにしていたが、4月23日京都、牝馬限定、芝1200mを使うことになっている。


【2005年3月18日現在】
 カリカリした面は相変わらずだが、治療を含めて慣れが見られるようになり、連日坂路1本乗られた後チップコースを一回りのメニュー。予定通り、3月6日阪神、牝馬限定、ダート1400mでのデビューの予定だったが、頭数が多く、前日のダート1200mに出走した。思ったほどイレ込みもなく、パドックでは418・とは思えないくらいの身体つき。スタートは良かったが、外によれてしまい、これからという時に前をカットされて、ぜんぜん力を出し切れないまま10着でゴール。レース後も変わりなく、次走は3月19日阪神、ダート1400mにo走の予定。


【2005年2月18日現在】
 金勝牧場で調整されていたが、厩舎の馬房調整がつき、1月27日に帰厩した。当初カリカリして慣れないふうだったが、徐々に平常心を取り戻し、さっそく坂路とCWコースを併用して調教され、すでに追い切りもコンスタントにこなしている。デビューに向けてゲートの練習も行っており、最初に入厩した時から、やはり走る馬と言われていた通り、手応えは十分。3月6日阪神、ダート1400mでのデビューに向けて、すこぶる順調。


【2005年1月20日現在】
 引き続き、金勝牧場で調整中。患部の腫れはこれ以上引くことはないそうなので、見た感じは腫れているが、問題なく調教メニューをこなしている。角馬場でダクを乗られていたが、物見をしたり、うるさい面を見せることもしばしば。それだけ苦しいところがなくなり、状態が良くなってきたと言うことだろう。今年に入ってから、坂路でキャンターも乗り始めており、すこぶる順調。それほどペースは上げていないが、じっくり時間をかけて乗られており、体調も上々。今後は帰厩に向けてさらに乗り込みを進めていく予定だが、素直なのでそれほど時間はかからないと思う。


【2004年12月20日現在】
 引き続き、金勝牧場で調整中。時間が患部をすっかりきれいにしてくれたようで、見た感じは腫れもあるが、傷がすっかり治まり、何度かレントゲンも撮りながらようやく調教も起動に乗ってきた。まだ馬場でダクと、軽めのキャンターを混ぜながらだが、獣医からももう大丈夫との御墨付きをもらったので、このままドンドン進めていけそうだ。相変わらず張りのある好馬体をしており、やり始めたら時間がかかるタイプではなさそうなので帰厩が待ち遠しい。


【2004年11月19日現在】
 引き続き、金勝牧場で、患部の回復を待っている現状で、現在も舎飼を続けているが、最近は治療も大人しいし、本当に手が掛からなくなってきた。定期的に撮っているレントゲンで確認すると、完全に元通りになるまでもう一息のところまで盛り上がってきており、もう少しの辛抱。もともと極端に筋肉が落ちるタイプではないので、それほどガレた感じはないし、健康な状態をキープできているのは何より。このまま順調なら年明けくらいから少しずつ運動を始められそうだ。


【2004年10月20日現在】
 金勝牧場で調整中。最近は治療も素直で、枠場に入れなくても患部に薬を塗ったり、注射もできるようになった。基本的には頭が良くて素直だ。一時馬場で運動を行っていたが、ちょうど患部が治りかけで、まだ液が流れたりしているため、運動を控えた方が良いとのことで、現在も舎飼を続けている。レントゲンを見ると、当初、クレーターのように骨が陥没していたのが、だんだん盛り上がっているのがわかるようになってきた。完全に骨が元のように形成されるまで、もう一息のようなので、このままでようすを見ることになった。


【2004年9月17日現在】
 金勝牧場で調整中。しばらくは落ち着かず、飼葉の食いも悪かったが、すぐに慣れて、治療も大人しくさせるようになった。それとともに、まだ腫れは残っているが、痛みが消えて跛行しなくなったため、馬場で乗り運動を行っている。もともとこれまでに症例がないとのことで時間をかけていたが、注射や治療の効果でそれほど心配することはなさそう。3ヶ月の診断が出ているが、この分なら思っているより帰厩は早いかもしれない。


【2004年8月20日現在】
 トモの傷の腫れが、なかなか引かず、痛がるためレントゲンを撮ったところ、思ったより重傷で、菌が骨を浸食し始めていることが判明。あまり症例がないらしいが、入院させて、患部の治療と、抗生物質の注射で浸食を食い止める治療を2週間ほど続けた。もともと治療には神経質で、枠場に入れないと注射もさせないくらいだったのが、だんだん慣れが見られるようになったのは収穫。ようやく獣医の許可がおり、8月11日に金勝牧場へ移動した。環境の変化に戸惑って、飼葉の食いが落ちているが、頭の良い馬なので、すぐ慣れるだろう。しばらくは治療しながら経過を観察していく。


【2004年7月20日現在】
 車やバイクを見て飛び跳ねたりはするが、それ以外にはあまり手がかからない。ただ、ゲート練習を行うようになってからは、聞いていたとおり、駐立が辛抱できず、縛り付けを行う羽目に。それでも基本的に学習能力は高く、数回でクリアし、7月9日にはゲート試験に合格した。ゲート内で暴れてトモに傷を負ったが、なかなか治療させず、姉のパーチェもそうだったが、牝馬らしい神経質な面があるとのこと。ただ思ったより飼葉の食いは心配ないし、追われて沈むようなフォームを見ていると、かなり能力を秘めていそうで楽しみだ。デビューについては8月7日か8日小倉あたりが濃厚。


【2004年6月19日現在】
 イクタトレーニングファームにて調整中には、人で言えば、知恵熱のような感じで何度か熱発したことはあったが、環境に慣れて、力がついて来たためか、飼葉の食いも安定し、ずいぶん成長を感じる。坂路を併用して18-17くらいのペースのキャンターをしっかり乗り込めるようになり、外傷以外では脚元に不安が出たことは一度もなく、厩舎の馬房調整がつき、6月12日、栗東・太宰厩舎に入厩した。少し物見をするものの、馬場での動きに関しては問題ない。併せて行っているゲート練習では、前後の扉を閉めるとことまで進んでおり、すべてにおいて、案ずるより産むが易の印象だ。


【2004年5月20日現在】
 引き続き、愛知県のイクタトレーニングファームにて調整中。4月中旬くらいからは休むこともなく調教が進んでおり、ゲート練習も、これまでは常歩で通過できなかったが、落ち着いて通れるようになったとのこと。現在は馬場で20-18くらいのペースのキャンターを乗られており、「食いが細いのが難点だけど、なかなかいい動きをしますよ」と場長。徐々に体力がついて、少しペースを上げてもへこたれなくなったのは何より。今後も入厩に向けて、さらに進めていけそうだ。


【2004年4月20日現在】
 3月23日に愛知県のイクタトレーニングファームへ到着。環境の変化に過敏になって体温を取らせなかったそうだが、少し熱が上がってしまったとのことだった。もともと飼葉食いに難点がある血統で、細かく注意事項を聞いていたのだが、やはり日により、かなりばらつきがあるとのこと。それでも調教は順調に進み、それほど癖もなく、スピードの豊かそうな軽い脚裁きを見せているとのこと。ただ、こちらに来てから18-18くらいのペースを2回こなしたが、2回とも調教後に熱を出したそうで、まだまだ身体がしっかりしていないと言うことだろう。


【2004年3月19日現在】
 中間も荻伏共同育成場への通い調教で、2月下旬は坂路でハロン20秒くらいにペースを上げて乗られていたが、2月末に左膝が少し傷腫れしてしまい、全く心配ないもののリフレッシュを兼ねて3月に入り1週間だけ調教を休ませることにした。「これからどんどんペースが上がるし、休むなら今しかないと思ってね」と村下氏。また、中間、調教師が視察に来た際に小倉デビューを目標にして早期入厩も考えているとの事で、8日より調教を再開したが、早期入厩を目指して23日には三重県のイクタトレーニングFへ移動することになった。3月8日現在の馬体重は470kg。馬体も一回り幅がでて成長著しい。


【2004年2月20日現在】
 中間も荻伏共同育成場へ通い調教で進めているが、1月末にWマシンで運動中に脚をぶつけた為、一時ダクのみでペースを落とした。特に問題なく2月上旬は屋内トラックでダク2000m、軽めキャンター2500mを乗られ、週2日は450mの坂路で少しペースを上げて3本乗られている。「最近も食いは良くて身体はフックラしているけど、相変わらずイレ込みやすい面があって、調教だとテンションが高くなる。それ以外は至って順調だけど・・」と村下氏。やはり気性の勝ったところは目立つが、調教は無難にこなし、柔らかくて軽快で走りそうな雰囲気。馬体も気性もいい方に変わってきたように見える。


【2004年1月20日現在】
 中間も荻伏共同育成場へ通い調教を行い、12月中旬より軽めのキャンターを乗り始めた。しばらく屋内トラックと450mの坂路を併用して2000m程乗られ、年末から冬休みに入り、年明けは12日より調教を再開。「年内乗り込んでいる時は前月同様で少し細かったけど、休みを挟んでやっと太ってきたし、飼葉食いも安定した。このまま順調に行ってほしいね」と村下氏。馬体は特にトモに厚みを増し、調教の動きも実に素軽い。気性面は、普段は大人しいのに運動になるとテンションが高くなり、もう少し落ち着くといいのだが、馬体の出来はすこぶる順調と言える。1月12日現在の馬体重は456kg。


【2003年12月19日現在】
 荻伏共同育成場で調整されている。中間も通い調教で順調に進めており、12月上旬は屋内トラックで常歩1000m、ダク2000mを乗られ、調教の前後に牧場で20分ずつ引き運動を行っている。「通い調教で神経質になったのか一時的に飼葉食いが落ちたから、1週間ほど1日おきに調教したけど、今は戻ったので普通に進めているし問題なくきているよ」と村下氏。調教前の引き運動で気合いが乗るほどだが、調教では気性は勝っているものの前月に比べれば落ち着いたし、スムーズに動いている。馬体は少し細身だが、トモの張りは逞しく、キビキビした素軽い動きを見せて身体はしっかりしている。


【2003年11月20日現在】
荻伏共同育成場で調整されている。中間はブレーキングを終えて順調に調教を進めており、11月上旬は屋内馬場で常歩とダク2000mを乗られ、10日より村下農場から通い調教に切り替えた。ちょっと神経質で気難しい面があるようだが、納得すれば問題ないとのことで徐々に解消してきた。「少し時間をかけてやった方が良さそうだけど、特に問題ないよ。馬体は姉ターフパーチェに似た感じがするね」と育成スタッフ。まだ慣れていない様子だが、調教ではわりとカッカッした感じで気性の勝ったタイプに見え、トモが雄大で父よりスピード豊かな印象を受ける。10月25日現在の馬体重は435kg。


【2003年10月24日現在】
「毎日1時間の引き運動も順調に消化しているし、身体も思ったより大きくなったな。ずっと芝向きだと考えていたけど、成長してトモもしっかりしてきたから、意外にダートも走れそうだね。近々、育成場に移すけど、メビュースよりこっちの方が早く使いたいし、初めはこっちからだな」と村下氏。いつ見ても馬体の張り、毛ヅヤは良好だし、動きも柔らかくいいバネを持っており、弾むような走りを見せている。なお、10月上旬も村下農場で放牧されていたが、10月13日に荻伏の荻伏共同育成場に移動し、ブレーキングを開始しており、ひと通りの基礎を終了した後、通い調教に切り替える予定。


【2003年9月25日現在】
9月上旬も村下農場で放牧されている。「もう夏風邪は治ったので、今は引き運動を
午前35分、午後35分の合計1時間10分のメニューに延ばしているんだ。相変わらず毛
ヅヤは一番いいし、馬体もかなりフックラしてきて、状態が良いんだろうな。トモに
も肉がついて尻が割れて実が詰まってきた感じだし、競馬で450kgにはなりそうだな。
今のところ心配はないし、本当に良くなってきたな」と村下氏。走る姿は全身を使っ
た動きをしており、運動神経が高そうで、スピード能力はかなりのものだろう。今後
もじっくり鍛え込まれての、さらなる成長が楽しみである。


【2003年8月25日現在】
8月上旬も村下農場で放牧されている。「7月末から引き運動を再開して、今は午前中30分、午後30分コース。徐々に時間を延ばすつもりだったけど、ちょっと鼻をたらしていて、多少、夏風邪気味なので、しばらくは様子を見ながら進めていこうと思うんだ。この母系なので、確かに気が強くて相変わらず放牧中はなかなかつかませないけど、納得すればけっこうおとなしくって、賢いだけで本当はいい仔だよ。馬体は思ったより大きくなったけど、元々出来には自信があるから、もうこの時期はそんなに大きな変わり身はないね。至って順調だよ」と村下氏。


【2003年7月25日現在】
7月上旬も村下農場で放牧されている。「今はお休み中だけど、引き運動を続ければ、多かれ少なかれどんな馬でも尻の筋肉が盛り上がってくるな。これはかなり成果があった方だと思うよ。奥手のこの血統にしては大きい方だし、競馬で450kgぐらいかな。種馬を見れば中距離だけど、気性が強いから短いところも対応できると思うよ。パーチェとは物が違うし、セリ市で高値で取り引きされたチリーウインドヒルより上。何度も言うけど、本当に走りがいいんだ。8月からは引き運動を1時間コースに増やして、どう変わるか楽しみだよ」と村下氏。


【2003年6月25日現在】
6月上旬も村下農場で放牧されている。「以前は少し細い感じがあったけど、青草がついたことと引き運動効果で、身体がフックラして厚みがでたね。背丈もまぁまぁ大きくなって、今時期にこれだけあれば十分。今まで以上に毛ヅヤが良くなって、いかにも健康そうだね。最近、馬が変わってきて本当に良くなったし、楽しみだよ」と村下氏。馬体は少しずつ伸びているので、まだ多少コンパクトな感じはするが、放牧地での走りは豪快で切れがあり、やはり母系のスピード色が強いようだ。他馬を蹴散らす姿は元気一杯に見え、至って順調に成長している。


【2003年5月23日現在】
5月上旬も村下農場で放牧されている。「運動を始めてから、肩周辺の肉が盛り上がってきて、くっきりラインが出たし、わりと前が勝った馬だね。放牧地に放す時でも一目散にトップスピードで軽快な走りをするし、相変わらず動きはいいよ。掴む時だけは嫌がるけど、集牧の時間になったらちゃんと自分から来るし、歩かせても素直でチャカつくようなことはないからね。馬体にもう少し幅がほしいけど、今のところ不安な面もなく順調だよ」と村下氏。放牧地で走る姿はとにかくシャープな身のこなしが目立ち、運動神経が抜群といった感じがする。


【2003年4月25日現在】
4月上旬も村下農場で放牧されている。「3月下旬から毎日20分間の引き運動を始めたんだけど、最初の頃は、主に馴致が目的だね。最近になり素直に従ってきて左右両回りスムーズだし、やっと歩くことに慣れてきたよ。当初思っていたよりも順調だね」と村下氏。馬体は成長とともに一段とトモに厚みを増し、毛ヅヤも良く充実感一杯。少し薄でな牝馬なので目方のかかる馬ではなさそうだが、上背は十分で、身のこなしが柔らかく伸びのあるフットワークを見せている。すでにバランスは良く、成長度は早い方でとにかく順調に見える。


【2003年3月25日現在】
3月上旬も村下農場で放牧されている。「今時期の、この血統にしては大きい方だし、やっぱり身体はそこそこになるよ。そろそろ引き運動を始めようと思っているんだけど、まず最初の2週間はちゃんと真っすぐに歩くように馴致が目的。悍の強いところはあるけど、耳も触らせるし馬服もおとなしく着させるから心配ないと思うよ。身体つきは元々綺麗なタイプだけど、鍛えて、どんな風に変わってくるか楽しみだよ」と村下氏。放牧地では、相変わらず気が強く存在感たっぷりで、頼もしい限り。大きくはないが、しっかりしているという点では抜けており、成長ぶりは順調と言えるだろう。


【2003年2月25日現在】
2月上旬も村下農場で放牧されている。「あと少し幅がでればもっと良くなるけど、今の時期に背丈がこれくらいあれば十分だね。まず順調にきているし、思ったより大きくなりそうだよ。前は馬房の中でもなかなかつかませなかった程うるさかったけど、最近は問題ないし気性面での成長も確かだな。走り回っている姿を見ても、一気に首を下げていきなりトップスピード。大きな跳びじゃないから、短距離向きだと思うけど、期待しているよ。とにかくこの馬は走り方がいいよね」と村下氏。体高は他馬とそう変わらないが、丸みのあるしっかりとした身体つきをしており、順調な成長ぶりが窺える。


【2003年1月26日現在】
1月上旬も村下農場で放牧されている。「この時期になっても冬毛はしょわないし、見た目はいいね。餌食いが良くって、新陳代謝の良さが関係してくると思うけど、基本的に健康な証拠だね。大きさは普通くらいで、もう少し幅があればいいけど、今までの母の仔から考えれば十分だよ。身体つきはゴツさはなく綺麗なタイプだし、やはり芝のスピード競馬向きだろうね。成長が著しい今の時期でも馬体は崩れてきていないし、順調にいくタイプだと思うよ。今までのと雰囲気が違うし、一発を秘めているのはこの馬かな」と村下氏。


【2002年12月20日現在】
12月上旬も村下農場で放牧されている。「今は牝馬の中では一番食べるし思ったより大きくなりそうだけど、この血統は上が重たい体型にはならないだろうし、やはり芝向きで軽快なスピードタイプだね」と村下氏。馬体は前月に比べグングンと上背が伸びており、放牧地の中でも他馬に見劣りしない大きさになってきた。かなりのおてんばで、放牧地の中を駈け回り元気一杯である。動きもキビキビとした機敏な面を見せており、さらに力強くなってきた。これからまだまだ体型が変わっていきそうで、とても楽しみである。


【2002年11月25日現在】
11月上旬は村下農場で放牧されている。「4頭の中でも身体は大きい方ではないけれど、毛並みが一番いいし順調な成長ぶり。パーチェはのんびり屋で良い子ちゃんだったけど、この馬は用心深いし、集牧以外の普通の時なかなかつかませないんだ。根性は悪くないけど頭の良い馬だよ。その上、放牧地の同期の中では負けん気が強くて、暇さえあればいつも首を下げていきなりトップスピードで走り回っているよ。とにかく今までとは一味違うし、一発があるとすればこの馬かな。基本的にこの血統が早出来なことは調教師も理解してくれているし、使い出しもわりと早いと思うよ」と村下氏。


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