2001年ユニオン募集
アイリスタイム・牝
父ブライアンズタイム
母タケノアイリス
総額 2,100万円
1口 42,000円
牝・鹿毛
2000年3月9日生
栗東・藤原英昭厩舎予定

【見解】

 今年のユニオンのラインナップを見て、一番に目を引いたのがこの馬。タケノアイリス00。父ブライアンズタイムもさることながら、母のタケノアイリスは現役時代応援していた一頭。
 兄インビジブルタッチ(父ラムタラ)も500万下で好走しており、父がラムタラからブライアンズタイムに替わって大いに期待できるのではないか。

 まず、ブライアンズタイム×シンボリルドルフという血統構成を持つ馬は、これまでに3頭。
 エクシードタイム(母ジョウノカオルコ)5戦1勝。現役。
 グリーンベローナ(母スイートルイーゼ)1戦0勝。デビュー戦で競走中止。
 プリスクバイオ(母ロイヤルバイオ)15戦1勝。3歳時にはスイートピーS出走も13着(ブービー負け)。

 う〜む・・・今イチですな(笑)。
 ちなみに、母の父シンボリルドルフで検索してみると、130頭(未出走馬は含めず)いて、そのうち勝ち上がったのは38頭。
 この数字をどう受け止めるかはとりあえず置いといて、勝ち上がり38頭について見てみると、そのうち2勝以上した馬は、5勝を挙げたギガトンを筆頭に、アクティブバイオ、リワードフォコン、ナイキビジョン、ハセノセンプーなど8頭。たったの8頭・・・。130頭中2勝以上は8頭しかいなかったなんて・・・。
 母の父シンボリルドルフってあまり聞かないな〜とは思っていたが、ここまで今イチ君だったとはなあ(苦笑)。

 しかし、母の父シンボリルドルフだけだと勝ち上がり率.292しかないが、父がブライアンズタイムになると一気に.667と急上昇。これは買いでは? なんて言っても、サンプルが3頭じゃデータにならんか(苦笑)。

 次に写真の馬体を見て行きたい。
 とは言っても、私は馬体に関してあれこれ言えるほど知識がないので簡単に触れると、なかなか艶があって何となく締まって見えて結構私好みの馬体だったりする。が、引っかかるのは「私好み」というその一点。
 今までの経験から私が好みで選んだ馬は、大体体が弱く故障しがちで、1年に1回ぐらいしかレースに出走しなかったりするんだな、これが。この写真を撮影したのが何月なのか知らないが、まあ、まだ1歳なんだし、これからの成長次第でどう変わるかわからないので、やはり秋ぐらいまでは様子を見たいところです。

 う〜ん、しかし、このままじゃどうもいいとこなしのようになってしまうので、少しは見どころあるところを。
 募集馬パンフのコメントには、生産者の武岡氏の談話として
 「過去タケノベルベット、リーゼングロスなどがいたが、それらより上」
 とある。
 タケノベルベットより上ということは少なくとも今というと秋華賞は勝てるってことだよな。でもってリーゼングロスよりも上となると桜花賞ももらったようなもの。
 まあ、クラブの言うことだから話半分ぐらいに聞いた方がいいとしても、G1のひとつは堅い・・・何だ、軽く元取れるじゃん(笑)。