新春の1月11日、吉備津神社には早朝から初詣の参拝客が次々と石段を上がってきました。
国宝建築の本殿、拝殿の平成の大修復が終って初めて迎える新年に、[比翼入り母屋造り」と呼ばれる
優雅で豪壮な威容が一段と美しく、朝日に映えた朱色の彩色や飾金具の金色が燦然と輝いて厳粛な気分になります。
この朝9時過ぎ岡山県鳶土工連合会の法被姿も粋で凛々しい皆さんが、昇殿して安全祈願の後、
一年の安全と一般への感謝をも込めた口上を述べられ、纏振りの後、「はしご乗り」を奉納、参拝者に披露しました。
支え手の鳶口で支えられた青竹のはしご(6.7m)に
乗り手の方が交互に或いは二人一組で登り、「祈世界平和や奉祝吉備津神社の垂れ幕を広げ、
はしごの頂上や途中で数々の形を演技されました。
息を呑むような演技に参拝者は感嘆と感動の拍手を送りました。
最後は全員の目出度い「木遣り歌」が朗々と響き渡って新春に相応しい気分になり、最後はいきごみ込めた一本締めで終りました。
江戸火消しの心意気を引き継ぐこの勇壮な伝統行事に参拝者は、初春から元気を貰い受けたことでしょう。


(ご参考‥本殿の高さである棟高(土台下端から箱棟上端まで約12mです。)