播州三大祭りの一つと言われる「北条節句祭り」は東播磨の加西市北条町・住吉神社(上の画像)の例祭です。
平成22年は、4月3,4日(土、日)両日とも盛大な祭礼行事が住吉神社周辺で行われました。
私は4日、バスツアーで午前11時頃から3時間、御旅所の大歳神社での見学が中心ですので祭り全体の一部です。
午前11時から大歳神社では「屋台御旅所入り」が始まりました。東西(東郷・西郷)の氏子地区に14基ある屋台が威勢のよい掛け声で
次々と入って参りました。
豪華絢爛の化粧屋台、四隅が反り上がった山形の布団屋台は一級の芸術品です。
重量感のある屋台が境内に勢ぞろいしての煉り回しや差し上げは、熱い男衆の心意気の見せ場をつくり、、祭りを盛り上げます。


[屋台御旅所入り]と「龍王舞」の動画をBlog「とっさんの備忘録」でご覧になれます。


屋台御旅所入り


   屋台御旅所入り                             東郷・龍王舞

区長と呼ばれる祭りの重役の方達は、各地区の屋台を先導して
来られました。
山高帽にモーニングの礼装、この祭りに対する
崇敬の念が窺われました。


神事「龍王舞」御旅所では午後1時から東郷に続いて
西郷の龍王舞が奉納されました。
鳥兜に天狗の面、舞楽を思わせる装束で古式豊かに
舞納めます。
猿田彦の天孫降臨の道案内の様子を表したものと
説明があります。
保安3年(1122)に始まったとあるもう一つの神事
「鳥合わせ」とあまり違わない時代に始まったとされる
伝統ある舞ですが、とても新鮮にも感じました。
(兵庫県重要無形民俗文化財)


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