美作市尾谷にある西成田返照院・顕密寺では
毎年2月の第一日曜日にこの寺におまつりしている
五大力明王の威力にあやかって力自慢を競う
伝統行事が行われます。
寺伝によれば、後鳥羽上皇が承久の変(1221)に
敗れて隠岐に流される途中
,この寺に立ち寄られた際
近郷の農民がもち米を持ち寄って大きな重ね餅を献上
したとの故事に由来したと伝えられたとあります。
五大力餅の功徳が書かれていましたが、
昔から五大力餅会陽(五大力明王)に参拝すると

「福智の力」が授かると同時に「除厄」になるという
言い伝えがあり
参拝の人々は、寺の玄関に置かれた
餅にさわり、厄をはらう仕草や祈願の申し込みを
していました。


子 供 力 も ち 会 

大鏡餅は上餅と下餅とありますが、子供の部は重さ53キロの上餅を持ち上げて
いつまで持ち堪えられるかその持続時間を競う力比べです。
小学1〜6年生50名ほどの元気一杯の少年少女の参加で行われました。
親達や参拝人の声援の飛ぶなか優勝は小学5年生男子のの3分22秒でした。


柴 灯 大 護 摩 供

五大力明王堂で祈願をした山伏達による柴灯護摩我行われ、願い文奏上、法弓、法剣などの儀式に続いて
護摩壇に火が点けられます。
勢い良く燃え上がる白煙が辺りを包み、唱える般若心経、錫杖のリズム、投ぜられる祈願を込めた護摩木、
真言密教の秘法に神秘を感じます。


五 大 力 も ち 会 陽

午後1時から五大力明王の祈願を受けた力士(参加者)の登場です。
放送で14歳から69歳まで26名の幅広い年齢層です。
五大力餅重量大きさは次のとおり。
上餅  直径80センチ  重量 53キロ
下餅  直径90センチ  重量 81キロ
大三宝 1メートル四方     48キロ
ロープ及び布           3キロ
総重量           計  185キロ
スタート地点で数人の世話役の人の助けを借りて胸まで持ち上て、
反対に向きを変え一歩一歩前進する競技ですが、スタート地点で
185キロの重量に耐え切れず投げ出す力士も続出しましたが、
挑戦するその意気や壮とすべきで五大力明王のご利益もあろうかと
考えられました。
結局下の写真の方が19.45メートル運び見事優勝されました。
声援と拍手で境内は沸きに沸きました。
(昨年の優勝は17.55メートル)