2004.9.14

300年の伝統を有する天下に名高い岸和田だんじり祭
のバスツアーに参加しました。
先ずびっくりしたのがだんじりに携わる人の多さ。
だんじりの綱を引く者、前テコ、後テコの役割、マトイなどを
持つ者など1臺のだんじりに500〜1000人が就いて
いるそうです。
実際に数えられませんが、走り出した一団の1塊を100人
として観覧席から瞬間に数えても500人は優にいます。
だんじりは、各町に1臺、全体で34臺とか、
これだけ大規模な祭りの統制の執れた組織運営、
人口20万人の岸和田市民挙げてのエネルギーと
パワーに感心します。
また、だんじりは總ケヤキ造り、彫刻や飾に職人の技と粋を
凝らした豪勢さ、高さ約3.8m、重さ約4トン、
各町ごとに統一された祭衣装で、男性は凛々しく、女性は
小粋で躍動感溢れる絵巻物を見ている感に
満たされました。

岸和田港の三叉路の大通りに観客席が設けられ、左右から合流しただんじりが交互に次々とやりまわしを行います。会場では、
一斉に走り出すので暴走することもあると危険性をしきりにアナウンスしています。
1臺のだんじりの前後の集団が走り出し、一斉に大きく回転するやりまわし、だんじりの屋根の上で飛び跳ねる大工方の踊りに
大観衆の視線が一斉に集中、正に岸和田だんじり祭りの華です。