兵庫県南西部播磨地方の神社の秋祭りに登場している屋台が、世界遺産国宝姫路城三の丸広場に集結して
豪壮な屋台練りが行われるというのでやってきました。
このイベントは2004年から始まって5回目ですが、
来秋から姫路城の「平成の大修理」が行われるので、今年で一応最後ということです。
今年出場の屋台は八幡地区(上浦田、西浦田)、荒川地区(町坪、中地、玉手、岡田、井の口、西庄)の8台です。
昨日の雨のため、1日順延となったこの日は好天気となり、屋台が進むJR姫路駅前の大手前通りから
姫路城三の丸広場までには両側にバリケードがめぐらされ、
観客の安全と屋台の一団が広々と進められようにしてあります。
午前9時頃、各地区の屋台はトレーラーに載せて運ばれてきました。
午前10時、上記の順番で大手門通りから三の丸広場に出発を始めました。
先頭は幟、次いで地区の子ども会、統一色のシデの竹を持った年配の警護役、
舵取り役の棒端、重さ約2トンの屋台を担ぐ練り子と呼ぶ若衆は80人くらいと世話係の一団です。
棒端、練り子らは、揃いの短い法被や襦袢を着用し、廻しをお尻にきっちりと締め、鉢巻に足袋で
日本の男の祭り姿に播磨男の気概が感じられて勇ましくて格好よいです。

Blog「とっさんの備忘録」では各屋台を大きな画像(800×450ピクセル・100KB)でご覧になれます。
こちらからどうぞ別ウインドウで開きます。


幟を先頭に大手前通りを進む荒川地区の西庄

桜門橋を渡る荒川地区岡田、橋上で差し上げ


正午ごろ、世界陸上2007大阪大会
閉会式に出演もした
「倭太鼓飛龍」の豪快な
太鼓演奏がありました

躍動的な太鼓のリズムがが祭り気分を
弥が上にも昂揚して会場に響き渡り、
観客を魅了しました。



正午頃の太鼓演奏の後、午後の屋台練りが開始されました。
姫路城の天守閣を仰ぐ三の丸広場は、播州の祭り屋台と男達の最高の舞台と言えましょう。
西側観覧席からの撮影です。勇壮にして豪華絢爛、ときにはマーチングバンドのドリルのように一列で整然として動いたり、
掛け声も勇ましく、差し上げ、練り合わせを繰り返して、高所からの見物では動く錦絵のように美しく見えます。
播州の男意気に感動しました。