質問者:かおり さん
長年ピアノを弾いていますが、音大ではなく普通の四年制大学に入学しました。
将来はピアノを教えたいのですが、「せめて短大の保育科くらいは卒業しないと無理だ」と先生に言われました。
金銭的な事情でピアノ科はあきらめましたが、グレードは独学で6級を持っています。
今の大学を中退して、短大の保育科にでも入りなおしたほうがいいのでしょうか?
回答者:そぼQさん
ピアノを教えるのに “保育科くらいは卒業しないと無理だ”…とは、随分乱暴なアドバイスじゃなぁ。
せっかく4年制大学に入学したのに、やめる必要は全くないと思うよ。
『あざみノ会』の会員さんにも、かおりさんのような人が何人かおる。
「普通大学で一般常識・教養を積み、広い視野をもってピアノやエレクトーンを指導したい」と、その人たちはおっしゃる。
もちろん音大で習う程度のことは、演奏に限らず みなさん勉強しておるし、グレードも5〜4級を取得していっとるよ。
ヤマハの講師になった人も 何人もおるし、
一応4年制大学を卒業して後、もう一度 音大の演奏家コースに入学して研鑽を積む人もおる。
肩書きだけをもらいに短大に行くんなら、そんなもったいない話は無いで。
かおりさんは独学で6級を取得したらしいが、それだけの根性があるんなら大丈夫じゃ。
音楽理論や演奏をしっかり教えてくれはる先生に習うて努力すれば、5級くらいはすぐ受かるはず。
音大や保育科を卒業しての〜ても、素晴らしい音楽力や指導力のある先生は よ〜けいてる(注:たくさんいらっしゃる)。
音大や保育科を卒業しとっても、力不足がミエミエの先生は案外多い。(立派な先生も多いのは勿論じゃが。)
日本という国は まだまだ古い世襲にまどわされる傾向にあり、肩書き・ブランドに飛びつく人が結構多い。
グレード5級以上は取得しとったほうが、今の世の中・今後のためには良策じゃと思うで。
自分のレベルの目安になるし、あっても邪魔にはならんからな。