18 そぼQ そぼくな質問 ピアノ科の学生がピアノ教室に通うのは… 2005年6月25日 2005年版へ戻る
そぼQ コラム 夜中の電話 パート2
そぼQ インフォメーション

≪そぼQ そぼくな質問≫
質問者:チカ さん
現在ピアノ科の2年です。
受験の時に今の大学の先生に教えてもらっていて、大学の授業も同じ先生になりました。
受験の時は結構細かく教えてもらっていましたが、大学での授業は冷たくなり、
その先生のピアノの授業は度々休校になりますが、振替えもありません。
ピアノの弾き方について質問をしても適当な返事しか返ってこないので、非常に困ります。
私は言葉が上手く出てこないので、先生にいつも言い負かされてしまいます。
何とか言い返してやりたいのですが、どうやったらいいでしょうか?
ピアノ科の学生がピアノ教室に通うのは、恥ずかしいことでしょうか?


回答者:そぼQさん
それなら一番手ごろなお手本があるがな。
国会の衆議院予算委員会の質疑応答を聞いてみな。
“質問者(A)”と“答弁者(B)”の 頭の回転の良し悪しがバッチリ勉強できるし、かけ引きもわかってくる。

(A)の質問に対して、あさっての トンチンカンの返事をする(B)たち。
その答弁を聞いて 何の反論も出来ん(A)もおるし、再度嫌味ったらしく説明して 質問しなおす(A)もおる。
このやり取りで一番面白いのが、M党:Kさん 対 J党:KさんのKK対決。
おとぼけを勉強したいならJ党:Kさんを研究すりゃあええし、突っ込みならM党:Kさんがピカイチじゃな。
しかし このおとぼけは嫌われ確率75%じゃから、使いすぎんように気を付けるようにな。

どっちにしても、大学の先生はピアノ教室の先生ほど親切じゃあねえから、期待すると腹が立つでぇ。
大学のピアノ科に行っているのにピアノ教室でレッスンを受けるなんぞとは実に情けない事のようじゃが、こういう人は案外多いんでぇ。
あんただけじゃあねぇから心配せんように。
わからんのなら、習いに行かにゃぁ しょうがないもんな。



≪そぼQ コラム≫    「夜中の電話 パート2」

ルルルルーッと、夜中にまたまた電話の呼び出し音。
「先輩〜、お願いがあります。」と妙に真面目な声。
「どうしたんじゃい?」と聞くと、
「“無料おたすけ演奏講座”を受講したいんすが、口聞いてもらえますか?」と。

以下、その時の会話。
「即興演奏のノウハウを 無料で教えてもらえるなら、何が何でも受講したいんす。
どうして たった3名だけなんすかねぇ。どうせするなら、せめて10名はして欲しいすわ。
狭き門に もぐり込みたいんで、何とかして下さいよ。まだ空きはあるんすか?」 と。

「グループ10名で120分やっても、効果が上がらんから…とは聞いとるでぇ。
効果が上がらんと やる意味がないんで、3名が限界らしい。
問合せはあっても、イマイチ踏ん切りの付かん人が多いらしいから、まだ空いとんちゃうかな。
それにしても、おまえさん。受講資格から 大はばにハズレとんちゃうか?」
「先輩、何言うとるんすかぁ。
一応5級は持ってますが、基本を教えてもらえるんなら 参加せん手はないでしょうが。
しかし、倉敷の人は オクテですなぁ。オレなら、たとえ7級レベルでも 6級言うて参加しますよ。
上手く ごまかして、何とかしてくださいよ。かばん持ちでもエエですから。」

「おまえなぁ、そねぇな話なら直接教室に頼めや。今何時じゃと思うとんなら。」と怒鳴りはせず、
「ところで、先日の夜中の電話も おまえさんじゃろう?」と聞くと、
「先輩、またまた何言うとるんすかぁ? そんな電話してませんで。じゃあ、お願いしま〜す。」と、電話を切られた。
明日 目覚めた時忘れんように、しっかりメモっておこう。