35 そぼQ そぼくな質問 (発表会の)出演料を返してもらえと言います。 2005年12月15日 2005年版へ戻る
そぼQ コラム イルミネーションを楽しみたい
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≪そぼQ そぼくな質問≫
質問者:研ママ さん
今月4日にピアノの発表会がありました。
その3日前急に 息子が“子供会ソフトボール”の選手に選ばれたため、
「試合がすんでから行くので、その時に弾かせてほしい」と先生に相談したら、「発表会は休んでください」と言われました。
試合が終わってから会場に行くと ラストの中学生が弾いていたので、弾かせてほしいと頼んだら「プログラムがおかしくなるから」と断られました。
はじめて選手に選ばれた喜びと、出演したいという息子の気持ちを 全く理解していない先生だと思います。
友人に相談したら、演奏させてもらえなかったのだから 出演料を返してもらえと言います。そぼQさんは どう思われますか?


回答者:そぼQさん
『わざわざ会場に行ったのに 正当な理由無く ピアノを弾かせてもらえなかった場合は、出演料金の返却を求めても良い。』
⇒これは世の中の、正しい理屈です。
しかし、研ママさんや あんたの友人の言うておることは、世の中の常識から考えると 屁理屈に相当します。

発表会3日前に 急に選手に選ばれた息子さんが 試合に出たいんなら、ピアノの発表会は欠席するべきでした。
同じ日の、同じ時間帯に行われる行事に 二股をかけると、どちらも うまくいかないはずです。
どちらかに決めるように、お母さんが 息子さんを諭すべきじゃったと思います。
両方とも出られる…と錯覚させられた息子さんにとっては、多少可愛そうでも 良い薬になったんではないですかな。

今回のあんたらの行動は、ピアノの先生を 完全にバカにしておりますな。
先生は 出演者全員が上手に聞こえる様に 苦心してプログラムを組まれ、それに向けてのレッスンも されたはずです。
発表会の出演料は、単に 会場でピアノを弾くだけの料金ではありませんぞ。
その上、適当に行った順にピアノを弾くんなら、通常レッスンと変わらんじゃぁねぇですか?
お互い規律を守らんと できるモンもできんようになりますし、摩擦が生じます。

考えてみてくだされ。筋肉を目いっぱい使って ソフトボールをした後、繊細なピアノが弾けるわけは無い。
鍵盤に手を置くと、手から肘全体が笑う(筋肉が、ピクピクけいれんする)と思いますよ。

何事も自己中心に考えておられたら、子供さんの教育はできませんよ。
『二兎を追うものは、一兎も得ず』という諺があるのを ご存知でしょう。我慢することも、教えにゃぁイケン。
もう少し 他人様の迷惑も考えて行動されたほうが、よろしいんじゃ ありませんかな?
それにしても、今の世の中は“過保護”を通り越して “盲目の愛”の親が多すぎますなぁ。ご立派、ご立派!!!



≪そぼQ コラム≫    「イルミネーションを楽しみたい」   

『あざみノ会』のスタジオでは、12月に入ると クリスマス・ツリーを飾るのが恒例じゃが、毎年少しずつ デコレーションが変化しておるのは 楽しいもんじゃ。
ここのツリーは それ自体が真っ白で、清楚な感じがする。
今年のデコレーションは 金と青で統一してあり、大人の雰囲気が好きである。

教室の玄関前には大きな“ヒイラギ”が植えてあるので、イルミネーションの好きな そぼQが 毎年提言しておる事がある。
真っ白な塀と、この“ヒイラギ”に イルミネーションを施そうではないか。絶対にきれいじゃ…と。
しかし毎年帰ってくる言葉は、
「教室のツリーの電飾でも100個ある。あの場所に飾るには、最低でも5000個はいるよ。 一体誰が飾り付けるんじゃ? 
飾り付けの終わった頃には、“ヒイラギ”の棘(とげ)で あっちこっち血だらけになっとるでぇ。」という理由で、毎年却下されておる。

性懲りも無く 今年も提言ではなく 懇願したが、やはりダメじゃった。
仕方がないんで、好きなキャンドルを部屋中に灯して楽しむしかないか。
キャンドルスタンドを10個くらい並べて灯すと、結構存在感はある。
この明かりを楽しみ、ワインを飲みながら、「来年こそは…」と くどき文句を考えておる 今日この頃である。