2 そぼQ そぼくな質問 スウィングの曲で八分音符が続く時の演奏の仕方について 2008年1月15日 2008年版へ戻る
そぼQ コラム ご心配をおかけしました
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≪そぼQ そぼくな質問≫
質問者:匿名さん
そぼQさんの質問コーナーいつも楽しみにしています。
私は今、エレクトーン3級の勉強をしています。
自由曲でジャズを練習しているのですが、八分音符が続く時の弾き方をいつも注意されてしまいます。
先生は八分音符が続く時は跳ねないで弾くようにと言われます。
楽譜のテンポ表示の後に 八分音符は跳ねて弾くようにと表記されているのに、跳ねないで弾くって意味が分らないです。
音を聴いて判断したいと思って いろいろ曲を聴いてみたのですが、
裏拍にアクセントがついても跳ねているように思うのですが。跳ねて聞こえるのは自分の耳が悪いのでしょうか。
跳ねないで弾くという意味がわからないので 5級の時からジャズは試験で避けてきました。
でも3級ではなんとか弾きこなしたいので アドバイスいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。


回答者:そぼQさん
質問中の“跳ねる”という言葉は大雑把過ぎて(いろんな意味にとれる為)、何を指しているのか よくわかりません。
ジャズを練習する上で「八分音符を跳ねる・跳ねない」という言い方は 初心者程度の生徒に説明する言葉であって、
3級の勉強をしとる上級生徒や その指導者の言葉とも思えません。
5級の時から現在までそれを理解できず 悶々と悩んでおられた匿名さんの忍耐力には、恐れ入る?他はありませんな。
何で その先生に納得出来るまでトコトン質問せんのんか、そぼQには全く理解できません。

今回は JAZZに精通されておる『あざみノ会』の先生のご意見を伺い、それをまとめました。
「実際の演奏を聞いていないので詳しいことはわかりませんが…」と前置きをされての説明です。

●“JAZZ(スウィング)=跳ねる” これはあまりにも漠然としており、完全な言い方ではないような気がします。
連なる八分音符を弾く時の割合の目安は、
1)超速いテンポの曲は ♪:♪= 1:1 に限りなく近く、
2)中位のテンポの曲は ♪:♪= 2:1 くらいで、
3)遅いテンポの曲は   ♪:♪= 3:1〜4:1 くらいになり、単に“跳ねる”では解決できません。

●匿名さんの先生が言われる「八分音符が続く時は跳ねないで弾くように」の意味として考えられること。
あなたの弾き方はスウィングではなくて、シャッフルになっているのではないでしょうか?
スウィングは(♪の)裏拍を少し長めに感じて、通常は1フレーズをレガートに弾きます。
阿波踊りのように『チャッカ・チャッカ・チャッカ・チャッカ』とスタッカート気味に弾いてしまうと、完璧なシャッフルになります。

従って あなたの先生は「一音一音を切らないようにレガートに弾きなさい」と本当は伝えたかったのに、
説明が足らず、「跳ねないで弾くように」と簡単な言葉で片付けてしまったのかも知れません。
あなたの先生に、模範演奏をお願いすることですね。
『間違った弾き方』と『正しい弾き方』の両方を演奏してもらい、聞き比べてみるとすぐにわかるハズです。

【付録】どのフレーズも全てレガートで弾いてしまうと、ベタついたような 暗〜いノリのJAZZになってしまいます。
インパクトを与える為に あえて一音一音を切って弾いたり、♪:♪= 1:1で弾く場合もあります。

以上を参考にして下さい。
兎に角 わからんのじゃったら、習っている先生にスッポンのように喰らい付いて聞きなはれ。
JAZZをマスターするには、相当な努力を要しますよ。




≪そぼQ コラム≫   【ご心配をおかけしました】

「2008年最初の記念すべきコラムを読んだら、そぼさんがぶっ倒れとった。おいおい、忘年会のやり過ぎと違うんか?
酒もタバコも止めたほうがエエで、何なら“禁煙パイポ”でも見舞いに送ろうか?」
とか、
「なんやあ、香典用意しとったのに生きとったんかぁ。」とか、
「先輩〜、再起不能なんならHP管理人 こっちにまわして下さいよ〜。 余ったタバコも貰い受けま〜す。」とか、言いたい放題言うて来よった。
そのくせ、「新年会はいつがエエ? 決めてぇなぁ。飲めんでも会費は免除せ〜へんでぇ。」と。

ウルサイわい、残念ながら元気になったよ。
病院へ行ったら、タバコも酒も止める必要は無いと 先生が言うとったでぇ。
月末には祝い事で フランス料理のコースと、和食のコースの2回がすでに予約済みじゃぁ。
変な心配してくれるんなら、みんなも全快祝いをしてくれ〜!!
相変らず2008年も、愉快なウルサイ奴等とのお付き合いが続くことじゃろ〜なぁ。

ここで真面目な話。
メールや電話や伝言でお見舞いを下さった方々、本当にありがとうございました。
ご心配やご迷惑をおかけしましたが、お陰さまですっかり元気になりました。
今後はメールの返事も順調にできると思います。

「これからも よろしQ!」…これ、頂いた伝言の言葉。