14 そぼQ そぼくな質問 5級グレードを受けようと…、エレクトーンの即興がうまくできず困っています。 2010年5月15日 2010年版へ戻る
そぼQ コラム 不思議な数字
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≪そぼQ そぼくな質問≫
質問者:ゆかりん さん
5級グレードを受けようと思っていますが、エレクトーンの即興がうまくできず困っています。
短大のピアノ科を出ているので楽譜どおりは簡単に弾けますが、メロディーをくずことができません。
効果的な方法があれば教えてください。
エレクトーンはHSで練習していますが、習いに行かないと無理でしょうか。

回答者:そぼQさん
ずいぶんクラシックな楽器をお持ちなんですな。
趣味ではなくグレード受験をされるなら、試験機種であるSTAGEAに触って慣れていないと難しいんちゃいますか。
使い方もHSとは大幅に変わっていますし、フロッピーディスクも使えません。
即興でも、試験に臨むにはある程度のデータは作っておくべきですよ。
楽器を買いかえされないなら、STAGEAで教えてくれる所に習いに行くかレンタルするかをまず考えるべきでしょう。

即興の効果的な練習方法は、
1)まずは簡単な曲を選ぶ。
 簡単な曲とは T,W,X7程度のコードでできている8〜16小節くらいのもので、よく知っている童謡なんかが適している。
2)次に何のリズムでやるかを決めて、メロディーはいじらないでそのリズムに合った音色と伴奏形を工夫して弾いてみる。
 8ビート、スウィング、ボサノヴァ、タンゴ、ワルツ…いろいろありますがな。
 伴奏系のパターンは、CDを聞くなりして勉強してください。
3)その次はメロディーのリズム変奏をしてみる。
 音程を変えないで4分音符なら8分音符で細かくしたりシンコペーションにしたり、逆に2分音符に長くしてみたりと。。。
 勿論、伴奏をつけて弾いてください。
4)こんどはメロディー・ラインをいじってみる。
 跳んでいる音と音の間に橋をかけてつないだり、近くで音がもたもた動いている場合は音を跳ばしてやる。
 要するに、楽譜とは反対の“あまのじゃく”を実践すれば良いんです。

1曲を1週間くらいかけて練習すれば、最初よりはかなり変わった演奏になっているはずです。
止まらないで、少々のミスは無視して弾き続けることです。
他人のシャレた演奏を聞くのも大いに勉強になると思いますよ。
ホントは即興を丁寧に教えてくれるところに習いに行ったほうが早道なんですが、、、頑張ってください。




≪そぼQ コラム≫   【不思議な数字】

「総務省は7日、地上デジタルテレビ放送に関する浸透度調査の結果を発表した。
地上デジタル対応機器の3月の世帯普及率は60.7%に増加し、
岡山県の地デジ受信機の世帯普及率は76.7%で全国で3位」 と新聞で読んだ。

県内の友人7人に尋ねてみたら、誰一人として地デジ受信機(テレビ、チューナー、レコーダ等)を持っておらんかった。
調査結果からすれば、5人は必ず持っている計算なのに不思議じゃなあ…と、
ここで聞き流せばよかったんじゃが、性格が邪魔をして疑いを持ったので調べることにした。

受信機の普及率と言うのは、
「受信機の普及台数」を元に、これまでに販売された受信機が各世帯に全て平等に行き渡ったと仮定して計算する数字のこと。
例えば、1世帯で地デジ対応テレビ2台を持っていると「2世帯に普及した」ことになり、
1世帯で地デジ対応のテレビとレコーダとチュ−ナーを持っていると、これは「3世帯に普及した」という計算になる。

今回の調査は『社団法人中央調査』が担当し、3月に実施でサンプル数は12,375人。
調査方法は郵送調査で、対象者は全国47都道府県の男女15歳以上〜80歳未満の個人。
どうして80歳以上の人は対象にしなかったんかな、数字上の普及率が下がるからかな?

常識で考えても、提示された数値には納得できない。
国が行う高い費用を使っての調査なら、確実に正しい数字を提示するべきじゃと思うが、
5年ごとに実施される「国勢調査」でさえいい加減なんじゃから押して知るべしか…。
2005年の調査の時、そぼQの友人二人には調査書が回って来んかったんじゃから、2人分は確実に間違いである。
※国勢調査⇒国内の人口、世帯、産業構造等などについて調査

そういえば日本テレビで『視聴率不正操作問題』があったな。
これはモニター世帯の割り出し時点で、しっかりと視聴率確保の根回しをしたんじゃったよな。
国勢調査でさえ正しくないんじゃから、この手の数字は疑ってかかったほうが無難ということになるか。

締めとしては、全世帯がテレビを受信する必要は全くないのではないかということ。
テレビに費やす無駄な時間をやめれば時間にゆとりが出来、人間の心が豊かになるのではなかろうか。
“ながら”をするにはラジオに限る。