15 そぼQ そぼくな質問 娘が公立中学の1年生で、音楽が好きで…吹奏楽部に入りました。 2010年5月25日 2010年版へ戻る
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≪そぼQ そぼくな質問≫
質問者:ももっち さん
娘が公立中学の1年生で、音楽が好きでフルートをしたかったので吹奏楽部に入りました。
毎日長時間の練習で帰宅が遅く、土日にも出かけていきます。
疲れ果てて帰宅し、夕飯をすませて寝るだけの毎日です。
トップクラスだった成績も下降気味で、そのうえ教える人はど素人だったのです。

コンクールで金賞をとるための練習らしいのですが、好きだった音楽も嫌いになりかけています。
これが部活の目的だとしたら、入部した意味がありません。
個人で習いに行かせたほうが、時間も体力も有意義に使えます。
高校入試に有利になるから残れとひきとめられていますが、どう思われますか。


回答者:そぼQさん
『部活動の意義や留意点について、「スポーツや文化及び科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感、
連帯感の涵養等に資するものであり、学校教育の一環として、教育課程との関連が図られるよう留意すること」と規定されている。』と難しい言葉で書いてあった。
簡単に言えば「部活動は生徒のための教育活動であり、
自発的に希望する生徒が参加し、心身の鍛錬をはかるとともに高い技術の向上を目指す活動である。」となるらしい。

上級生と下級生の信頼関係を築いたりすることなどにより,社会生活を営む上で必要な協調性,連帯感などを培うことができる。
上下関係や礼儀、友達とのつきあいなどの望ましい人間関係の育成を図ることもできる。
…ともっともらしいことも書いてあったが、そぼQに言わせれば公立中学の部活は自己満足の典型じゃと思うとります。

それに「高校入試に有利になるから…」と部活に残っていても、ほとんどメリットはないみたいですよ。
全国大会での“金賞”なら大いに役に立つとは思いますが…。

何で部活に入ったのかと聞くと、
@友達といっしょに遊べると楽しいから…とか、
A友達とおしゃべりができると楽しいから…という、お上の思惑からは全く外れた不純な動機の子供がほとんどでした。
友達と一緒でないと一人では何も行動が起こせない子供が増えています。

健全な肉体と精神力を養い高い技術の向上を目指したいなら、先ずは健全な生活を送ることから始めるべきです。
まともに寝起きをし、規則正しい勉学と食生活を維持できて初めてまともな事ができる…と教えるのが教育です。
また技術の向上を目指したいなら、「素人よりは専門家に指導を請うのが一番」じゃと誰もがわかっておるんじゃないですか。
吹奏楽部にいれば、夏休みは今以上に過酷な生活を強いられるはずですよ。
「休日は体を休めるために存在する」という基本的なことを忘れてはいけません。

部活とは自発的に希望する生徒が参加するものらしいので、自発的に退部しても良いのではないでしょうか。
スケジュールをきちっと組んで生活すれば、『帰宅部』の人には夢のような未来が待っているはずです。




≪そぼQ コラム≫   【最近のコマーシャルは】

民放テレビを見ると、似たようなコマーシャルがやたらと多い。
子供を使ったものや、サプリメントと保険会社と消費者金融とパチンコが特に目に付く。

日本人はロリコンが多いとされているので子供を使えば受けるらしいが、どうもこれが出てくるとチャンネルを変えてしまう。
口が回らない男の子と、歌がうまくない女の子。
あの子たちは周りの大人にチヤホヤされて、自分はすごいんだと“勘違い”しとるように見える。
したり顔でしゃべるクソ生意気な子供は、どうも好かん。
適当な子供の言葉に惑わされ大金を使う大人にも、嫌悪感を持ってしまう。
子供は無邪気な方が一番カワイイよ。

またサプリメントはいろんなタレントが宣伝しておるが、あれって本当に体に良いと思っているのかな?
病院で薬を処方してもらう時に医者は、「サプリメントを飲んでいないでしょうな。」と必ず聞く。
医薬部外品の物はいろんな混ざり物が多いので、飲まない方が良いとは確実に思う。
特に“漢方”として売られているものは、ひどいと聞いた。
純正の漢方薬はその人間に合えば効果は増すが、飲みやすく配合されたものは下手すると逆効果になってしまうらしい。
そのようにお粗末なものを大々的に宣伝し販売しておるのもおかしな話じゃし…。

外資系保険会社の「持病があっても入れます」とか「高齢者でも入れます」のコピー文句には大きな裏があるし、
「ご利用は計画的に…」のコピー文句には、
「バッカじゃないの。計画性がないから仕方なく高利で借りてるんじゃ。善良者ぶるんじゃない!」とつい怒鳴ってしまう。
また競馬は一応公営ギャンブルじゃから良しとしても、パチンコのCMを日中にしつこく流すのは如何なものか。
全く世の中狂っておる。

とにかく社長がうるさいCM、上から目線の言い方をするCM、名前も知らない若いタレントのCMはどれも嫌いじゃ。
好きなのはJRのCM。
JR東海の『そうだ京都、行こう』シリーズと、JR西日本の『三都物語』と『DISCOVER WEST 宮島編』は特に好きじゃ。
絵が綺麗で、音楽も似合っていて、見ていてほっとする。
日本人の心が豊かになってくると、このようなものが増えるんじゃがなぁ。