23 そぼQ そぼくな質問 ピアノ発表会のDVDを記念になるから買うようにと先生から言われました。 2010年8月15日 2010年版へ戻る
そぼQ コラム 戦争
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≪そぼQ そぼくな質問≫
質問者: ガッチャン さん
頼んだわけではないのに、ピアノ発表会のDVDを記念になるから買うようにと先生から言われました。
全体の通しが50,000円で、自分の演奏だけだと20,000円だと言われました。
出演料10,000円と、先生へのお礼が5,000円、写真も自腹なのでかなりの出費です。
他人の演奏は勉強になるからと言われますが、出演者はあまり上手でない小さな子供が数人なので必要ないような気がします。
七五三のような衣装を着せた過保護な親の立場で考えてみても、無駄なように思います。
成人は私一人なのですが、そぼQさんはどう思われますか。自分の演奏は一応録音してあります。


回答者:そぼQさん
日本舞踊や琴・三味線、バレエなら、御礼は最低でも一人2〜3万円が相場みたいですが、ピアノ発表会でも強制なんですか?
まあ発表会を開催するには、先生はかなりのご苦労をされると思います。
先生が決めたにしても、5,000円の御礼なら当然じゃと思いますよ。

しかしDVDはちょっと考えモンですな。
最近は、『記録(写真やDVD)がメインで、演奏は付録』という薄っぺらな発表会が多くなりました。
本来は『演奏がメインで、記録は副産物』であるべきなのに、価値観のズレなのか大きく変化してきました。
一瞬のうちに消えてしまう音楽は至上の芸術ですから、記録は単なる記録であり感動も薄れてきます。
先生の素晴らしい演奏が記録されておるなら買う価値はあるかもしれませんが、初心者の他人様の演奏だけならチョッと…な。

写真も購入するんじゃし、ご自分の演奏を録音してあるなら、それで十分ではありませんか。
そぼQなら、DVDはハッキリとお断りをすると思います。




≪そぼQ コラム≫   【戦争】

大東亜戦争終結後、65年。
終戦の日とは日本の“無条件降伏”が国民に公表された日、すなわち玉音放送が流れた8月15日である。
この終戦記念日に関したテレビ番組があちこちで流れておったが、どれも上っ面だけをなめたようにきれいにまとめられていた。
これが大東亜戦争の全てじゃと報道するのは製作者の思い上がりであり、大きな誤りでもある。
戦地におもむいたり原爆をあびた人だけが気の毒なのではなく、一部を除いた一般国民も非常に気の毒なのである。
戦争で亡くなった方よりも、生き残って今を生きている方の方が数段お気の毒なのではなかろうか。

戦前・戦中・戦後を生きてきた現在80余才の老女は、
「戦前から天皇家は神と教えられてきた。
3月10日の東京大空襲の中からやっと生き延びてきたけど、いつの時代も困難な生活を強いられるのは善良な庶民のみ」と言う。
このご老人の口から戦争の悲惨さを何回も聞かされたが、……………。
「私の人生は戦争で狂ってしまった。これは死ぬまで変わらない。」と、最後はいつもこの言葉で締めくくる。

今朝のニュースで、
「菅総理大臣と17人の閣僚は、15日に靖国神社に参拝しない意向を示しており、
終戦の日に参拝しないのは、政府が把握している昭和60年以降、初めてのことになります。」と報道された。
菅総理大臣は戦没者墓苑を訪れ大戦で犠牲となった310万人に献花し、その後政府主催の全国戦没者追悼式で哀悼の意を表明した。
靖国神社参拝で表向きだけのパフォーマンスをする議員よりは、よっぽど人間的な行動じゃと感じた。

日本の戦争の歴史は長い。
※織田信長は野心を持って京まで上り、本能寺で命を落とした。
※信長を襲撃して殺した明智光秀は“三日天下”に終わり、名も無き雑兵に首を落とされた。
※光秀の軍勢を倒した豊臣秀吉は天下を取ったが、我が子秀頼に譲った途端に徳川家康に破れ豊臣家も1代(2代)で終わる。
※徳川家は15代続き江戸で華やかに元禄時代を築いたが、名君あり、バカ将軍ありで幕末を迎え明治維新となる。

その後60年にわたり、自民党が長々と腐敗した政治を行ってきた。
最近は名総理が誕生し日本も新しく生まれ変わったかのように見えたが、またもや現在の日本は戦国時代と変わらない内紛だらけ。
日本の政治・教育・人格すべてが良くなるのはいつのことなのか?
そぼQもそれを見届けるまで生きておれるかどうか、自信は全く無いが。