2
2013/1/15
そぼくな質問 楽器を持っていない人間は習ったらだめなのでしょうか。 2013年版へ
戻る
コラム 信じる者は救われる
インフォメーション

≪そぼくな質問≫
質問者: 匿名 さん
昔から夢だったエレクトーンを習い始めました。
エレクトーンは欲しいのですが高くてまだ買えないので持っていません。
先生がしつこく楽器を買うように言い、無くては上達しないので困ると言われました。
楽器を持っていない人間は習ったらだめなのでしょうか。


回答者:そぼQさん
習うのには楽器を持っていなければダメ…という決まりはありません。
しかし何も持たないで練習に通うだけでは、先生のおっしゃるように上達は遅いと思います。

エレクトーン演奏には、両手用の鍵盤と足用の鍵盤を使うのはご存知ですよね。
練習はどうされているのでしょうか?
近い将来に楽器購入を考えていらっしゃるとは思いますが、新品でなく中古楽器という手もありますよ。

あなたがどこまでのレベル習得を希望しているのかはわかりませんが、
たとえ1曲だけ弾きたいのであっても、楽器はあったほうが楽しく早く習得できるはずです。




≪コラム≫   【信じる者は救われる】

「信じる者は救われる」と言うが、どこまで心から信じていいのか疑問である。
目に見えるものや聞こえる綺麗なものだけを信じている人は、確かに救われているとは思う。
騙されているとはみじんも疑わず、妥協しているとも気づかず納得している人は幸せな人なのであろう。

物事を全て否定するのは愚かなことだと認識しているし、
“者”でも“物”でも、ある程度は信じて行動を起こさねば前には進めないこともわかっている。
しかし3回までの裏切りは寛容の精神で許せても、それ以上は全身全霊を持って対処しなければならないのである。
この絶望を希望に変えようとする気持ち・行動は、自分を信じているからこそ出来得る事なのかも知れない。

本音を言えば、対外的には「人を見たら泥棒と思え」の精神も、十分磨かなければ生きてはいけないと思っている。
それは、衣食住全てに他人様がかかわってくるからである。
物を買うのには、品質やサービスをしっかりと見極めねばならない。
買う時だけは良い顔をしておきながら、その後のサービスは手抜きが多い大手企業も少なくないからだ。
この嘘の世界で綺麗に騙されて生きるのは非常に楽なのだが、後に残るのは“無だけ”と理解すべきなのである。

信じてみたいサンプルの取捨選択と実行、騙されないための知識の習得。
これらを死ぬまで勉強せねばならないが、若くはない体に鞭打つのはかなりきつい作業なのである。
幾つになっても「救われたい」と願うのは決して堕落ではない…と自分自身に強く言い聞かせているこの頃である。

周りを見れば 信じたくない事だらけではあるが、
最後には「信じる者は救われる」という心地良い言葉にすがってしまうのであろうか?