質問者:匿名さん
大学のピアノ科を希望していたので、高校生になってピアノの先生をかわりました。
今までの先生は「上手だね、頑張るともっと上手になるよ。」といつも優しくほめてくれました。
今度の先生は厳しいだけで、基礎からやり直しをされます。
弾き方も自分の頭で考えなさいと言い、全部は教えてくれません。
わからないからレッスンに通っているのに、行くのがいやになりました。
私は限界なのでしょうか?
回答者:そぼQさん
褒めて育てられたあなたは 褒められる事が当たり前になっているのでしょうね。
厳しいレッスンに耐えられる根性が備わっていないのです。
褒めちぎられた瞬間から、あなたの努力する能力は置き去りにされてきたように思えます。
どんなに簡単な大学のピアノ科でも、それなりのレベルは必要なのです。
1〜10まで全てを教えてもらったら(押し付けられたら)、あなたは先生のコピーになってしまいますよ。
あなたの音楽性を伸ばしてあげたいという思いで、「自分の頭で考えなさい」というレッスンになっているのだと思います。
それを理解しない限り、今の先生に習う事はあなたのレベルでは無理なのでしょうね。
自分の限界は、自分で気づくのはなかなか難しいことです。
ダメかと思っても、頑張ってみると案外出来るものなのです。
使い切ったと思っているマヨネーズの容器でも、頭を使えば最後の一滴までもしぼり出すことが出来るように…。
頭を使い、自分なりに工夫してみる時間はとても大切なのです。
全てを他人に頼っていては、今以上の進歩は望めません。
(肉体的にダメージがある場合は、当てはまりません)
≪コラム≫ 【強い精神力】
ATPファイナルズ 2019の、ナダルとメドベージェフの試合はすごかった。
ナダルは第3セットに2度のブレークを許して1-5と追い込まれた。
この時点で「ナダルの負けか…」と誰もが思ったことだろう。
が、マッチポイントをしのいで勝利したのである。
もともとのテクニックはある人だが、それ以上の強い精神力に感動してしまった。
窮地に追い込まれても、自分を信じて戦う気持ちがとても大切なんだと 改めて教えられた。
フェデラーとジョコビッチの試合も見ごたえがあった。
高いレベルのプレーは、朝5時に起きて眠い目をこすりながら見ても損は無く、とても楽しい時間だった。